オンライン研修とは
オンライン研修とは、インターネット回線を通じて、パソコンやタブレットを利用して受講する研修方法です。Webシステムを活用することから、「Webセミナー」「ウェビナー」と呼ばれることもあります。多くのオンライン研修は、リアルタイムで実施され、コミュニケーションも双方向で行われます。インターネット環境が整っていれば、どこにいても受講可能です。
オンライン研修が注目される背景
オンライン研修が注目されている背景には、インターネット環境やリモートワークの推進などが挙げられます。インターネットのブロードバンド化によって、高速で大容量の通信が可能となり、2000年前後には一部の企業でオンライン研修が導入されました。2020年以降は、感染症対策や多様な働き方の実現手段としてリモートワークが推進され、オンライン研修も急速に広がりました。
eラーニングとの違い
eラーニングとは、インターネット回線を介して、Web上のコンテンツを利用して学ぶ学習形式のことです。受講者は、場所や時間を問わず受講できます。同じコンテンツを複数回受講することも可能です。eラーニングは、オンライン研修の1つとする考え方もありますが、この記事では、リアルタイム・双方向で行うものを「オンライン研修」と定義して解説します。
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オンライン研修とeラーニングの使い分け
オンライン研修は、インターネットを利用した研修のことです。ネット環境とパソコンやタブレット、スマートフォンといった端末があれば、場所を選ばずに研修を受けられます。一方のeラーニングも、オンライン研修と同様にインターネットを使い、さまざまな企業研修や教育サービスなどに活用されている学習システムです。
インターネットを使用するという点では、オンライン研修とeラーニングは同じ学習システムのように思えますが、基本的な仕組みが異なります。その大きな違いとは、オンライン研修の場合、使用する動画がリアルタイムによる配信であり「ライブ形式で実施される研修」であるのに対し、eラーニングの場合、使用する動画が録画による配信であるため「録画コンテンツの視聴による研修」である点です。一般的にはインターネットを介し、リアルタイムで講師と受講者がコミュニケーションを図りながら学べる手法がオンライン研修、受講者の好きなタイミングで動画や静止画などを見ながら一方的に学ぶ手法がeラーニングという認識となっています。オンライン研修は「双方向型」、eラーニングは「オンデマンド型」といわれており、それぞれの特徴を最大限に活かすためには「人材育成の強化」「教育研修の効率化」「働き方改革の推進」「学習環境」「費用対効果」など、研修の目的や自社のニーズによってオンライン研修とeラーニングを使い分ける必要があるでしょう。
オンライン研修の2つの形態
オンライン研修には、多拠点参加型と個別参加型の形態があります。
オンデマンド型
オンデマンド型とは、事前に録画した動画や静止画、スライドなどの教材を配信する研修形式です。講師と受講者がコミュニケーションを取ることはできませんが、受講者の好きな時間や場所でいつでも研修を受けることが可能です。また何度でも繰り返し受講できることから、予習や復習に最適なツールといえるでしょう。
ライブ配信型
ライブ配信型は、講師による講義を⽣中継する研修形式です。決められた日時に参加しなければなりませんが、受講者が講師に対して質問できる点や受講者同士のディスカッションが可能な点が大きな魅力です。講義の参加時間さえ守れば、会社や⾃宅、本社や地方拠点など、場所を選ばずにリアルタイムで研修を受けられます。
オンライン研修で必要なもの
企業がオンライン研修を実施する場合、以下のような環境やツールが必要となります。
①学習管理システム(LMS: Learning Management System)
オンライン研修をおこなうとき、その基盤となるものが学習管理システム(LMS)です。「eラーニングシステム」とも呼ばれ、受講者が学習する受講機能、受講者の受講履歴や成績、学習教材の配信や登録などを管理する機能となっています。Webブラウザ(Google Chrome、Safari、Microsoft Edgeなど)を用いたWebサービスとして提供されることが一般的です。
②Web会議ツール
インターネット回線とパソコンやタブレットなどの端末を使用し、遠隔地にいる複数人の参加者とともに、映像や音声をリアルタイムで通信・共有できます。これがあれば、気軽にライブ配信やグループディスカッションなどが可能です。代表的なWeb会議ツールには「Zoom」「Microsoft teams」「Skype Meet Now」「Google meet」などがあります。
