ロジカルシンキング研修とは?目的やプログラム内容を紹介!

  • ロジカルシンキング研修とは?目的やプログラム内容を紹介!

    公開日:2025.03.19

    更新日:2025.03.19

    ロジカルシンキング研修は、論理的な思考力を身につけることを目的として、課題の発見や解決、意思決定において効果的なスキルを学ぶ研修です。
    ロジカルシンキングはビジネスシーンで不可欠なスキルとして、あらゆる企業・業界で求められます。この記事ではロジカルシンキング研修の概要や目的、具体的なプログラム例、実施方法などを詳しく解説します。

ロジカルシンキング研修とは

ロジカルシンキング研修は、論理的な思考力を身につけることを目的として、課題の発見や解決、意思決定において効果的なスキルを学ぶ研修です。研修では演繹法や帰納法などの基本的な思考法から、課題を整理し解決へと導くフレームワークの活用方法までロジカルシンキングの基礎・応用を学びます。また日常業務でのコミュニケーションやプレゼンテーションにおける論理性の強化にも焦点を当て、複雑な業務の効率化や相手への説得力が求められる現場ですぐに実践できるスキルが習得できます。さらに学びを実践に応用する力を育むため、研修後すぐに演習問題や振り返りでアウトプットも行うことが多いです。ロジカルシンキング研修は、従業員個人の成長と組織のパフォーマンス向上を目指す研修といえます。

ロジカルシンキング研修の目的

ロジカルシンキングは、物事を整理し分かりやすく伝えるビジネスで必要な思考力であり、意思決定にも欠かせない能力です。企業がロジカルシンキング研修を行う場合、どのような目的で行うかを明確にしておくと、より効果的に研修を実施できます。ロジカルシンキング研修にはどのような目的があるのか、3つのポイントを紹介します。

適切な意思決定ができる従業員の増加

ロジカルシンキング研修の目的の一つは、正しい意思決定ができる従業員を増やすことです。ビジネスの世界では、迅速かつ的確な判断が求められます。素早く正確な判断をするには、客観的なデータや事実に基づいて論理的に考える能力と情報を整理し、必要なデータを取捨選択するスキルが必要です。またロジカルシンキングスキルを高めて合理的な判断を下せる従業員が増えると、意思決定プロセスが効率化され、組織全体の効率性と生産性も向上します。自分の意図を正確に伝えるコミュニケーション力も養われ、関係者間の合意形成がスムーズになる効果も期待できます。

主体的に行動できる従業員の育成

ロジカルシンキング研修では、自ら考えて行動する主体性を育むことも目的となります。研修を通して、従業員が「なぜこの仕事が必要か」や「どのように達成するか」と考える習慣を持つことで、上司や先輩の指示を待つだけでなく、自発的に業務に取り組めるようになります。またロジカルシンキングのスキルを高めることで、業務の全体像を俯瞰的に捉えることができ、組織の目標に沿った行動を促進できる点も重要です。主体性を持った従業員が増えることで、組織の生産性が向上し、状況に合わせた柔軟な対応力と効率性の向上につながり、組織全体の競争力を高められます。

課題解決能力の向上

ロジカルシンキング研修は、組織やビジネスの課題に対して適切に対応する能力育成も目的としています。ロジカルシンキングスキルを高めると、客観的なデータや事実に基づいた根拠で考える力が身につくため、課題解決能力も同時に高められます。課題解決能力を持つ従業員が増えることで、組織内の複雑な問題にも柔軟に対応できる強固な基盤を構築でき、持続的な成長へとつなげられるでしょう。また論理的思考力に基づいた課題解決能力は、予測困難な環境や変化の激しいビジネスの世界でも、不測の事態を予測する力を高めることにもつながります。組織が変化し続ける状況に迅速かつ柔軟に適応するだけでなく、ビジネスをリードする競争優位性の向上にもロジカルシンキングで貢献してくれるでしょう。

