リーダー研修とは?目的や内容、おすすめ講座まで紹介!

  • リーダー研修とは?目的や内容、おすすめ講座まで紹介!

    公開日:2023.01.17

    更新日:2024.12.27

    優秀な人材を育成するために、企業ではさまざまな研修が実施されています。その中でも注目されているのがリーダー研修です。リーダーを育成するためにリーダー研修を検討する企業が増えています。この記事では、リーダー研修の概要から目的、求められる背景、おすすめの研修まで詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。

リーダー研修とは

リーダー研修とは、リーダーとしての業務遂行を担う、または将来的に担うであろう有望な人物を対象に実施する研修です。組織を牽引するためのスキルや知識のアップデートを図ります。主に管理職や中堅社員など、リーダーとしての業務を遂行する立場の従業員が対象となります。スキルや知識の習得だけでなく、足りないスキルの把握も可能です。
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リーダー研修が注目されている背景

なぜ、近年になってリーダー研修が注目されるようになったのか、その背景にはさまざまな要因があります。その背景について、社会の変化と組織の変化の観点から解説します。

社会の変化

リーダー研修が注目される要因となっているのが、社会構造の変化です。日本では20年前と現在では社会の情勢も日常生活も大きく変化しています。例えば、20年ほど前は携帯電話を持つのは一部の人だけで、パソコンの普及率やインターネットの使用率も現代よりはるかに低い水準でした。しかし近年はスマホやタブレットは誰もが当たり前に持っており、仕事ではパソコンを使うのが当たり前になっています。SNSの普及で個人対個人のつながりもしやすくなり、考え方や価値観も多様化しています。そのような変化が多い時代の中で、リーダーとなる人材は人を率いていくためのマネジメントスキル、現代のトレンドに合わせた意識のアップデートなどが不可欠です。社会の変化という背景に対応するためにも、リーダー研修でこれからの時代を生き抜く力を身につけてもらうことを、多くの企業が重視するようになりました。

組織の変化

近年、若手は転職するのが普通のことになり、キャリアを積んで別の会社に転職することも珍しくありません。加えて日本は少子高齢化で生産年齢人口が減少局面に入り、どの企業も人材不足の状態です。しかしそのような状態でも仕事では成果を求められることから、優秀なリーダーを育成し、会社の生産性を高めることが重要とされています。優秀なリーダーがいれば人材の流出を防止する要因の1つになり、業務効率も高まって、人材不足もカバーできます。リーダー研修は会社を支えるリーダーを育成し、組織の停滞や人手不足を解消するための重要な施策です。また成果主義が主流になっている多くの企業にとっても、若く意欲的なリーダーがいれば、組織全体に活力を与えてくれる存在になるでしょう。

リーダーに求められる能力

リーダーには業務に関するスキルや部下を育成するスキルが求められます。ここでは、2つの能力が求められる理由や身につける方法を解説します。

業務に関するスキル

リーダーには、基礎的な業務に加えて専門的な業務に関するスキルが求められます。時には部下の見本となり日々の業務を指導したり、難しい専門分野のアドバイスをしたりすることもリーダーの仕事です。

日常業務で得られるスキルのほか、自主的な学習や研修によって高度な知識やテクニックが得られます。部下よりも高いスキルが求められるため、学び続ける姿勢が重要です。

部下を育成するスキル

リーダーには部下を育成するスキルが不可欠です。リーダー自身がいくら有能でも、1人で業務を遂行するには限界があります。部下を育成することで効率的に業務を遂行でき、業績の向上につながります。部下の育成にはそれぞれの性格や適正に配慮し、自発的に動ける働きやすい体制を整えてコミュニケーションを図ることが重要です。


部下の育成方法にはOJTがおすすめです。OJTとは「On the Job Training」の略称で、業務に必要な技術や知識を実務のなかで身につけられます。従業員の理解度やスキルにあわせて指導内容を自在に変化できるため、効率的な育成が可能です。
※参照:OJTとは?