③教材(コンテンツ)
講義に適した教材(コンテンツ)も、オンライン研修に欠かせないツールです。教材の形式には「資料アップロード型」「テキスト修飾型」「ストーリー型」などがあります。近年では、講師が実際におこなう授業風景を撮影した「動画収録型」の教材が最新のトレンドです。⾃社のオリジナル教材を作成・使⽤する企業も少なくありません。
④インターネット環境
オンライン研修を実践するため、インターネット環境の整備が必須です。インターネット回線には、おもに「光回線」「モバイル回線」「CATV(ケーブルテレビインターネット)」といった3種類の接続方法があります。快適なインターネット環境を整えるには、建物の構造や自社の規模など、利用条件に最適な回線を選ぶことが重要です。
また上記以外にも「外付USBカメラ」「マイク(ヘッドセット)」「照明」「HDMIケーブル」「スイッチャ」「キャプチャ」「黒板」「研修用資料・台本」などの機材を揃えることにより、より高品質なオンライン研修を実施できます。
オンライン研修の知っておきたい特徴
オンライン研修は、いくつかの有用な特徴を持っています。ここでは、知っておきたいオンライン研修の特徴について解説します。
グループワークも可能である
オンライン研修では、参加者全員で研修を進行するだけではなく、グループワークを実施することも可能です。一部のWeb会議ツールに付属している、受講者を少人数のグループに分ける機能を利用することで、グループワークを行えます。グループに講師が入り、グループ別にコミュニケーションをとることも可能です。
チャットの利用が可能である
チャットを利用できることもオンライン研修の特徴の1つです。チャットによって、受講者はリアルタイムで質問でき、講師はすぐに回答できます。対面での研修やオンライン研修中に挙手して発言するより、質問しやすいこともメリットです。アンケート機能を利用して、受講者から要望や感想を受け取ることも可能です。
オンライン研修に向いている企業
オンライン研修を導入する場合、事前に自社のニーズと研修方法がマッチしているのか否かをしっかりと検討しなければなりません。オンライン研修に向いている、メリットを見出せる企業には、おもに以下のような特徴が挙げられます。
・新型コロナウイルスの影響から、自社の研修方法を見直す必要がある
・テレワークや働き方改革の推進をおこなっている
・人材育成や社内教育の強化を図りたい
・多様化する社会に向けた自社研修・学習システムの確立を目指している
・「拠点が複数ある」「変則的な勤務時間」などの理由から、集合研修の実施が難しい
オンライン研修のメリット【企業側】
オンライン研修には複数のメリットがあります。ここでは、主なメリットについて解説します。
メリット①開催場所を選ばない
オンライン研修は、場所を選ばずに開催できます。インターネットを利用するため、遠隔地にいる社員も移動の制約に捉われず、研修に参加することが可能です。これによって会場の確保や設営といった事前準備が必要なくなります。オンデマンド型の研修であれば、社員が自分のスケジュールで受講できる点も魅力でしょう。
メリット②研修のクオリティが保てる
研修のクオリティが一定に保てることも、オンライン研修のメリットに挙げられます。これは、基本的に参加するすべての社員が同じ教材を使い、同じタイミングで同じ教師による講義を受講できるからです。集合型研修と異なり参加人数や場所の制限がないため、大勢の参加者が知識や技術の習得、資格の取得、自己啓発などを一斉にすることが可能となります。
メリット③受講者の学習状況を一括管理できる
LMS(学習管理システム)を活用するオンライン研修では、ライブ配信の参加やオンデマンド配信の視聴といった受講者のログデータを一括管理することが可能です。また映像や音声をリアルタイムで通信できるWeb会議ツールを活用することで、講師が受講者の表情や声といった反応を通じ、研修に対する意欲や理解度などを細かくチェックできます。
メリット④教材の管理が簡単
インターネット上でデータを共有できるオンライン研修なら、受講者全員へ教材や資料の一斉配布が瞬時に可能です。紙媒体と異なり、場所を取らないうえに資源削減というメリットもあります。また教材や資料に訂正箇所が見つかった際、データの修正・改善を即座におこなえるなど、管理が非常に簡単です。
メリット⑤導入後のコスト削減を実現
オンライン研修を導入すれば、さまざまなコスト削減を実現できます。集合型研修をおこなう場合、講師や受講者の交通費・宿泊費、会場費用、各備品費用などが必要です。また研修の度に日程調整や会場手配などに時間がかかりますが、このような金銭的・時間的コストもオンライン研修であれば大幅にカットできるでしょう。
オンライン研修のデメリット【企業側】
デメリット①環境の整備が必要