ロジカルシンキングの研修プログラム

従業員を対象としてロジカルシンキング研修を行う場合、どのようなプログラムを学ぶかが非常に重要です。対象となる従業員の年齢層や階層、部門によっても求められるスキルは変わってくるからです。ロジカルシンキングの具体的なプログラムについて、3つの内容を紹介します。

ロジカルシンキング研修

ロジカルシンキング研修は、ロジカルシンキングの基本を身につけ、物事を客観的にとらえるとともに、事実やデータに基づいた意思決定力を高める研修です。論理的思考の基礎となる情報の構造化やフレームワーク、より実践的なロジカルライティング・ロジカルプレゼンテーションといったスキルも学びます。問題解決に必要な論理的思考力が高まり、従業員の業務効率や生産性の向上、活発な議論を生み出すきっかけとなります。

特徴ビジネスで求められる客観的な視点と、数字やデータから論理的に物事をとらえ、コミュニケーションや課題発見に必要なスキルが高められる
目的従業員の論理的思考力を高め、問題解決スキルや業務遂行スキル、文書の論理性を高めたい
対象者若手社員・中堅社員
プログラムのゴール論理的思考法に基づくフレームワークやテクニックを活用し、ロジカルライティングやロジカルプレゼンテーションのスキルを習得する
学習の流れ・問題解決の基本メカニズムとプロセスを理解する
・基本的な概念と主な思考法を理解する
・ロジカルライティング、ロジカルプレゼンテーションを学ぶ
・学んだスキルを活かして総合演習を行う

データ分析入門研修

データ分析入門研修では「なんとなく数字に手を加える」という現状から脱却し、データの読み解き方や数字に基づく思考方法が身につけられます。研修は数字が苦手な人も対象となり、Excelシートで一緒に実践を通して学習できます。データをすぐに武器として扱い、実践で使えるデータ分析の入門編です。

特徴データから数値の持つ意味を読み解く思考法を習得し、解決したい課題に合わせてデータを活用したアプローチ方法が学習できる
目的データ分析の初心者や苦手意識を持つ従業員に対し、定量的な指標を用いた説明を行う力を身につけてもらい、次世代のDX人材育成基盤につなげる
対象者若手社員・中堅社員
プログラムのゴールデータ分析と活用方法を理解し、実務レベルに落とし込んでビジネスに反映する
学習の流れ・データ分析とは何かを理解する
・「データを触る前」で決まることが理解できる
・Excelの基本操作でデータ分析手法を体得する
・具体的なテーマ事例で実務に生かす

管理職向け数値化マネジメント研修

企業にとって重要なのが管理職の育成です。その中でも、管理職は数字を読み取って業績や顧客ニーズ、マーケティングの意思決定に反映する力が求められます。管理職向け数値化マネジメント研修では、管理職に必要な「決める力」と「動かす力」を中心とし、数値を活用して説得力のあるマネジメントスキルを高められます。

特徴管理職に数値を用いたマネジメントスキルの習得を促進し、成果を出せるチームビルディングへとつながる
目的管理職として成果をあげるために、数値の使い方と論理的思考法を習得し、コミュニケーションスキルと問題解決能力の向上を図る
対象者新任管理者・管理職(課長・部長)
プログラムのゴール成果をあげられる管理職に共通する数値の活用方法が身につく
学習の流れ・数値化マネジメントの必要性がわかる
・管理職にとって「数字を使う」意義がわかる
・「決める」ための数値化する技術が身につく
・「動かす」ための数値化する技術が身につく

ロジカルシンキング研修で身につく5つのスキル

ロジカルシンキング研修を実施することで、どのようなスキルが身につくのかを5つ紹介します。

問題解決能力

ロジカルシンキング研修では問題解決能力が身につけられ、論理的思考力で課題の本質を明確にし、適切な解決策を導く思考プロセスを構築できます。 論理的思考力の高い人は、問題の原因と発生との関係性を順序立てて明確にする力も高く、客観的なデータと根拠で解決策を模索できます。データや事実に基づいて分析・検証を行い、効果的な解決策の提案と論理的な根拠のある決定も可能になります。さらに複数の選択肢を比較し、リスクと効果のバランスを考慮しながら最適な解決策を選択でき、業務効率と生産性向上にもつながるでしょう。ロジカルシンキング研修により問題解決に必要な思考力・実行力が養われ、複雑な課題にも柔軟に対応できる能力が身につけられます。

