チームビルディング研修とは? 目的や具体的な内容を解説

  • チームビルディング研修とは? 目的や具体的な内容を解説

    公開日:2022.12.20

    更新日:2024.04.26

    チームビルディング研修を実施すると、チームや部署のメンバーがお互いに協力し合う体制を作れます。ただし、チームや部署の段階に応じて研修の内容が異なるため、業務効率の改善や生産性向上などにつながる研修を実施することが重要です。この記事では、チームビルディングの研修の目的やメリット・具体的な研修内容を解説します。ぜひ参考にしてください。

チームビルディングとは?

チームビルディングとは、チーム作りや組織作りを指します。企業におけるチームビルディングは、メンバーのスキルや能力を活かせる組織作りであり、新入社員から管理職まですべての従業員が対象です。企業は目的やゴールを達成するためにチームビルディング研修を実施し、チームや部署が協力し合う組織を構築します。

チームビルディング研修の目的

チームビルディング研修の目的は、業務の生産性向上や企業のビジョンの共有です。以下で、解説します。

業務の生産性を向上させる

チームビルディングに成功すると、少ない人数でより高い成果が出せる組織を構築できます。組織におけるメンバーの1人ひとりの役割が明確になり、無駄な業務の削減につながるため、生産性の向上が可能です。企業におけるメンバー同士が協力し合うことで、業務効率を高める相乗効果が期待できます。

企業のビジョンを共有する

チームビルディング研修を行うと、経営者の想いや理念などのビジョンを共有でき、チームや組織の方向性を明確にできます。ビジョンを共有すると、経営者や新入社員などが共通の認識を持ち、自身が働く企業のことを理解したうえで仕事に取り組めます。研修を通して従業員の団結力が強まるため、同じ方向に向かって業務を遂行できる組織作りが可能です。

コミュニケーションの活性化

チームビルディング研修では、体験型のワークショップやゲーム、レクリエーションを通して、メンバー同士のコミュニケーションを図る内容も数多く用意しています。仕事は個人で行うのではなく、チームで行うという意識を醸成するには、メンバー同士の連携と一体感が重要です。チームビルディング研修を通して、メンバー間のコミュニケーションが活性化され、生産性の向上や情報共有、同じビジョンを持って仕事へと取り組めるようになります。

チームビルディング研修の種類・内容

チームビルディング研修を行う際は、目的に応じて適した種類・内容を選ぶことが大切です。チームビルディング研修の主な種類と内容は、次の通りです。

・ゲーム形式
・アクティビティ形式
・合宿形式
・知識・ノウハウ形式

①ゲーム形式

ゲーム形式のチームビルディング研修は、数人で1チームになり、チーム毎に競い合って勝利を目指すものが多いです。マシュマロチャレンジや脱出ゲームなどのように、特定の目標を目指して楽しみながら取り組めるのが良い点です。ゲーム形式は楽しみながら進められるため、研修の堅苦しいイメージを一新できます。ゲーム形式で研修を体験することで、同じ目標を目指す仲間意識や気軽な関係性、立場に関係なく議論が生まれるメリットもあります。ゲーム形式の研修では、仕事ではいつも頼れる上司であっても、みな同じ立場です。メンバー一人ひとりが担当や役割を担うことにより、チームで動くための戦略も身に付けられるでしょう。またボードゲーム形式の研修を選べば、自分の持つ手札や駒の特性を考えたうえで、効果的な戦略を練る力を高めることもできます。ゲーム形式を取り入れることで、社員は柔軟な発想力を持ちながら、業務に必要なスキルも学べます。

②アクティビティ形式

アクティビティ形式の研修は、体を動かすゲームを主体とした研修です。体を動かす内容ですが、屋内・屋外・オンラインなどさまざまな方法で実施できる柔軟性も特徴です。アクティビティ形式の研修には、チームとしての連携力の強化、意識の共有、新しいリーダーの育成、信頼関係の構築といった効果が期待できます。屋内でできるアクティビティの代表例には、以下のものがあります。