オンライン研修に参加するためには、インターネット環境を整備する必要があります。特にWeb会議ツールを使う場合、インターネット環境が光回線による接続でなければ、動画が不安定になる恐れがあり、視聴が難しくなるかもしれません。そのため、オンライン研修に最適な環境を整える費用や手間などの負担がかかってしまいます。
デメリット②機器やツールの準備も必須
インターネット環境の整備と同様に、最低限の通信機器やツールを準備しなくてはなりません。パソコンやタブレット、Webカメラやマイクは必須です。またZoomなどのWeb会議ツールや、教材や資料を取得するデータなどのインストールが必要になることもあるでしょう。さらに、講義の内容次第では、印刷テキストの準備を求められます。
デメリット③環境や機器などのトラブル
インターネット環境や端末機器などのトラブルが原因となり、受講の際に支障が出る可能性があります。これがオンライン研修に参加する社員の最も大きなデメリットです。おもに視聴中の「動画が途切れる」「音声が聞こえなくなる」といったトラブルが挙げられ、最悪の場合、最後まで研修が受けられないかもしれません。
デメリット④コミュニケーションが図りづらい
オンライン研修の特性上、集合型研修と比較した場合、どうしても一体感や臨場感が希薄になりがちです。そのため「質問のタイミングが難しい」「空気感が読みにくい」など、周囲とのコミュニケーションが図りづらいと感じる社員もいるでしょう。また、画面を通じた講義なのに実技や実習を伴う内容となれば、受講者が戸惑うこともあります。
デメリット⑤自主性に左右される
オンライン研修は講義が単調になりやすい傾向があるため、参加時の集中力を保つことが難しいとされています。しかし、会社側が画面越しとなる社員の受講姿勢や理解度を管理するには限界があり、最終的に社員それぞれの意欲に委ねるしかありません。この観点から、受講者の自主性に研修の効果が左右される点もデメリットです。
オンライン研修のメリット【社員側】
メリット①スケジュールが調整しやすい
オンライン研修に参加する場合、細かい日程管理や会場までの移動時間などを考える必要がありません。インターネット環境と端末があれば、ライブ配信の時間にあわせたスケジュールを調整しておくだけで受講できるオンライン研修ならではのメリットです。オンデマンド配信なら、受講の時間すらも自由に調整できます。
メリット②環境があればどこでも参加可能
インターネット環境が整っていれば、場所を問わず、どこでもオンライン研修に参加することが可能です。遠隔の拠点や海外であっても、社員は気軽に講義を受けることができます。また、集合型研修にありがちな「周囲の物音や話し声がうるさい」「講師の声が聞こえづらい」などの問題を気にせず、講義に集中できる点も魅力です。
メリット③随時質問できる
ライブ配信型の講義であれば、チャット機能を利用し、講師に随時質問できる点も社員がオンライン研修に参加するメリットです。集合型研修の場合、大勢が揃う中で疑問点を挙手で質問しなければなりません。しかしチャットを使うオンライン研修の場合、その手間や精神的な負荷がなくなるため、気軽に質問ができます。
メリット④教材の管理が簡単
オンライン研修で使用する教材や資料は、基本的にデータとなります。そのため、教材や資料の管理が簡単です。また、教材や資料が紙媒体の場合「紛失・破損・汚れ」や、移動時に「重い・かさばる」といったリスクが生じやすくなります。しかし教材や資料がデータであれば、このような心配や負担も軽減できるでしょう。
メリット⑤社内のコミュニティが活性化する
オンライン研修に参加すれば、講師と受講者や受講者同士がリアルタイムで交流を図ることが可能です。普段なら顔を合わせる機会がない社員同士が気軽に意見交換できるため、社内のコミュニティが活性化されるでしょう。これにより結束力の強化が促進され、新たなアイデアが生まれるきっかけも期待できます。
オンライン研修のデメリット【社員側】
デメリット①環境の整備が必要
オンライン研修に参加するためには、インターネット環境を整備する必要があります。特にWeb会議ツールを使う場合、インターネット環境が光回線による接続でなければ、動画が不安定になる恐れがあり、視聴が難しくなるかもしれません。そのため、オンライン研修に最適な環境を整える費用や手間などの負担がかかってしまいます。
デメリット②機器やツールの準備も必須
インターネット環境の整備と同様に、最低限の通信機器やツールを準備しなくてはなりません。パソコンやタブレット、Webカメラやマイクは必須です。またZoomなどのWeb会議ツールや、教材や資料を取得するデータなどのインストールが必要になることもあるでしょう。さらに、講義の内容次第では、印刷テキストの準備を求められます。