ティーチングスキル

ティーチングスキルは自分の持つスキル、ノウハウを伝授し、部下のスキルを高めるスキルです。実務での経験から学んだ知識・スキルをわかりやすく伝える必要があり、物事を言語化する能力が求められます。また部下の能力や経験に応じて伝えるスキル、ノウハウも変わってくるため、それぞれのレベルに応じて最適な情報を取捨選択することも重要です。
ティーチングスキルは、部下から信頼される上司になるために必須レベルの技能です。人に教えにくいことや言語化が難しいことでも、的確に伝えられるティーチングスキルを身に付けましょう。

コーチングスキル

コーチングスキルは、部下のモチベーションを高め、自発的な行動を促す対人関係スキルです。ティーチングは知識やノウハウを伝えますが、コーチングは部下との交流や相談を通して仕事への前向きな姿勢、新たな気付きへと導くスキルといえます。例えば、部下の中には挑戦意欲の高い若手社員もいれば、安定志向の中堅やベテラン社員もいるでしょう。仕事へのモチベーションが低下している部下がいる可能性も考えられます。部下のモチベーションを引き出し、自発的に行動するように働きかけるのがコーチングスキルです。

視野の広さ・洞察力

リーダーとして部署やチームでリーダーシップを執るには、全体を広く見る視野と状況を把握する能力が不可欠です。チーム全体を見て、全員が同じ方向性に進んでいるか、ついていけていない人はいないか、不足している部分は何かを見抜く力を持つリーダーである必要があります。また視野の広さと洞察力は、部下の能力や適性を把握するのにも役立ちます。役割に応じて部下に仕事を任せ、適材適所の配置ができるようになり、チーム全体のパフォーマンスを最大化できるでしょう。

決断力

リーダーは物事の決定権を持っているため、慎重さと大胆さの両方が求められます。例えば、自分の決断でプロジェクトの成否が決まるケースでは、慎重に見極めて決断を下さなければなりません。逆に緊急性の高い課題の場合は、自分の判断で素早く決定したほうがよいときもあるでしょう。リーダーが決断できずに迷ってばかりいると、リーダーの指示に従う部下は不安を抱くようになり、チーム全体の士気が低下します。チームの指揮はパフォーマンスや業務効率の低下、情報共有の不備などの悪影響を及ぼすため注意すべきです。リーダーは自分の判断を信じて決断し、責任を持つ覚悟を持って行動することが必要です。

決断力

リーダーは物事の決定権を持っているため、慎重さと大胆さの両方が求められます。例えば、自分の決断でプロジェクトの成否が決まるケースでは、慎重に見極めて決断を下さなければなりません。逆に緊急性の高い課題の場合は、自分の判断で素早く決定したほうがよいときもあるでしょう。リーダーが決断できずに迷ってばかりいると、リーダーの指示に従う部下は不安を抱くようになり、チーム全体の士気が低下します。チームの指揮はパフォーマンスや業務効率の低下、情報共有の不備などの悪影響を及ぼすため注意すべきです。リーダーは自分の判断を信じて決断し、責任を持つ覚悟を持って行動することが必要です。

課題発見・解決力

リーダーには業務遂行における課題を発見し、その課題に対処する解決力も必要です。課題発見力は個人・チーム・組織といったそれぞれのレベルにおいて、自分や部下がぶつかる課題を発見する能力です。課題解決力は発見した課題を解決するために、解決策を検討し、実行していく能力を指します。リーダーは一般社員よりも大きな決定権を持ち、視野の広さを持っているため、課題発見・解決力を磨いていかなければなりません。そして課題を発見したら、チーム内で解決策や対処法を検討し、実効的な対策が打てるよう指揮する必要があります。また対策を実行したら、その後の評価とフォローアップも行い、解決に向けた継続的な支援も行いましょう。

業務遂行能力

リーダーはマネジメントを行うだけではなく、業務一つひとつへの深い理解が必要であり、高い業務遂行能力も欠かせません。リーダー自身に業務遂行能力がなければ、部下への的確な指示を出すことも難しく、専門知識や技術が求められる業務にも対応できないからです。また部下の視点からしても、業務遂行能力の低いリーダーは信頼しにくく、不安を抱えながら一緒に働くことになります。そのため、リーダーはマネジメントスキルやその他のスキルを磨く一方で、現場での業務遂行能力も維持または向上していく姿勢を持ち続けることが大切です。

リーダー研修の5つの目的

リーダー研修を実施する際には、目的を明確にすることが大切です。ここでは、リーダー研修の5つの目的を紹介します。

1.リーダーとしての役割を認識させる

リーダーとしての役割を認識させ、自覚を持たせることが重要です。リーダーとは組織の構成や戦略など、業務を運営していくうえで非常に重要な役割を担います。通常の社員とは異なり、業績を左右する判断を迫られることもあるため、広い視野で物事を捉える力を身に付けなければなりません。

