• 更新日:2024/09/24

FPとは、人生における資金計画を通して、人々の夢や目標を実現に導く、いわばお金のスペシャリストです。お金と暮らしにかかわる幅広い知識が得られることから人気の国家資格となっています。

FP資格では、ライフプランニングと資金計画、不動産、タックスプランニング、相続・事業承継、金融資産運用、リスク管理の合計6つの分野を扱います。このうちFP3級試験は入門的な内容が問われるものです。

FP3級は比較的難易度も低く、独学でもとれる資格といわれています。しかし自分一人では自信がもてないという人も多いでしょう。

この記事はFP3級合格を独学で目指している人に向けて、FP3級に独学で合格するための勉強時間の目安や勉強方法をFP3級の概要とあわせて解説しています。FP3級の内容や受検資格についても触れています。ぜひ参考にしてください。

このページを簡潔にまとめると・・・

  • FP試験は、1~3級の3つにわかれており、FP3級試験はその入門資格に位置付けられている。
  • FP3級は独学でも合格が目指せて、合格に必要な勉強時間は、80〜150時間程度。
  • FPは保険会社、不動産会社、銀行、士業(弁護士・税理士など)などで活躍できる。

FP3級試験とは

ファイナンシャルプランナー(以下FP)試験は、1~3級の3つにわかれており、FP3級試験はその入門資格に位置付けられます。受検資格は、「FP業務に従事している者または従事しようとしている者」と定められているものの、実際には誰でも受検可能です。そのため、金融、保険、不動産などの業界に関わる人だけでなく、学生や主婦も受検しています。

FP3級は独学でも合格を目指せる資格

FP3級は、独学で合格している人もたくさんいます。つまり、しっかりと対策すれば独学で合格できる試験だということです。

独学でも合格を目指せる背景には、市販のテキストや過去問が充実している、マークシート択一式なので勉強しやすい、合格率が高い、といった理由があります。ただし、いかに合格率が高いとはいえ、テキストを読んだだけで理解したつもりになってしまうなどの理由で、不合格となるパターンもあるため注意しましょう。

以下で、独学で合格を目指すための勉強時間、勉強方法などを詳しく解説します。

FP3級に独学で合格するために必要な勉強時間

まずは、FP3級に独学で合格するために必要な勉強時間の目安を確認してみましょう。

FP3級に必要な勉強時間の目安

FP3級に必要な勉強時間は、80〜150時間程度が目安です。例えば、1日2時間勉強をするなら、2~3カ月程度の期間が必要であると考えられます。

元々なんらかの理由で金融や保険などの知識がある人や、関連事業における実務経験のある人、ライフスタイルの違いなどがあるため、実際には個々人の状況によって必要な時間数は異なります。自分にあった無理のない勉強時間を確保することが、合格への早道です。

FP3級合格に向けた勉強スケジュールの立て方

FP3級に合格するためには、1日に何時間勉強できるかを考え、その時間を元に試験までに必要な期間を計算します。

あるいは、受検する試験日に合わせて勉強を開始する時期を決める方法もあります。試験は全国のテストセンターにてお好きな日を選んで受検できるCBT試験です。 自分が受検したい時期から逆算し、1日の勉強時間もかんがみながらスケジュールを立てましょう。

FP3級に独学で合格するための勉強方法

FP3級に独学で合格するためには、基本的な知識をしっかり身につけることが重要です。ここでは基本的な知識を身につけるための具体的な方法について解説します。

インプットとアウトプットをしっかりおこなう

勉強するにあたっては、インプットとアウトプットをしっかりおこないましょう。具体的には、最初にテキストを読み込み、次に過去問や問題集を繰り返し解く方法がおすすめです。さらに問題を解いて間違えたところは、都度テキストで確認し、正しい答えを確認することも重要です。

過去問や問題集を繰り返し解く

とりわけ過去問や問題集をたくさん解いておきましょう。なぜなら、繰り返し問題を解くことは理解を深めるために必要だからです。

加えて、FP試験は過去に出題された問題からの流用が多いため、過去問を活用することがなお重要になります。繰り返し解くことで出題傾向がわかるだけでなく、本番形式で解くことも役立つでしょう。過去問は公式ホームページからも入手できます。

