ファイナンシャルプランナー3級・2級の勉強時間の目安は?効率的な勉強法で試験合格を目指そう!
ファイナンシャルプランナー(FP)3級・2級の勉強時間や勉強方法、試験概要を解説します。
ファイナンシャルプランナー(FP)の年収は、1,000万円を超える人もいれば、一般的な会社員と同程度の人もいるなど、働き方によって大きく異なります。
この記事では、ファイナンシャルプランナー(FP)の資格取得を検討している人に向けて、年収や給料、資格の種類などについて解説します。独立や年収アップを考え中の人は、ぜひ参考にしてください。
ファイナンシャルプランナー(FP)の収入は働き方によって異なります。ここでは、働き方を「勤務型」、「独立型」および「副業型」の3つに大別して、それぞれの年収や給料を紹介します。
勤務型ファイナンシャルプランナーとは、勤務先の企業で知識やスキルを活かして働く方法です。銀行や保険会社、不動産会社、証券会社などではファイナンシャルプランナー(FP)の資格が重視されており、資格を取ると資格手当が支給される場合もあります。各業種における年収の目安は以下の通りです。
なお、給料の金額は企業規模や基本給によるところが大きいです。就職や転職の際は、勤務先の雇用条件をよく確認するようにしましょう。
独立型ファイナンシャルプランナーとは、企業に勤めるのではなく、独立して収入を得る働き方です。主な収入源はファイナンシャルプランナー(FP)としての相談料です。日本FP協会が実施した2011年の調査によると、平均的な相談料は1時間あたり6,300円でした。
ファイナンシャルプランナー(FP)は実績と信頼性が重視される仕事です。独立しても経営がうまくいかなければ、会社員の平均年収を下回りかねません。一方、顧客数や営業力によっては1,000万円以上の年収も狙えます。勤務型FPは自社商品しか扱えませんが、独立型FPはさまざまな商品を扱える点で有利です。
副業型ファイナンシャルプランナーは、本業で働きながら副業としてファイナンシャルプランナー(FP)の仕事に従事する方法です。セミナー講師や金融商品の販売代行、文筆活動など収入を得る方法はさまざまです。将来的に独立を目指す場合でも、本業があればファイナンシャルプランナー(FP)としての経験が積みやすくなります。
副業で得られる年収は働き方や経験によって異なり、月収50万円以上を得ている人も少なくありません。
厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」をもとに計算した従業員数別の給料とボーナス、年収を一覧表で紹介します。
従業員数別 | 給料 | ボーナス | 年収 |
---|---|---|---|
1000人以上 | 43万円 | 167万円 | 686万円 |
1000人以上 | 43万円 | 167万円 | 686万円 |
10~99人 | 51万円 | 166万円 | 777万円 |
小規模の企業にはベテランのファイナンシャルプランナー(FP)が多く、高い給料や年収を得ている傾向にあります。ファイナンシャルプランナー(FP)として小規模の企業への就職や転職を目指す場合は、これまでの実務経験や営業実績が求められます。
厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」をもとに計算した年代別・男女別の給料とボーナス、年収を紹介します。
ファイナンシャルプランナー(FP)の給料や年収のピークは40~50代です。また、どの年代でも男性のほうが女性よりも年収が高くなっています。資格を取得すれば、男女ともに活躍できる仕事といえるでしょう。
年代 | 給料 | ボーナス | 年収 |
---|---|---|---|
20代 | 29.5万円 | 70.5万円 | 418.5万円 |
30代 | 41万円 | 149万円 | 641万円 |
40代 | 51万円 | 188万円 | 799万円 |
50代 | 52万円 | 181万円 | 808万円 |
60代 | 36万円 | 81万円 | 513万円 |
年代 | 給料 | ボーナス | 年収 |
---|---|---|---|
20代 | 32万円 | 80万円 | 460万円 |
30代 | 48.5万円 | 193.5万円 | 779万円 |
40代 | 62.5万円 | 261万円 | 1012万円 |
50代 | 61万円 | 234.5万円 | 963.5万円 |
60代 | 37.5万円 | 75万円 | 528.5万円 |
年代 | 給料 | ボーナス | 年収 |
---|---|---|---|
20代 | 25.5万円 | 62万円 | 372.5万円 |
30代 | 32.5万円 | 107万円 | 497.5万円 |
40代 | 37万円 | 125万円 | 567.5万円 |
50代 | 39.5万円 | 124万円 | 593.5万円 |
60代 | 31万円 | 105.5万円 | 475.5万円 |
ファイナンシャルプランナー(FP)は、お金に関する幅広い知識を活用して、顧客の夢や希望にアドバイスする「お金の専門家」です。ここでは、主な仕事内容2つについて解説します。