コミュニケーションスキル

ロジカルシンキングスキルは、コミュニケーション能力の向上にも効果的です。ビジネスにおけるコミュニケーションでは、論理的な根拠や説明が上手いほど相手に伝える力や説得力が磨かれるからです。論理的なコミュニケーションができるようになれば、自分の意見に根拠を持って発信ができるようになり、従業員同士の会話でも生産性が高まります。また相手の意見を論理的に整理し、要点を捉える力が高められる点も大きいでしょう。結果として、ロジカルシンキング研修によって組織やチーム内での関係構築や生産性のある協議、効率的な業務遂行につながります。

情報収集・整理能力

ロジカルシンキングスキルを高めると、情報収集・整理能力が向上します。論理的思考力を高めると、情報を体系的かつ効率的に扱えるようになるためです。例えば論理的思考力の高い人の場合、課題解決や意思決定のために必要な情報と不要な情報を明確にすることで、得た情報の中から重要な要素を抽出し、データを基に理論を構築します。さらに論理的思考力が高まると収集した情報を論理的に分類する力もつくため、課題の原因と起こっている事象の関係性や課題全体の構造を分析する力も磨かれます。結果として情報の活用効率が上がり、ビジネスの質やスピードが向上するため、組織全体の生産性向上へとつながるでしょう。

論理的な説明力

ロ論理的思考力が高いと複数の情報を順序立てて合理的に組み立てる力もつくため、相手に伝えるべきポイントを簡潔に整理できるようになります。ロ論理的思考力が高いと複数の情報を順序立てて合理的に組み立てる力もつくため、相手に伝えるべきポイントを簡潔に整理できるようになります。また客観的な根拠やデータを用いて説明する力が高まることで、相手に自分の主張を伝える説得力も高められる点も強みです。ロジカルシンキング研修により、意見や提案を効果的に伝える能力が向上し、ビジネスコミュニケーションの場面で大きな成果を挙げられる可能性が高まります。

主体性・自律性

ロジカルシンキングスキルを高めることで、従業員が問題を分析し、解決策を論理的に考えるスキルが養われ、従業員の主体性や自律性が高まります。例えば課題発生時や業務遂行時に「なぜ課題が発生したのか」「何をすべきか」を自分で考える習慣が身につき、仕事に対して主体的に関わるようになります。上司からの指示を待つのではなく、自らの判断で最適な行動が取れるようになり、業務効率が改善するだけでなく、組織全体の成長にもつながっていくでしょう。また論理的思考を重ねていくことで、個々の自律性も促進され、結果として組織全体の生産性向上にも貢献する従業員が増加します。

ロジカルシンキング研修で身につくフレームワーク例

ロジカルシンキング研修で身につけられる代表的なフレームワークについて、4種類紹介します。

MECE

MECE(ミーシー)は、日本語で「漏れなくダブりなく」を意味し、ロジカルシンキングの基本的なフレームワークとされています。

・Mutually(お互いに)
・Exclusive(重複しない)
・Collectively(全体)
・Exhaustive(漏れがない)

上記4つの頭文字を取ったもので、情報やデータを重複しないように分類し、あらゆる可能性を考慮するフレームワークです。MECEを利用すれば課題の全体像が把握しやすくなり、効率的で正確な分析ができるとされています。

ロジックツリー

「ロジックツリー」は、課題や問題を体系的に整理するためのロジカルシンキングのフレームワークです。課題となる内容を軸にして、そこから派生する課題を枝葉のように分類していき、最後に解決策を樹状図(ツリー状態)に展開します。全体像を描く際は「なぜ」「どのように」などの質問を繰り返し行うことで、問題を深掘りしたり、解決への選択肢を網羅したりするのが特徴です。ロジックツリーを活用することで、順序立てて課題の原因と考え方が説明できるようになり、具体的な課題と改善策が明確になります。

