登録販売者試験の合格率や難易度は?試験のコツを伝授!
登録販売者試験の合格率や難易度、試験内容や対策法についてご紹介します。
登録販売者資格は、年々受験者数が増えている人気の資格です。就職や転職、昇進などにメリットが多い資格なので、受験を検討している人も多いのではないでしょうか。この記事では、登録販売者資格の試験内容や難易度について解説します。試験のポイントについても紹介するので、受験を検討している人はぜひ参考にしてください。
登録販売者の試験は、例年8月から12月に行われています。受験できるのは、全国10のブロックです。
試験は各ブロック内において同日に行われるため、同ブロック内では重複して受験することができません。たとえば、九州・沖縄ブロックならば沖縄県と鹿児島県で行われる試験は同一問題で同日に開催されます。
ただし、ブロックが変われば試験日が変わることも多くなります。そのため、異なるブロックであれば、重複しての受験も可能です。受験ブロックについては規定がないため、自分の都合に合わせてブロックを選ぶことができます。
申し込みの開始日は、試験日の約3ヵ月前です。各都道府県によって、申込み開始日も変わってきます。各ブロックで実施されるのは年に1度となるため、事前に試験日程を調べておきましょう。
区分 | 試験日程 | 申込期間 | 合格発表日 |
---|---|---|---|
北海道 | 令和4年8月31日(水) | 令和4年6月7日(火)~6月28日(火) | 令和4年10月4日(火) |
青森県 | 令和4年8月31日(水) | 令和4年6月22日(水)~6月28日(火) | 令和4年10月4日(火) |
岩手県 | 令和4年8月31日(水) | 令和4年6月15日(水)~6月28日(火) | 令和4年10月4日(火) |
宮城県 | 令和4年8月31日(水) | 令和4年6月6日(月)~6月28日(火) | 令和4年10月4日(火) |
秋田県 | 令和4年8月31日(水) | 令和4年6月7日(火)~6月28日(火) | 令和4年10月4日(火) |
山形県 | 令和4年8月31日(水) | 令和4年6月7日(火)~6月28日(火) | 令和4年10月4日(火) |
福島県 | 令和4年8月31日(水) | 令和4年5月31日(火)~6月28日(火) | 令和4年10月4日(火) |
茨城県 | 令和4年9月6日(火) | 令和4年6月20日(月)~7月1日(金) | 令和4年10月14日(金) |
栃木県 | 令和4年9月6日(火) | 令和4年6月20日(月)~6月24日(金) | 令和4年10月14日(金) |
群馬県 | 令和4年9月6日(火) | 令和4年6月20日(月)~7月1日(金) | 令和4年10月14日(金) |
千葉県 | 令和4年9月11日(日) | 令和4年6月20日(月)~7月8日(金) | 令和4年10月14日(金) |
埼玉県 | 令和4年9月11日(日) | 令和4年5月23日(月)~6月3日(金) | 令和4年10月14日(金) |
東京都 | 令和4年9月11日(日) | 令和4年5月23日(月)~6月3日(金) | 令和4年10月14日(金) |
神奈川県 | 令和4年9月11日(日) | 令和4年5月23日(月)~6月3日(金) | 令和4年10月14日(金) |
福井県 | 令和4年8月28日(日) | 令和4年6月13日(月)~6月27日(月) | 令和4年10月3日(月) |
富山県 | 令和4年9月7日(水) | 令和4年6月6日(月)~6月17日(金) | 令和4年10月21日(金) |
石川県 | 令和4年9月7日(水) | 令和4年6月6日(月)~6月17日(金) | 令和4年10月21日(金) |
岐阜県 | 令和4年9月7日(水) | 令和4年6月6日(月)~6月17日(金) | 令和4年10月21日(金) |
静岡県 | 令和4年9月7日(水) | 令和4年6月6日(月)~6月10日(金) | 令和4年10月21日(金) |
愛知県 | 令和4年9月7日(水) | 令和4年6月13日(月)~6月17日(金) | 令和4年10月21日(金) |
三重県 | 令和4年9月7日(水) | 令和4年6月13日(月)~6月24日(金) | 令和4年10月21日(金) |
山梨県 | 令和4年9月6日(火) | 令和4年6月13日(月)~6月24日(金) | 令和4年10月14日(金) |
長野県 | 令和4年9月6日(火) | 令和4年5月30日(月)~6月10日(金) | 令和4年10月14日(金) |
新潟県 | 令和4年9月6日(火) | 令和4年5月30日(月)~6月17日(金) | 令和4年10月14日(金) |