ファイナンシャルプランナー(FP)の仕事は、顧客の「お金の現状」をヒアリングするところから始まります。ヒアリングした内容をもとにバランスシートやライフイベント表、キャッシュフロー表などを作成して、必要になるお金の額を算出します。顧客の希望や立場に寄り添いながら、将来を見据えた最適なライフプランを作成します。
作成したライフプランを実現するための資産設計をすることも、ファイナンシャルプランナー(FP)の仕事です。顧客の相談に応じて、理想的な将来につながる資産設計について、具体的にアドバイスします。顧客の利益になる金融商品を紹介することも重要な仕事です。
ファイナンシャルプランナー(FP)の仕事自体は資格がなくてもできますが、専門知識があることを証明するために資格を取得するのが一般的です。ファイナンシャルプランナーの資格には、国家資格と民間資格の2種類があります。
ファイナンシャル・プランニング技能士(FP技能士)は国家資格です。1~3級のランクがあり、3級は入門編です。資格を業務に活かしたい場合は2級以上を狙いましょう。FP技能士の資格には有効期限がなく、更新の必要もありません。日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会)と金融財政事情研究会(きんざい)の2団体が技能検定を実施しています。
「AFP」と「CFP(R)」は、日本FP協会独自の民間資格です。
「AFP」は、日本FP協会が認定した教育機関で「AFP認定研修」を修了し、2級FP試験に合格することで取得できる資格です。2級FP技能検定に合格後、登録手続きをすれば、「AFP」と2級FP技能士のダブルライセンスの取得が可能です。
「CFP(R)」は「AFP」の上級資格です。AFP認定者と日本FP協会が認定した大学院で、所定の単位を取得した人のみが試験を受けられます。国内唯一の国際認定資格でもあり、1級FP技能士と同じくらい高い難易度です。「CFP(R)」と「AFP」には有効期限があり、資格維持のためには定期的な研修を受ける必要があります。
日本FP協会が実施するファイナンシャルプランナー(FP)資格試験の概要と出題範囲について解説します。
学科だけでなく実技でもマークシート形式を採用している点が特徴です。
学科の試験科目は3級と同じですが、より詳細で実践的な知識が問われます。
1)学科
科目は3級と同じ
1級の学科試験は日本FP協会では実施していません。金融財政事情研究会での実施となりま
2)出題範囲
科目は2~3級と同じ
「CFP(R)」の審査試験は年2回、6月と11月に行われます。試験日程は1回につき2日間で、1日3課目の試験が実施されます。資格認定を受けるためには、通算3年以上の実務経験が必要です。
独学は、コストを抑えながら気軽に始められますが、教材選びやスケジュール作成などをすべて自分で行う必要があります。
スクールや専門学校は、専用の教材を用いた講義を直接講師から受けられますが、比較的費用は高めで、多忙な方は時間割に合わせづらい点があります。
通信講座は、独学やスクール・専門学校の「いいとこ取り」が可能です。わかりやすい専用の教材が使える点や自分の都合にあわせやすい点が魅力です。スケジュール管理も通信講座に一任できます。
いずれの勉強方法の場合も、1日2~3時間で3カ月程度が目安です。
ファイナンシャルプランナー(FP)の給料や年収は、働き方や実務経験によっても異なります。資格があれば知識が得られるだけでなく、顧客の信頼も得やすくなり、年収アップや独立にもつながります。
ユーキャンのファイナンシャルプランナー(FP)講座は、日本FP協会の「AFP認定研修」に該当する学びの場です。実務経験がない人でも、講座を修了すれば2級FP技能検定に挑戦できます。「スマホ学習」や動画講義、質問回答サービスを上手に活用して、効率的にFPの資格取得を目指しましょう。
1954年設立。資格・実用・趣味という3つのカテゴリで多岐に渡る約150講座を展開する通信教育のパイオニア。気軽に始められる学びの手段として、多くの受講生から高い評価を受け、毎年多数の合格者を輩出しています。
近年はウェブ学習支援ツールを拡充し、紙の教材だけでは実現できない受講生サポートが可能に。通信教育の新しい未来を切り拓いていきます。
FP2級は、3級の出題範囲に加えて、法人のファイナンシャル・プランニングが追加されています。3級は個人資産に関連する相談業務に必要な技能を身につけるのに対し、2級はさらに中小企業の資産相談業務の内容が加わるため、より専門的な知識が必要です。
FP技能士は国家資格、AFPとCFPは民間資格です。FP技能士には期限がないので生涯有効ですが、AFPとCFPには期限があります。
個人の方がファイナンシャル・プランナー資格試験を受検するには、「受検申請」という手続きを行います。受検申請は、書面の受検申請書を郵送する方法と、インターネットで手続きをする方法の2種類があります。
ファイナンシャルプランナー(FP)は税金、保険、年金などの幅広い知識と視野を持ち、ライフプランの設計を行うお金の専門家。 有資格者は、金融・保険・不動産など、さまざまな業界で求められるため、就・転職が有利に!独立・開業も可能なほか、身につけた知識は日常生活でも役立ちます。
ユーキャンの「ファイナンシャルプランナー(FP)」講座は、受講生の9割は初学者。わかりやすいテキストと充実のサポート態勢が魅力の講座です。