演繹法、帰納法

演繹法と帰納法は、ロジカルシンキングでは非常に基本的なフレームワークです。演繹法では一般的なルールや原則を踏まえて、個別の結論を決定していきます。一方、帰納法は過去の事例やデータから共通点を見つけ、結論へと導く方法です。主に創造性やアイデアへと結び付けたいときに活用されます。

仮説思考

仮説思考は、問題解決や意思決定をする際、データや事実に基づいて行動や検証を行うフレームワークです。例えば営業部門での利益が下がった場合に「問題の原因は何か」「この解決策でどんな結果が期待できるか」と考えながら、データとともに分析を行います。繰り返し思考することで課題の本質に気付き、効果的な解決策を導き出すのが仮説思考の特徴です。

クリティカルシンキング

クリティカルシンキングは、批判的な思考を持つことで、論理的かつ根拠をあげて物事の本質を見抜くフレームワークです。主観的な情報を排除し、客観的な情報から合理的な判断を行える点が特徴です。

ロジカルシンキング研修の実施方法

ロジカルシンキング研修の実施方法には、集合研修・オンライン研修・eラーニングの3種類が主に活用されています。それぞれの研修方法の特徴やポイントについて紹介します。

集合研修

集合研修は受講者が特定の場所・時間に集まり、一斉に講義を受ける実施方法です。集合研修は一度に数百人まで受講でき、グループワークやディスカッション、ロールプレイなど自由な内容を組み立てられるのが特徴です。職場内に大勢が集まれる場所や大きなモニターがあれば、費用を抑えながら多くの受講者に学習を提供できます。デメリットとしては、特定の時間と場所に集まる必要があるため、受講者の都合が悪ければ参加しにくいことと、リモートワークで複数拠点に分かれている企業で実施しにくいことです。また外部講師に依頼する場合は費用もかかるため、予算面も気にする必要があるでしょう。

オンライン研修

集合研修が難しい場合は、オンライン研修を実施するのもおすすめです。オンライン研修はZoomのようなツールを用いて、リモートからでも参加できます。拠点が複数ある企業の場合、現地に集合するのが難しいですが、オンライン研修なら遠隔地でも移動や宿泊を考える必要がありません。またオンラインでも講師への質問や受講者同士の交流は可能であり、デメリットの少ない方法といえるでしょう。数少ないデメリットとしては、一度に参加できる人数に限度があること、通信状況次第で音声や映像が途切れる可能性があることです。そのため人数を絞って実施する際は、オンライン研修を取り入れてもよいでしょう。

eラーニング

eラーニングは、オンラインでのインプット学習に強みのある実施方法です。複数拠点を持つ企業であっても、時間や場所を問わず、誰でも同じ質の学習を受けられる点が特徴です。インターネットに接続できる環境さえあれば、パソコン・スマートフォン・タブレットなど、どの端末からでもログインして学習できます。また受講者は好きなタイミングで学習でき、繰り返し視聴できる点もeラーニングならではのポイントです。一方で受講者同士の交流やアウトプット学習、講師への質問などは難しいため、別の方法でアウトプットや対人交流の場を設ける必要があります。最近のeラーニングには、プラットフォームによって演習問題を提供している場合もあるため、どのようなサービスが含まれているかを確認しておくことが重要です。

効果的なロジカルシンキング研修実施のポイント

果的なロジカルシンキング研修を行うには、しっかりとポイントを押さえて実施することが大切になります。効どのようなポイントを意識すべきなのか、5つを紹介します。

研修の目的・目標の明確化

ロジカルシンキング研修の効果を最大化するには、最初に研修の目的と目標を明確化することが何よりも重要です。

具体的な目標や目的がないまま研修を計画しても、カリキュラムの焦点が絞れず、中途半端な結果になってしまいます。目的・目標を設定する際は「意思決定の迅速化」「問題解決力の向上」「論理的思考法の定着」「コミュニケーションスキルの向上」など、期待する成果をわかりやすく決定しましょう。これにより受講者は目標を意識しつつ、目標を達成するためには何をすればよいか考えるようになります。またゴールの基準を事前に設定することで、研修後の振り返りや定量的な効果測定も容易になります。目的と目標が明確であれば、研修内容の設計やフィードバックでも焦点を絞れるようになり、高い学習効果につながるでしょう。