デメリット③環境や機器などのトラブル
インターネット環境や端末機器などのトラブルが原因となり、受講の際に支障が出る可能性があります。これがオンライン研修に参加する社員の最も大きなデメリットです。おもに視聴中の「動画が途切れる」「音声が聞こえなくなる」といったトラブルが挙げられ、最悪の場合、最後まで研修が受けられないかもしれません。
デメリット④コミュニケーションが図りづらい
オンライン研修の特性上、集合型研修と比較した場合、どうしても一体感や臨場感が希薄になりがちです。そのため「質問のタイミングが難しい」「空気感が読みにくい」など、周囲とのコミュニケーションが図りづらいと感じる社員もいるでしょう。また、画面を通じた講義なのに実技や実習を伴う内容となれば、受講者が戸惑うこともあります。
デメリット⑤自主性に左右される
オンライン研修は講義が単調になりやすい傾向があるため、参加時の集中力を保つことが難しいとされています。しかし、会社側が画面越しとなる社員の受講姿勢や理解度を管理するには限界があり、最終的に社員それぞれの意欲に委ねるしかありません。この観点から、受講者の自主性に研修の効果が左右される点もデメリットです。
オンライン研修のポイント
オンライン研修をスムーズに進行するために、研修担当者はいくつかのポイントに気を付ける必要があります。ここでは、主なポイントについて解説します。
事前準備を入念に行う
インターネット環境や、マイク・カメラなどの機材の事前チェックを行い、当日のトラブルを未然に防ぐことが重要です。リアルタイムで研修を実施する場合、研修中にインターネット環境が悪くなる場合もあります。サブのインターネット回線を確保しておくことも効果的です。あらゆるリスクを想定して準備を行いましょう。
単調にならないよう工夫する
研修が単調にならないように工夫しましょう。オンライン研修は、パソコンの画面を見続ける体勢や、周囲に他の受講者がいない環境を理由として、対面の研修より集中力を維持しづらい傾向があります。研修中に受講者が発言する時間を設ける、休憩を適度に挟むといった、メリハリのある研修内容の設計が大切です。
ファシリテーターを設置する
講師と受講者の仲介役を担う、ファシリテーターを設置してください。多くの場合、オンラインでのディスカッションは、対面よりも困難です。ファシリテーターが参加者に発言機会を等しく割り振り、合意形成をサポートすることで、スムーズに研修を進行できるでしょう。
受講者もカメラをオンにする
受講者に対して、カメラをオンにするように促しましょう。受講者は「顔出し」で研修に参加することで、集中力が高まります。グループディスカッションも行いやすいでしょう。講師が受講者の反応を確認しながら研修を進行できることもメリットです。映り込んでしまう背景が気になるケースや、プライベートを保護したい場合は、バーチャル背景の活用を案内してください。
オンライン研修の注意点
オンライン研修を行う際は、テクニカルトレーニングを実施し、研修映像を録画しておくことが重要です。ここでは、それぞれの注意点について解説します。
事前にテクニカルトレーニングを行う
Web会議ツールのテクニカルトレーニングを行いましょう。オンラインの研修のスタイルに慣れていない受講者がいる可能性があります。参加方法が分からず、受講できないというケースも想定されます。必ず事前に機能の説明や受講上の注意などの資料を共有しておくことをおすすめします。
録画しておく
オンライン研修の映像を録画しておきましょう。従業員の勤務形態によって、研修の開催日程とのスケジュール調整が難しい場合があります。業務都合で、当日欠席や途中退席となってしまうケースもあります。研修を録画することで、いつでも受講できるようにしておきましょう。
受講済みの従業員にとっても、録画映像で復習し、理解を深めることが可能です。録画の際は事前にそのことを参加者全員に共有し、トラブルのないよう注意しましょう。
オンライン研修におすすめのツール6選
オンライン研修に利用できるツールは、数多く存在します。ここではおすすめの6つのツールについて解説します。
Zoom Meetings
Zoom Meetingsは、世界各国の企業で利用されているWeb会議ツールです。利用ユーザーが多く、使い慣れている人が多い点が魅力です。通信も比較的安定しており、高音質・高画質で配信できます。ブレイクアウトルームという機能を利用して、手軽にグループワークを実施することも可能です。
Google Meet
Googleのサービスの1つに、Google MeetというWeb会議ツールがあります。Google Meetを利用すると、会議を設定してリンクを共有するだけで、ミーティングを開催できます。参加者がGoogleアカウントを持っているかどうかを心配する必要はありません。Googleカレンダーやメールのリンクから直接会議に参加できることもメリットです。