・謎解き脱出ゲーム
・ジェスチャーゲーム
・自己紹介ゲーム
・ペア探しゲーム

屋外でできるアクティビティの代表例には、以下のものがあります。
・チャンバラ合戦
・ゲートボール
・登山
・ブラインドサッカー
・ゴミ拾いゲーム

最後にオンラインでできるアクティビティの代表例には、以下のものがあります。
・探偵チームビルティング
・コンセンサスゲーム
・リモリンピック
・ビジトレ

リアルとオンラインを活用できるアクティビティ研修もあるため、実施方法に合わせて内容も変更できます。

③合宿形式

合宿形式は、名前の通り同じ宿に泊まって、一緒に過ごす研修です。同じ場所で一緒に過ごすことによって自然と会話が生まれ、心理的な距離感も近づきます。社員の人間関係が出来ていない時期に実施すると、メンバーの相互理解を深められるでしょう。新入社員研修やプロジェクトチームの結成初期に行うことが多く、仕事から離れてプライベートな会話が生まれやすい雰囲気が作れます。また、合宿ですからメンバー同士でグループワークやワークショップも行い、チームとして目指したい形や達成したい目標を明確化することも多いです。ゲーム形式やアクティビティ形式よりも仕事の要素は強いため、チームビルディングと作業の進捗の両方を重視したいときにおすすめです。

④知識・ノウハウ形式

知識・ノウハウ形式は、授業のような座学を通してチームビルディングについて学ぶ研修です。これまで紹介した3つよりも研修の意味合いが強く、系統的な学びが中心となります。
チームビルディングについて基礎から応用まで一貫して学べる点が強みです。研修を通して得た知識をチームビルディングに活かせば、チーム内での役割分担や協力体制が素早く構築できるでしょう。ただし、知識・ノウハウ形式の研修自体にはチームビルディングの効果はないため、受講した社員の努力も必要不可欠です。チームメンバー同士が声をかけ合い、お互いの知識を最大限発揮することが大切です。

おすすめのチームビルディング研修4選

チームビルディングを進める際のおすすめ研修を4つ紹介します。

・ゲーム形式「謎解き脱出ゲーム」
・アクティビティ形式「レゴ・シリアスプレイ・ワークショップ」
・合宿形式「チームビルディング合宿型研修」
・知識・ノウハウ形式「チームビルディング研修」

ゲーム形式「謎解き脱出ゲーム」

謎解き脱出ゲームは、巷でも人気のある脱出ゲームを大人向けに改良したゲームです。
頭を使って脱出を試みる内容で、体力に関係なく誰でも楽しめる点がメリットです。

①特徴
大規模な施設を使うリアル脱出ゲームとは違い、オフィスの会議室などある程度スペースのある場所ならどこでも楽しめます。制限時間内に閉鎖された空間から脱出するため、与えられた謎を協力して解いていくのが目的です。1チーム5~6人程度で組んで、メンバーそれぞれが自分の能力を発揮することでクリアを目指します。

ゲームの詳しい特徴は次の通りです。
・ゲームを楽しむなかで自然にチームビルディングができる
・会社と絡んだ内容が謎解きのヒントになっている
・会議室などの一定のスペースがあれば開催できる
・最大1,000人程度まで同時開催できる
・低コストで実施できる

②プログラム
謎解き脱出ゲームの進め方は次の通りです。
(1)1チーム5~6人でチーム分けを行う
(2)1.5~2時間の制限時間を設ける
(3)テーマを与えて、チーム内で謎解きを進める
(4)すべての謎が解ければクリア

③研修概要
謎解き脱出ゲームでは、社員同士でチームを組み、司会進行は研修担当のプロが行います。
ルールやテーマにはさまざまなものがあり、会議室、無人島、戦国時代、魔法学校などを舞台にすることもあります。ただし、基本的にどのテーマでも「制限時間内に脱出する」という点は共通です。ゲーム中に登場する謎解きには、暗号やパズル、協力が必要なギミックなどが待っています。個人プレーでは決してクリアできないため、チームメンバーとの協力は必要不可欠です。社内イベントとして実施するのはもちろん、自社のオリジナルキャラクターの世界観と結びつけ、社員の理解を深めるためにも役立ちます。「閉鎖された空間から脱出する」という共通目標を持ち、メンバーが同じ目標に向けて協力できるゲームです。ゲームを通して自然と役割分担が生まれ、メンバーの発言も増えていくため、効率的なチームビルディングにつながるでしょう。