振り返りとフィードバックの実施

ロジカルシンキング研修を行う際は、実施後の振り返りとフィードバックも不可欠です。振り返りやフィードバックがなければ、受講者は研修を受講して終わりになってしまい、実際の理解状況や実務への活用が見えにくくなります。例えばロジックツリーを活用して業務課題を分析したり、過去の資料を再構築したりするなど、実務を通した振り返りとフィードバックを行うのもよいでしょう。振り返りを行うことで職場全体で理解状況を把握でき、学びがどの程度有効であったかが評価できます。そのため、研修終了後も定期的に実践の振り返りと担当者または上司からのフィードバックを行うことで、学んだスキルが日々の業務に活用されます。

ロジカルシンキングにとらわれすぎない

ロジカルシンキングはビジネスにおいて重要なスキルですが、それだけにとらわれると想像力や自由な発想を阻害し、新しいアイデアを生み出す力が弱まってしまいます。そこで 水平思考とも呼ばれる「ラテラルシンキング」などの柔軟な思考法も同時に取り入れることで、創造性や革新的なアイデアを養うことができます。特に新しいプロジェクトを企画する際には、誰も考えたことのない提案や挑戦的なアイデアを出さなければなりません。そのため、ロジカルシンキングだけでは現状の改善にはつながっても、創造性や新しい市場の開拓には直結しにくいことを理解しましょう。組織の課題に応じて、ロジカルシンキングやラテラルシンキング、他のスキル・フレームワークも使い分けられるような研修計画を構築することが大切です。

インプットとアウトプットの学習バランス

研修では座学でのインプット学習と実践によるアウトプット学習のバランスを意識し、ロジカルシンキングの演習問題を繰り返し学ぶことも重要です。受講者が学んだ内容を実践に応用する環境や場を提供することで、より知識が定着しやすくなります。エビングハウスの発表した忘却曲線によると、人間の記憶は1日でおよそ70%の内容を忘れてしまうため、繰り返しインプット・アウトプットを行うことで内容を定着させることが大切です。またロミンガーの法則によると、人材の育成では業務経験が学びの70%を占めるとされています。そのため座学だけでなくプロジェクトやケーススタディを取り入れ、実践を通して学ぶことで、さらなるスキルアップへつながります。

研修内製化に備えた組織体制の構築

ロジカルシンキング研修を通して組織全体の論理的思考力が高まった場合、研修での知識とノウハウの蓄積を活用し、組織として支援体制を整えることが必要です。外部にロジカルシンキング研修を依頼した場合、学べる内容はビジネス全般に通じる基本的な内容が多いです。しかしビジネスで業界・業種ごとに求められるスキルや知識が違うように、ロジカルシンキング研修も自社に最適化していく必要があります。そこで経営層は研修の意義や目標を共有し、財務・生産性・ビジョンの観点からロジカルシンキング研修の内容と実施方法、組織体制を再構築すべきです。また経営層や上司から研修後のフィードバックを受け取り、受講者のモチベーションを維持すると同時に、研修内容を更新する仕組みも作りましょう。研修の内製化によって組織の方向性を従業員に示すことにより、研修担当者もカリキュラム設計がしやすくなり、人材育成の効率化と組織力の向上が期待できます。

まとめ

ロジカルシンキングは、ビジネスにおいて年齢や役職、専門性を問わず、どの従業員にも必要なスキルです。 論理的思考力を高めることで仕事の質は上がり、生産性向上やコミュニケーションの活性化、生産プロセスの効率化にもつながります。 またロジカルシンキング研修を受講する際は、フレームワークの活用方法を理解し、課題や状況に応じて使い分けることも大切です。学んだ知識をインプットして終わるのではなく、実務で生かすことで、さらなるスキルアップにつなげていくことを意識しましょう。

お気軽にお問合わせください

ページトップに戻る