自社サービスや製品の企画、開発、運営、保守など幅広い知識を学び、繰り返しPDCAをシミュレーションするなど、リーダーに必要な役割を認識させましょう。

2.コミュニケーション能力を向上させる

部下や役員など組織のさまざまな人物と関わるうえで、必要なコミュニケーション能力を向上させます。リーダーは部下や組織メンバーの指導、育成に関わるため、コミュニケーション能力が不可欠です。

部下の話に柔軟に対応できるヒアリング能力やモチベーションを高められるアドバイス力が必要になります。日頃からコミュニケーションを取り、良好な関係を築くことによって部下は発言しやすくなります。意外なことから新たな発想につながる可能性もあるでしょう。

3.部下を育成する方法を学ぶ

部下の育成もリーダーの重要な役割です。部下の成長は企業の利益に直結するだけでなく、自身のキャリアアップにもつながります。リーダーはあくまで最終目的ではなく通過点です。成長した部下にリーダーになってもらい、自分が次の役割を担うには、適切なタイミングで声をかけ信頼関係を構築しながら、成長の機会を与えます。

時には自分の意見を通しすぎず部下の意見を優先し、一歩下がって物事を見られると部下の成長につながるでしょう。

4.正しく意思決定できるようにする

正しい意思決定ができるようにリーダー育成を実施します。一定の権限を持つリーダーの判断は、企業の業績を左右することもあるほど重要です。間違った意思決定によっては、全体をよくない方向へ導く恐れもあります。

業務遂行に関わるさまざまな状況に柔軟に対応し意思決定するには、メンバーのスキルや特性を把握しておくことが重要です。緊急を要する事態にも、正しい意思決定で組織全体を向上させられるようにリーダー研修で判断力を身に付けましょう。

5.チームをけん引する能力を身に付ける

円滑な業務の遂行や目標の達成のためには、チームのメンバーそれぞれのスキル、知識を含めた特性を活かし、協力できる体制を整えることが重要です。チームリーダーには、成果を出すための最適な戦略を考え、部下を導く能力が求められます。チームとしての目標を達成するには、一貫した目的や考えを持つリーダーの存在が不可欠です。

リーダー研修を実施する手順

リーダー研修を実施するにあたって、研修をどのように設計していけばよいか、4つの手順を紹介します。

研修の目的・目標を設定する

リーダー研修に限ったことではありませんが、研修を行う前提としてどのような目的、目標を持って計画を立てるか検討しなければなりません。研修の目的と目標が明確になっていないと、研修でどんなリーダーを育成したいのか、何のために研修を行うのかが不明瞭になり、カリキュラム設計や効果判定にも支障をきたすからです。まずは自社の求めるリーダー像と現在のリーダーのスタイルを調査し、社員からもどんなリーダーを求めるかヒアリングを行いましょう。調査内容をすべて反映させる必要はありませんが、自社に足りていない知識やスキルを補うのか、強みを強化するのかなどの目的を最初に決定します。また最終的にどのようなリーダーを育成したいのか、経営に参画する幹部候補を育成するための基礎を固めるための研修にしたいのかなど、中長期の目標も意識すべきです。

利用する形式を決定する

研修の目的・目標の次は、研修形式の決定も行います。研修形式には主に次の3つがあります。
・集合研修
・オンライン研修
・e-ラーニング
集合研修では講師による座学のほか、グループディスカッションやグループワークも交えながら、先輩管理職や他の受講者とも交流できます。リーダー同士で悩みや課題も共有しやすく、一度にたくさんのリーダーを育成するのに向いています。オンライン研修は複数の拠点や視点を持つ企業、リモートワークの多い企業に向いた形式です。オンラインでどこからでも研修に参加できるため、移動時間とコストを削減できます。e-ラーニングはオンラインでのビデオ学習が中心で、知識のインプットを優先したい場合におすすめの形式です。インターネット環境と端末があればいつでも、どこでも学習できる点が強みです。目的・目標やカリキュラムに合わせて、学びやすい形式を選択しましょう。

カリキュラムを設計する

研修形式を決定したら、次にカリキュラムを設計します。具体的にはカリキュラムを内製するのか、それとも外部講師に依頼するのかなど、目的・目標に合わせてカリキュラムも検討していきます。社内に経験豊富なリーダーがいる場合は、内製化したカリキュラムで自社に必要なリーダーを育成するのもおすすめです。逆に社内のリーダーが若手中心の場合は、外部の専門機関に依頼して研修を依頼するのがよいでしょう。カリキュラムを作成する際は、日時や場所、実施期間まで具体的に設定することも大切です。あらかじめ予定を立てておくことで、受講者もカリキュラムを意識しながら予定を立てやすくなります。