アクティビティ形式「レゴ・シリアスプレイ・ワークショップ」

レゴ・シリアスプレイ・ワークショップは、パーツを組み合わせて自由にクラフトできる「レゴ」を使ったワークショップです。チームメンバーが協力してモノづくりを進めるタイプの研修で、アクティビティ形式とゲーム形式を組み合わせた内容となっています。レゴ・シリアスプレイ・ワークショップは、レゴ社のロバート・ラスムセン氏が教育理論に基づいて、思考を可視化することを目的として開発されました。レゴを使ってモノづくりすることで、社員のコミュニケーション能力や課題解決能力などが向上するとされています。

①特徴
ワークショップ形式になっているため、1つの机にレゴブロックを広げ、チームで共通の「モノ」を作り上げていきます。レゴ・シリアスプレイ・ワークショップは、かなり長時間の研修となるため、途中で小休止を挟みながら進めるのがよいでしょう。レゴ・シリアスプレイ・ワークショップの特徴は次の通りです。

・チームで集中して作業できる
・目標達成に向けた話し合いの場が生まれる
・メンバー同士の自然なコミュニケーションにつながる
・課題解決の思考や内省思考が身に付けられる
・メンバーの相互理解が深まる

②プログラム
レゴ・シリアスプレイ・ワークショップの進め方は次の通りです。
(1)司会進行がテーマとルールを説明
(2)3時間以上の制限時間を設ける
(3)チーム内でテーマに合致する「モノ」を話し合う
(4)制限時間内に作品を完成させる
(5)出来上がった作品のストーリーを発表する
(6)参加者同士で質問や交流の時間を設ける


③研修概要
レゴ・シリアスプレイ・ワークショップは、社員同士や部署内でのチームビルディングに用いられることが多い研修です。
チームビルディングを進めるには、個々のメンバーにどのような特性があり、状況に応じてどう動くかを把握する必要があります。
レゴ・シリアスプレイ・ワークショップを通して社員の相互理解を深め、それぞれがチームに貢献する方法や、アイディアを出し合う風土が醸成できます。レゴブロックは社員がそれぞれ持っている想いを可視化する効果があり、他者のレゴを見ることで社員の想像力も刺激されるでしょう。

合宿形式「チームビルディング合宿型研修」

チームビルディング合宿型研修は、3日間の研修プログラムを実施し、チームビルディングと人材育成を行う研修です。実施方法はさまざまで、企業の持つ施設を利用する方法や、宿を数日間借りてチームビルディングを進める方法などがあります。チームビルディング合宿型研修では、座学だけでなく、合宿の合間にゲーム形式やアクティビティ形式を取り入れることもあります。

①特徴
チームビルディング合宿型研修の最大の特徴は、集中的にスキルや知識の習得が行える点です。オフィスでは仕事の合間に研修を行うことが多く、仕事の疲労やストレス、気持ちの切り替えなどが難しいこともあります。チームビルディング合宿型研修では、特定のテーマや業務を学び、知識とスキルを向上することに集中できる環境となります。
チームビルディング合宿型研修の細かい特徴は次の通りです。

・社員の連携力強化
・モチベーションアップ
・知識・スキルの習得に専念できる
・社員同士の理解が深まる
・社員が自分の課題を発見できる

②プログラム
チームビルディング合宿型研修の進め方は次の通りです。
(1)研修場所で3日間を過ごす
(2)研修中は座学・ワークショップなどを通して学習する

③研修概要
チームビルディング合宿型研修では、チームビルディングの基本知識や経営課題、コミュニケーションなども学びます。3日間という短い時間ですが、インプットに集中できるため、チームビルディングと人材育成に高い効果が期待できます。また合宿後は学びを忘れないように、アウトプットも実施して、学びの習得を進める点も研修のポイントです。合宿中は同じ施設内で研修を受ける社員同士の交流が生まれ、相互理解と自身の課題へ目を向ける機会も生まれます。知識を詰め込むだけでなく、社員が自ら成長できるよう促せる点もチームビルディング合宿型研修ならではの効果です。