最新の法改正情報を集める

独学では、法改正情報を集めることが大切です。なぜ法改正情報を集める必要があるかというと、試験には「最新の法改正内容」が反映されるためです。

したがって、これらは古いテキストや過去問では注意が必要な部分となります。常に最新の法令改正に対応している問題集、質の高いテキストを使うように留意しましょう。

実技試験対策のポイント

FP3級試験の実技はマークシート形式のため、学科と同様の勉強方法で対応が可能です。また出題範囲も学科と同じであるため、学科対策同様に過去問を繰り返し解き、出題傾向を掴むことができます。ただし制限時間が学科より短いことから、時間内に解く練習をしておくのがおすすめです。

なお学科試験と実技試験を別々に受検することもできますが、現実的には同時合格を目指して対策をおこなったほうがいいでしょう。別々に受検してしまうと、間が空く間に法改正がおこなわれ、再度勉強をしなおさなければならないこともあるためです。もちろん、もし同時に受検して片方だけ合格した場合は、後日残りの片方を再受検できます。

独学に不安がある人は通信講座の利用もおすすめ

独学に不安がある人は、通信講座の利用も検討してみましょう。体系化されたメソッドをもつ通信講座を利用することで、合格に向けて効率よく勉強できます。通信講座は最新の法改正にも対応しており、ポイントを押さえた教材選びという点でもメリットのある選択です。

FP3級を受検する理由

FP3級を受検する理由は人によってさまざまですが、実用的なお金の知識を身につけることができる点は多くの人にとって受検の動機となっています。またさらなるステップアップを目指して、FP2級の受検資格を得るために3級を受検する人も多くいます。

FP3級の資格取得のメリット・活かせる仕事

FPは保険会社、不動産会社、銀行、士業(弁護士・税理士など)などで活躍できる資格です。またFPの資格にプラスして、複数の試験に合格して資格を得ることで、仕事に活かしている人も多くいます。

FP3級の知識は幅広い業種や日常生活で活かすことができますが、就職や転職に役立てたい場合にはFP2級以上の資格取得が望ましいでしょう。FP3級は、2級の受検資格のひとつとなっています。したがって2級取得のために3級で基礎知識を身につけるのもおすすめです。

まとめ

FP3級は生活に応用できる知識が手に入る、人気の国家資格です。合格率が高いため独学で挑戦する人も多いですが、不安があるなら通信講座を利用し、確実な合格を目指す道がおすすめです。

ユーキャンのファイナンシャルプランナー(FP)講座なら、勉強期間6カ月で試験にあわせて合格を目指せるプログラムです。教材は常に最新の法改正に対応しており、受講中の法改正情報も適宜お届けします。ご受講開始から1年間にわたって添削、質問、法改正サポートなどのサービスを受けられるのも心強いメリットです。

FP3級の合格を目指すなら、ぜひご検討ください。

生涯学習のユーキャン
この記事の監修者は生涯学習のユーキャン

1954年設立。資格・実用・趣味という3つのカテゴリで多岐に渡る約150講座を展開する通信教育のパイオニア。気軽に始められる学びの手段として、多くの受講生から高い評価を受け、毎年多数の合格者を輩出しています。
近年はウェブ学習支援ツールを拡充し、紙の教材だけでは実現できない受講生サポートが可能に。通信教育の新しい未来を切り拓いていきます。

よくある質問

FP2級と3級の違いは?

FP2級は、3級の出題範囲に加えて、法人のファイナンシャル・プランニングが追加されています。3級は個人資産に関連する相談業務に必要な技能を身につけるのに対し、2級はさらに中小企業の資産相談業務の内容が加わるため、より専門的な知識が必要です。

FP技能士、AFP、CFP…同じFP資格なのに違いは何?

FP技能士は国家資格、AFPとCFPは民間資格です。FP技能士には期限がないので生涯有効ですが、AFPとCFPには期限があります。

FP試験の申込み方法は?

個人の方がファイナンシャル・プランナー資格試験を受検するには、「受検申請」という手続きを行います。受検申請は、書面の受検申請書を郵送する方法と、インターネットで手続きをする方法の2種類があります。

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ファイナンシャルプランナー(FP)は税金、保険、年金などの幅広い知識と視野を持ち、ライフプランの設計を行うお金の専門家。 有資格者は、金融・保険・不動産など、さまざまな業界で求められるため、就・転職が有利に!独立・開業も可能なほか、身につけた知識は日常生活でも役立ちます。
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