研修を実施し、フィードバックを行う

効果的なリーダー研修にするには、実施してからの評価とフィードバックも大切です。研修は実施して終わりではなく、実施後に受講者からアンケート調査やヒアリングを行うことで、理解度の確認と次回への改善策の検討につなげられます。また実施後早期に振り返りやフィードバックを行うことで、受講者自身が何を学んだか考え、理解を深める助けにもなります。次の研修をより効果的なものにするためにも、実施後の評価やフィードバックの時間はしっかりと確保しましょう。

リーダー研修の内容

リーダー研修はリーダーとして学ぶべきスキル、求められるスキルを身に付ける内容である必要があります。リーダー研修の代表的な内容から5つご紹介します。

リーダーシップの育成

リーダーと聞いて多くの方がイメージする通り、リーダーシップは欠かせません。リーダーがチームを指揮し、方向性を示せなければ、チームは崩壊してしまうからです。しかし子どもの頃から委員長や生徒会長など、人の先頭に立つ役割を経験したことのある方は少ないでしょう。そのためリーダーになったからといって、誰でもすぐにリーダーシップを発揮できるわけではありません。リーダー研修では、リーダー経験の少ない方や性格上リーダーシップをうまく発揮できない方のために、リーダーシップの育成を行います。リーダーにはさまざまなタイプがあり、カリスマ性を持つ人や周囲の意見をよく聞いて決断する人、部下の力を引き出す人などがいます。リーダー研修では、自分がどのタイプのリーダーに当てはまるか知り、スキルを磨くことも目的にしています。

マネジメントスキル

リーダーはチームメンバーの業務を管理し、円滑にタスクを遂行できるようにマネジメントしなければなりません。リーダーに選ばれた以上、組織の利益に貢献し、チームのパフォーマンスを追求する必要があります。そのためチームや部署の利益を数字で見ながら、良い点と悪い点を見極める能力が求められます。また近年はダイバーシティに取り組む企業も多くなっており、多様な価値観に配慮したマネジメントも重要です。リーダーとして結果を出すために、リーダー研修では人をまとめるマネジメントスキルも学びます。

チームビルディング

組織が業務を円滑に遂行し、生産性を高めるにはチームワークが欠かせません。人間は元々集団で行動し、他者との協力を求める傾向があるため、リーダーはチームビルディングの意識を持つ必要があります。チームビルディングではメンバーが相互に助け合い、失敗をカバーしあう関係性を作ることが重要です。リーダー研修では単に業務のマネジメントだけでなく、チームメンバー同士の人間関係も意識し、前向きに取り組めるチーム作りについても学べます

質問力と提案力

リーダーがチームを円滑に運営するには、部下の考えを引き出す質問力と、質問の答えから導き出せる答えに対する提案力が重要です。例えば、悩みを抱えて業務に身が入らない部下がいた時、部下の悩みの本質を捉え、解決策を提案できれば、部下との強い信頼関係が構築できるでしょう。また部下が業務上で対応に困る事案が発生した場合にも、質問力で問題の本質を見抜き、解決策の提案に役立ちます。リーダー研修では上司としての質問力と提案力のトレーニングを繰り返し行うことで、2つのスキルが身に付けられます。

目標設定・共有

リーダーがチームを牽引していくには、メンバーが共有できる目標を設定することが重要です。リーダー研修では、チームとしての目標設定の考え方、多職種・他部署とも連携した目標設定の方法について学べます。またリーダーは無理な目標を設定するのではなく、努力すれば達成できる目標を掲げることで、チームのモチベーションを高めることもできます。
チームのマネジメントに目標は不可欠ですから、リーダー研修で正しい目標設定、チーム内での共有方法について学びましょう。

リーダー研修を成功させるポイント

リーダー研修を成功させ、より効果を高めるためのポイントについて紹介します。

体系的な学習内容を提供する

リーダー研修のカリキュラム設計を行う際、どのような内容を組み込むかが重要です。リーダーに必要な能力は複数あり、いずれも専門知識やスキルを必要とすることが多いです。例えばマネジメントスキルだけが高くても、コミュニケーション能力や決断力、課題解決力が低ければ、リーダーとしての役割を十分に果たすことはできません。そのためリーダー研修では学ぶべき知識・スキルを体系的にまとめ、より深く学べるようにカリキュラムを設計しましょう。特に複数の内容を学んでもらう場合は、一度に多くの知識が詰め込まれるため、習得してもバラバラな知識やスキルになりがちです。体系的にまとめることで知識・スキルが整理でき、実践に必要な能力を身につけられるでしょう。