知識・ノウハウを学ぶeラーニング形式「チームビルディング講座(ユーキャン)」

チームビルディング講座は、組織作りまで意識した講座です。社員の能力や個性を活かしやすい組織作りを進めるため、中長期的な視点を行うのがよいとされています。ゲーム形式・アクティビティ形式・合宿形式とは違い、場所を問わずeラーニング学習できます。

①特徴
チームビルディング研修はさまざまな企業で行われており、企業の目的、業種、目指す形によって内容は異なります。ユーキャンのチームビルディング講座には、以下の特徴があります。

・業務の生産性が向上する
・企業のビジョンを共有できる
・社員のコミュニケーションが活性化する
・社員に主体性や責任感が生まれる
・チームで目標を共有する意識がつく

eラーニングで学ぶチームビルディング講座

②プログラム
チームビルディング研修には特定の進め方はなく、さまざまな内容があります。
通常の研修と同じく集合研修や座学形式のほか、オンライン、eラーニング、屋外で行うものもあります。
プログラムや実施方式は、企業の目的や課題に応じて選択するのがおすすめです。

③研修概要
チームビルディング講座では、チームビルディングに欠かせない知識や組織作り、課題解決の能力を磨きます。eラーニングで約2時間20分で必要な知識を学べるので、非常に効率的です。全国に拠点がある企業や、リーダーが多忙で集合することが難しい企業にとってeラーニングは便利なツールです。企業のスタイルに合わせて、研修の形式もベストなものを選択しましょう。

チームビルディング研修を選ぶためのポイント

効果的なチームビルディング研修を行うには、以下のポイントを意識することが重要です。

・会社の経営課題を明確にする
・自社の目的に合った研修を検討する
・研修を依頼する会社を吟味する

会社の経営課題を明確にする

自社に合ったチームビルディング研修を選ぶには、まず自社がどんな経営課題を抱えているか明らかにすることが大切です。チームビルディング研修にはさまざまな形式、種類があり、それぞれ目的とすることが違います。自社の経営課題が明確になっていないと、研修を用意しても期待した効果が得られないでしょう。実施後に後悔しないように、自社がチームビルディング研修を行いたい理由を深く考察し、的確な研修内容を選択してください。

目指す形に合った研修を検討する

会社の経営課題にも関連しますが、課題を踏まえて自社が目指す形を把握し、目的に合う研修を比較検討しましょう。チームビルディング研修の基本知識を学んだうえで、自社が将来どんな組織になりたいのか、チームビルディングに何を求めるのか考えることが大切です。
チームビルディングは部署内に限った話ではなく、企業全体の将来を左右するものだからです。チームビルディングの成功例を通して、社内全体のチーム作りが活性化するはずです。
単なる仲良しチームではなく、企業を支えられるほど強い仲間意識を持つチームを生み出しましょう。

研修を依頼する会社を吟味する

チームビルディング研修を選ぶ際は、どのような会社に依頼するかという点も重要です。
企業の経営課題を理解し、企業に寄り添った提案をしてくれる会社を選ぶべきです。研修会社を選ぶ際は、複数の会社でプログラム、フォロー体制、コストなどを比較してください。研修実施後に「こんなはずではなかった」とならないように、自社のチームビルディングに良い影響を与えてくれる会社を選びましょう。

チームビルディング研修を成功させるためのポイント

対話を意識させる

チームビルディング研修では、チーム内でメンバー同士の対話を意識することが成功のポイントとなります。特に形成期や混乱期には、お互いのことをよく知らないからこそ遠慮や対立が生まれ、チーム内で意見の相違やバラバラの動きになりがちです。チームビルディング研修の中で、ディスカッション形式の研修を行い、自分の意見を論理的に伝え、相手を納得させる技術を磨くことには大きな意味があります。ただしチームビルディング研修でのディスカッションは、お互いの意見をぶつけて論破するのではなく、あくまで対話である点を意識しなければなりません。
つまりメンバーの気持ちや立場を理解する対話を重視し、自身との考えの違いを受け入れることが本当の目的です。この時、相手を論破しようとヒートアップすると対話になりませんから、中立的な目線で司会進行ができるファシリテーターがいると、ディスカッションもスムーズに進みます。

