• 更新日:2024/09/24

ファイナンシャルプランナー資格は、どうすれば取得できるのでしょうか?
試験日程は? 難易度や試験範囲は? 受検前に知っておきたい試験のことをご紹介しましょう。

このページを簡潔にまとめると・・・

  • ファイナンシャルプランナーの資格試験は年3回実施。
  • 試験は学科試験と実技試験からなり、学科試験は4択式のマークシート方式、実技試験は記述式。
  • 学科試験と実技試験を同時でも別々でも受検することが可能

試験はいつ行われているの? 誰でも受検できるの?

ファイナンシャルプランナーの資格試験は年3回実施されています。

これは、国家資格である2級FP技能士と、民間資格であるAFPのどちらを取得する場合でも同じです。

なお、2級FP技能検定はAFPの試験を兼ねていますので、2級FP技能検定に合格すれば日本FP協会へ登録するだけでAFPの資格も取得できます。

  • ご注意ください!(2024年8月更新)
    2級FP技能検定は2025年4月1日(火)より全国のテストセンターで随時受検ができるCBT(Computer Based Testing)試験へ移行されます。
    これに伴い一斉方式のペーパー試験は、2025年1月試験(FP協会)または2025年5月試験(きんざい)をもって終了となる予定です。
    なお、出題形式や合格基準に変更はありませんが、CBT試験のお申込みはWeb申請のみとなります。

    試験についての詳細は下記をご確認ください。
    日本FP協会 https://www.jafp.or.jp/
    一般社団法人金融財政事情研究会(きんざい) https://www.kinzai.or.jp/fp

2級FP技能検定には受検資格があります。

以下のいずれかに該当していれば受検できます。

1.日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了した者
2.3級FP技能検定、または厚生労働省認定金融渉外技能審査3級の合格者
3.FP業務に関して2年以上の実務経験を有する者

つまり1にあるように、認定された講座を修了すれば、保有資格や実務経験にかかわらず、誰でも受検することができるのです。

試験内容は?

試験は学科試験と実技試験からなります。
学科試験は4択式のマークシート方式、実技試験は記述式です。

実技試験の記述式には、択一、語群選択、空欄記入の各形式を含みます。 学科試験、実技試験とも正答率6割で合格できます。試験範囲は以下の通りです。


●学科試験

ファイナンシャル・プランニングに関する下記の分野から出題されます。

・ライフプランニングと資金計画
・金融資産運用
・タックスプランニング
・リスク管理
・不動産
・相続・事業承継


●実技試験

ファイナンシャル・プランニングの相談業務に必要な下記の項目について、各科目における図表等の読み取り、諸計算、提案書作成技術、係数表の利用、事例に沿った分析・提案などの技能を審査します。

1.関連業法との関係及び職業上の倫理を踏まえたファイナンシャル・プランニング
2.ファイナンシャル・プランニングのプロセス
3.顧客のファイナンス状況の分析と評価
4.プランの検討・作成と提示

学科試験、実技試験ともに、計算機(電卓)を持ち込むことができます。計算問題では計算機を使って解答することができるので、計算が苦手な方でも安心です。

受検の手続は試験日の約2ヵ月前から、郵送またはインターネットで行えます。また合否は試験日から約1ヵ月半後に発表され、インターネットから照会することができます。

試験に関する詳細は、実施団体である一般社団法人 金融財政事情研究会か、日本ファイナンシャル・プランナーズ協会のウェブサイトから確認できます。受検前には詳しい日程を確認しておきましょう。

  • ご注意ください!(2024年8月更新)
    2級FP技能検定は2025年4月1日(火)より全国のテストセンターで随時受検ができるCBT(Computer Based Testing)試験へ移行されます。
    これに伴い一斉方式のペーパー試験は、2025年1月試験(FP協会)または2025年5月試験(きんざい)をもって終了となる予定です。
    なお、出題形式や合格基準に変更はありませんが、CBT試験のお申込みはWeb申請のみとなります。

    試験についての詳細は下記をご確認ください。
    日本FP協会 https://www.jafp.or.jp/
    一般社団法人金融財政事情研究会(きんざい) https://www.kinzai.or.jp/fp

学科のみ、実技のみの受検は可能?

学科試験と実技試験を同時でも別々でも受検することが可能です。

ファイナンシャルプランナー資格の特徴のひとつが、学科試験と実技試験を同時でも別々でも受検できること。合否判定も個別に行われ、一部合格はその試験実施日の翌々年度末まで有効です。
学科試験、実技試験のどちらか一方に合格した場合、もう一方の試験だけに改めてチャレンジできるので、忙しい方でも計画的に合格を目指すことができます。

まとめ

ファイナンシャルプランナーの資格試験について、試験日程や試験範囲について詳しく解説しました。

2級FP技能検定には受験資格がありますが、ユーキャンのファイナンシャルプランナー講座は日本FP協会の認定講座のため、講座を修了することで受験資格が得られます。
また、ユーキャンなら「2級FP技能士」と「AFP」に対応しているため、1つの試験に合格すれば2つの資格が取得できます。

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この記事の監修者は生涯学習のユーキャン

1954年設立。資格・実用・趣味という3つのカテゴリで多岐に渡る約150講座を展開する通信教育のパイオニア。気軽に始められる学びの手段として、多くの受講生から高い評価を受け、毎年多数の合格者を輩出しています。
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よくある質問

FPは独学で合格できる?

独学での合格は可能ですが、教材選びに手間がかかる、法改正情報の収集に時間がかかる、受検資格の要件を満たすのが難しいといったデメリットがあります。手堅く合格を目指すなら通信講座がおすすめです。

FP2級と3級の違いは?

FP2級は、3級の出題範囲に加えて、法人のファイナンシャル・プランニングが追加されています。3級は個人資産に関連する相談業務に必要な技能を身につけるのに対し、2級はさらに中小企業の資産相談業務の内容が加わるため、より専門的な知識が必要です。

FP2級の実技試験はどれがいい?

FP2級の実技試験は全部で5種類あります。どの実技試験を受けたらいいか決めかねている場合は、日本FP協会の「資産設計提案業務」がおすすめです。

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