階層別に学ぶ内容を変える

リーダーには組織によってさまざまな階層があります。例えば主任・係長・課長・部長のほか、エリアマネージャー、プロジェクトリーダーまで呼び方や役割の異なるリーダーは数多く存在します。リーダー研修を行う際も、組織内にある階層や役割に応じて、必要なリーダーシップやスキルを学べる内容を提供することが重要です。100人近い部下を抱える部署と、10人前後のチームでは、自然とリーダーに求められる視野の広さや役割も変わってきます。人数の多い部署では部下をうまく統率し、方向性を示すリーダーが必要です。少人数のチームでは部下一人ひとりの動きを細かく把握し、個々の人材に指示を出すリーダーシップが求められます。リーダー研修を成功させるには、どの階層のリーダー向けの研修かを明確にし、内容も階層に合わせたものにしましょう。

実践しやすい環境を用意する

リーダー研修は実施して終わりで効果がなく、実務で生かしてこそ効果を発揮します。研修でも実務的な内容を学んでもらうことは重要ですが、組織として学んだ内容を生かせる環境を用意しておくことも欠かせません。受講者にとっても、リーダー研修を受けても実践で生かせる場面がなければ、何のために研修を受けたのかという意義を見失ってしまいます。また適切な環境を用意できなければ、社員のモチベーション低下につながる点も問題です。リーダー研修を受けた受講者だけでなく、将来的にリーダーを目指す人材にとっても、リーダーとして働くイメージを持ちにくくなります。研修後は本人の希望や経験なども参考に、リーダーシップを発揮できる場所を用意するよう配慮しましょう。

e-ラーニングで知識のインプットを促す

リーダー研修では、実務的な内容は集合研修やオンライン研修で行い、知識のインプットにe-ラーニングを活用するのが効果的です。e-ラーニングは知識のインプットが学習の中心になりますが、その分受講者の好きな時間と場所で学ぶことができ、研修の補助ツールとして利用するのもおすすめです。例えば集合研修で実践的な環境を提供する代わりに、e-ラーニングで事前に必要な内容を学習してもらうこともできます。集合研修はアウトプット中心、e-ラーニングはインプット中心と完全に使い分けるのもよいでしょう。リーダー研修を効率的に進めるには、e-ラーニングの活用が鍵になります。

おすすめのリーダー研修

ここでは、ユーキャンおすすめのリーダー研修・講座を3つ紹介します。リーダー研修の導入を検討されている場合はぜひご相談ください。

1.リーダーシップ講座

ユーキャンの課長向けリーダーシップ講座は、その名の通り課長に求められるリーダーシップの基本や応用、実務で生きるスキルが身に付きます。時間や場所を問わず学習できるオンライン機能では、動画視聴やテストでの学習が可能なため、忙しいリーダーや課長におすすめです。リーダーシップの形や部下への指示の出し方、交渉、現場での判断力を学び、スキルアップを図りましょう。
ユーキャンの課長向けリーダーシップ講座

2.コーチ養成研修

管理職を対象としたコーチ養成研修は、コーチングに必要な知識やスキル、マインドセットが実践を通じて体感できるリーダー研修です。さまざまな事例や認知科学をベースとしたセルフ・コーチング研修を活用して、コーチングの概要はもちろん、コーチングのサイクル、コーチングの広い視点などを学べます。管理者のコーチング能力を向上したい場合におすすめです。
ユーキャンのコーチ養成研修

3.部下の手本を目指す講座

管理職を対象とした本講座は、部下の良い手本となるために目指すべき姿を理解し、実践していくことを目指します。動画でインプットした後に、ワークでじっくりアウトプットすることで、自身の考え方が整理され実践に役立ちます。
ユーキャンの部下の手本を目指す講座

まとめ

リーダー研修は、主に管理職や中堅社員などのスキルアップを目的として実施されます。企業を取り巻く環境の変化や年功序列から成果主義への転換、労働人口の減少などを背景に、必要とされるリーダースキルも変化するため、常にアップデートが必要です。

ユーキャンおすすめのリーダー研修には、次期リーダー向けのリーダーシップ講座・管理職向けのコーチ養成講座・課長向けリーダーシップ講座があります。これまで60年以上の歴史と法人様取引実績5,000社以上のユーキャン講座を活用して、効率的なリーダー育成を目指しましょう。

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