滋賀県 | 令和4年8月28日(日) | 令和4年6月3日(金)~6月13日(月) | 令和4年10月3日(月) |
京都府 | 令和4年8月28日(日) | 令和4年6月3日(金)~6月13日(月) | 令和4年10月3日(月) |
大阪府 | 令和4年8月28日(日) | 令和4年6月3日(金)~6月13日(月) | 令和4年10月3日(月) |
兵庫県 | 令和4年8月28日(日) | 令和4年6月3日(金)~6月13日(月) | 令和4年10月3日(月) |
和歌山県 | 令和4年8月28日(日) | 令和4年6月3日(金)~6月13日(月) | 令和4年10月3日(月) |
奈良県 | 令和4年9月25日(日) | 令和4年6月9日(木)~6月15日(水) | 令和4年11月22日(火) |
鳥取県 | 令和4年11月8日(火) | 令和4年8月9日(火)~8月23日(火) | 令和4年12月16日(金) |
島根県 | 令和4年11月8日(火) | 令和4年8月9日(火)~8月23日(火) | 令和4年12月16日(金) |
岡山県 | 令和4年11月8日(火) | 令和4年8月9日(火)~8月23日(火) | 令和4年12月16日(金) |
広島県 | 令和4年11月8日(火) | 令和4年8月9日(火)~8月23日(火) | 令和4年12月16日(金) |
山口県 | 令和4年11月8日(火) | 令和4年8月9日(火)~8月23日(火) | 令和4年12月16日(金) |
徳島県 | 令和4年8月28日(日) | 令和4年6月3日(金)~6月13日(月) | 令和4年10月3日(月) |
香川県 | 令和4年11月8日(火) | 令和4年8月9日(火)~8月23日(火) | 令和4年12月16日(金) |
愛媛県 | 令和4年11月8日(火) | 令和4年8月9日(火)~8月23日(火) | 令和4年12月16日(金) |
高知県 | 令和4年11月8日(火) | 令和4年8月9日(火)~8月23日(火) | 令和4年12月16日(金) |
福岡県 | 令和4年12月11日(日) | 令和4年8月22日(月)~9月2日(金) | 令和5年1月18日(水) |
佐賀県 | 令和4年12月11日(日) | 令和4年8月22日(月)~9月2日(金) | 令和5年1月18日(水) |
長崎県 | 令和4年12月11日(日) | 令和4年8月22日(月)~9月2日(金) | 令和5年1月18日(水) |
熊本県 | 令和4年12月11日(日) | 令和4年8月22日(月)~9月2日(金) | 令和5年1月18日(水) |
大分県 | 令和4年12月11日(日) | 令和4年8月22日(月)~9月2日(金) | 令和5年1月18日(水) |
宮崎県 | 令和4年12月11日(日) | 令和4年8月22日(月)~9月2日(金) | 令和5年1月18日(水) |
鹿児島県 | 令和4年12月11日(日) | 令和4年8月22日(月)~9月2日(金) | 令和5年1月18日(水) |
沖縄県 | 令和4年12月11日(日) | 令和4年8月22日(月)~9月2日(金) | 令和5年1月18日(水) |
登録販売者試験へ申し込むためには、まず願書を入手する必要があります。願書は各都道府県によって決められている配布場所で受け取るか、郵送やHPからダウンロードで受け取るかのどれかとなります。配布の期限は各都道府県によって定められているため、事前にチェックしておくと安心です。
願書を入手したら、必要事項を記入したうえで必要書類とともに提出します。必要書類は受験申請書(願書)、写真、受験手数料分の収入証紙、返信用封筒などです。
各都道府県によって必要書類が明記されているので、不備がないよう提出しましょう。提出は郵送(窓口提出を受け付けている場合も)で、各都道府県で決められている期日に確実に書類が到着するように送る必要があります。受験料を同封するため、簡易書留で送ると安心です。
願書が受理されると、受験票を受け取ることができます。受験票は受験者本人の自宅へ郵送されるので、内容を確認して試験当日まで大切に保管します。万が一、都道府県指定の日にちになっても届かない場合は、各都道府県に確認の連絡をしましょう。
登録販売者試験では、「医薬品に共通する特性と基本的な知識」「人体の働きと医薬品」「主な医薬品とその作用」「薬事関連法規・制度」「医薬品の適正使用・安全対策」の5項目が出題範囲となっています。