Microsoft Teams
Microsoft Teamsは、会議や通話、チャット、資料共有など、多様な機能を実現できるツールです。会議機能では、最大10000人の大規模ライブイベントでも対応できます。マイクロソフトの他のサービスと連携できることもメリットとして挙げられます。高いレベルでセキュリティー対策も行われている点も魅力です。
V-CUBE セミナー
V-CUBEセミナーは、オンラインイベントやWeb研修の配信専用ツールです。アプリケーションのインストールは不要で、Webブラウザに接続するだけで利用できます。大規模な動画配信も可能で、配信トラブルに強いという特徴があります。配信に関するテクニカルサポートを得られる点も魅力的です。視聴ログから効果測定を行うことも可能です。
ジンジャーミーティング
ジンジャーミーティングは、業務でのコミュニケーションの多くをオンラインで実施できるWeb会議ツールです。1対1のビデオ通話や少人数でのWeb会議から、120名までの大規模会議まで対応可能です。会議内容を録画する機能があり、オンライン研修を受講できなかった従業員も、後日視聴できます。
LiveOn
日系企業が自社開発したWeb会議ツールの1つに、LiveOnという製品があります。LiveOnは、独自技術によって、高音質で高画質のオンラインコミュニケーションを実現しています。通信されるデータはすべて暗号化されており、機密性の高い会議も安心して実施できます。高品質なWeb会議が必要な企業や、高いセキュリティーが求められる自治体におすすめのツールです。
オンライン研修導入事例
多くの企業がオンライン研修を導入しています。ここでは、ユーキャンのオンライン研修を実際に導入した企業の事例についてご紹介します。
社会福祉法人仁摩福祉会
社会福祉法人仁摩福祉会では、「ビジネスコミュニケーション研修」を導入いただきました。研修や会議、施設への面会などのオンライン化が進む中で、リモートのコミュニケーションに疑問や不安があり、それを解消するためにオンライン研修を有効活用したいという背景がありました。
研修受講者からは「リアルとリモートの垣根は低い」「リモートには、今までつながれなかった人とつながれる楽しさがある」など、前向きな感想が寄せられました。
詳細はこちら
株式会社TSIホールディングス
グループ全体を横断した教育制度を整備中の株式会社TSIホールディングスでは、新入社員から役員までを対象とした階層別研修の実施を検討していました。そのために導入したカリキュラムが「セルフモチベーションアップ研修」です。さまざまな課題に対応すべく実践的なロールプレイングを含む柔軟にカスタマイズした研修では「コミュニケーションスキルの強化を図ることができた」「確かな手応えを感じている」との声があります。
株式会社荏原製作所
株式会社荏原製作所では、自己管理能力の向上を目的とした「セルフマネジメントトレーニング研修」を導入しました。導入のきっかけは、以前体験研修に参加した社員の「おもしろかった」「よかった」という感想です。課題や要望に最適な研修が実施できたため、参加全員が集中して講義を受けることができたという声があります。研修後は、習慣や思考がポジティブなものになり、仕事の成果につながっていると感じたとのことです。
株式会社ツクイ
ベテラン従業員に「イキイキと活躍してほしい」と考えた株式会社ツクイでは「40代・50代からのキャリアデザイン研修」を導入しました。その背景には「思うように働けない歯がゆさ」「知識や技術の活かし方がわからない」など、その年代特有の不安があります。同年代が集まった本音で話しやすい雰囲気の研修では、活発な意見交換もおこなわれ、受講者の自己肯定感が高まり、研修後もその効果が業務に反映されているとのことです。
オンライン研修の今後
オンライン研修は、コスト削減や業務効率化、研修品質の安定化などのメリットがあります。一方で、ロールプレイングの実施や受講者同士の関係構築という観点では、対面での集合研修の方が適しています。オンラインと対面をバランスよく取り入れる「ブレンディッドラーニング」で研修効果を高める工夫をしていきましょう。
まとめ
オンライン研修は、研修費用の削減や運営の効率化、品質の格差改善などのメリットがあります。一方、受講者同士の共同作業には不向きです。オンライン研修を導入する際は、記事内で解説したメリット・デメリットや注意点を参考にしてください。
ユーキャンではこれまで多くの企業様へ、オンライン研修を提案、実施してまいりました。資格・通信講座と組み合わせた資格試験合格研修や、研修の事前学習としてのeラーニング活用など、ユーキャンならではのブレンディッドラーニングのご提案も可能です。