これらは、厚生労働省が公開している「試験問題の作成に関する手引き」から出題されます。登録販売者は扱える医薬品に制限がありますが、登録販売者が扱えない第一類医薬品や要指導医薬品関するも必要となるため出題範囲が広いのが特徴です。
試験では、「主な医薬品とその作用」のみ40問出題され制限時間が80分となっています。それ以外の項目については、それぞれ20問ずつで制限時間は40分です。合計すると、計120問を240分で解くことになります。問題はすべてマークシート方式です。
合格基準は、全体の7割以上の得点を取り、さらに各試験項目において出題数の3.5割以上正解することとなっています。各試験項目の正解率は、都道府県によって4割以上としている場合もあります。つまり、全体的な点数は7割を超えていても、1つでも基準の正解率を下回る項目があると不合格となってしまうのです。
合格基準を満たすには、苦手項目を作らずに全体的にまんべんなく学習することが大切です。全項目で確実に正解率を上げることが、合格するためのポイントとなります。
登録販売者試験の合格率は、40~50%とされています。令和2年度の都道府県別では、30.1%~58.1%と、都道府県によっても差があるのも特徴です。約2~3人に1人は合格するため難易度はさほど高くはありません。また、登録販売者は受験資格がなく、老若男女問わず受験可能です。
同じく調剤薬局やドラッグストアで活躍する薬剤師と比較すると、薬剤師は、薬学部で6年学んでから国家試験を受けなければなりません。それを考えると、登録販売者は、資格取得へのハードルが低いといえるでしょう。
登録販売者試験は各ブロックで年1回のみの実施となるため、可能であれば一発合格したいものです。そこで、合格のための勉強方法のポイントや必要な勉強時間を紹介します。
以上が合格するためのポイントです。
続いて、勉強時間についてですが、登録販売者試験の合格に必要な勉強時間は約400時間と言われています。 ただし、これは独学の場合で、また個人差があり、中にはもっと少ない学習時間で合格する人もいます。
目安にはなりますが、 1日1時間の勉強で約1年と1ヵ月 が必要となります。 1日2時間勉強する方であれば、約7ヵ月ほどとなります。毎日2時間勉強時間を確保することが難しい場合は、平日は1時間、休日は5時間と工夫してすることで、約9か月ほどとなります。
登録販売者は、誰でも挑戦できて難易度もそこまで高くない魅力的な資格です。しかし、出題範囲を全体的にしっかりと勉強しなければ合格するのは難しいでしょう。
効率的に勉強するためには、ユーキャンの「登録販売者合格指導講座」がおすすめです。登録販売者合格指導講座なら、受講者それぞれのペースに合わせた添削指導が可能です。また、講師陣への質問もできるので、疑問をしっかり解決することもできます。一度の試験で合格するために、登録販売者合格指導講座で効率的に学んでいきましょう。
1954年設立。資格・実用・趣味という3つのカテゴリで多岐に渡る約150講座を展開する通信教育のパイオニア。気軽に始められる学びの手段として、多くの受講生から高い評価を受け、毎年多数の合格者を輩出しています。
近年はウェブ学習支援ツールを拡充し、紙の教材だけでは実現できない受講生サポートが可能に。通信教育の新しい未来を切り拓いていきます。
登録販売者の合格率は、全国平均で約40~50%。合格基準点は、全体で総得点の70%以上、かつ各試験項目の正答率が35~40%以上の正解が目安です。しっかり対策すれば、登録販売者試験の難易度はそれほど高くないといえます。
登録販売者になるためには、試験に合格するだけでなく、一般用医薬品を取り扱っている店舗での実務経験が必要です。資格は取ったものの実務経験がない、という場合は研修中の扱いになり、正式な登録販売者として独り立ちすることができません。
登録販売者とは、ドラッグストアや薬局などで一般用医薬品の販売ができる医薬品販売の専門資格です。資格保有者がいれば、一般用医薬品の多数を占める第二類・第三類医薬品の販売が可能になるため、企業にとって大きな戦力に。国による医療費抑制の施策によりセルフメディケーションが推進されるなか、地域医療のサポート役として、ニーズも高く、医療関係の事務職のほか、小売業やドラッグストア、薬局などへの就職・転職を考えている方に人気の資格です。
登録販売者の仕事内容は医薬品の販売のほかにも、お客様への情報提供やご相談に対する対応・アドバイスも重要な仕事の1つ。購入者の視点に立って、医薬品の適切な選択を行えるように手助けすることも求められます。
登録販売者になるには、例年8~12月頃に行われる各都道府県で実施される登録販売者試験に合格する必要があります。全国どこで受験してもOK、受験資格もありませんので、どなたでもチャレンジできます。