質問力、聞く力を身につけられるようにする

チームが活発に活動するには、メンバー間のコミュニケーションが欠かせません。チームビルディング研修では、コミュニケーションを活発にするために、質問力と聞く力を身に付けられるようにすることも成功のポイントです冗談を言い合ったり、好きなことを語り合ったりするのは、チームにおけるコミュニケーションではありません。チームにおけるコミュニケーションでは、相手の話を傾聴し、話の中の重要なポイントに的確な質問を投げかけることこそ最重要です。質問力や聞く力は個人差がありますが、チームを円滑に運営するには欠かせない能力です。チームビルディング研修を通して、メンバーそれぞれの質問力と聞く力がどのくらいあるのか、誰の能力が不足しているのかを把握し、サポートするようにしてください。チームビルディング研修中は、ファシリテーターが質問力と聞く力の足りないメンバーをサポートし、能力を高められるようにする役割があります。

達成感をわかちあえるようにする

チームビルディング研修ではチームに足りていないものがある時、研修を通してチームメンバーがお互いのことを理解し、チームとして団結できることが理想です。チームの中で突出した能力を持つ人物が中心となって活動しても、それはチームとして正しい形とはいえません。そのため、チームビルディング研修を成功させるには、メンバーがそれぞれの役割と特徴を活かし、全員で協力しなければクリアできない研修を用意することが重要です。例えば断片的な情報を各メンバーに与える、または1人では処理しきれない作業量を与えるなどの方法があります。実際にチームとして働けば、それぞれのメンバーが能力を生かして働くことになるため、実践と同様に個々の能力を生かせる研修内容にしましょう。全員が協力して1つの目標を達成できれば、お互いの努力と健闘を称えあい、達成感をわかちあうことができるはずです。

相手の長所を発見できるようにする

人間は短所ほどよく目につき、他人の長所はあまり見えないものです。しかしチームとして活動する以上、メンバーの短所ばかりに目を向けるのは人間関係を悪くするだけでなく、ストレスやチーム全体の不協和音に繋がります。チームビルディング研修を成功させるには、メンバーの個性を受け入れ、相手の長所を発見することが重要です。メンバーの中には、コミュニケーションが苦手でも論理的思考力の高い人、相手の感情の機微に敏感な人、メンバー同士の関係を取り持つ仲介役の人など、様々な長所を持つ人がいます。人間は完璧な存在ではないからこそ、相手の長所を理解することで、チームとしてより高みに届くようになります。チームビルディング研修は相手の長所を把握し、自分達だけのチームの形を発見する絶好の機会になるでしょう。

主体性とリーダーシップが定着できるようにする

ダーシップを取りたくないと考えますが、リーダーではないからといって、指示通りに動くだけではいけません。リーダーが指示を出しやすいようにメンバーも主体的に動き、リーダーシップを取りやすいようにすることが重要です。これはビジネスでも同じことで、リーダーの指示に従っているだけでは、チームで活動する意味が薄くなります。チームビルディング研修とはいえ、実際に活動する中と同じように、メンバーがそれぞれの個性と役割を果たすことで、真のリーダーシップが発揮できます。

振り返りを行う

チームビルディング研修に限りませんが、研修後は早いうちに振り返りを行うことが成功のポイントです。研修内容を振り返る中で、メンバーの意見を聞き、それぞれが課題と感じたことをチームの解決策検討に繋げていきます。また振り返りではメンバーの率直な意見を聞き、メンバーがどの場面で何を思っていたかを知る機会になり、チームの結束力を高められます。振り返りを行わなければ、そうした振り返りと団結力アップの機会が失われ、チームが1つの目標に向かっていくことは難しくなるでしょう。研修中にはファシリテーターが進行役を行うため、話しにくさや恥ずかしさを感じるメンバーが出ることもあります。その場合も研修後にチームで集合し、リーダーシップを取るメンバーが進行役となり、メンバー同士で意見交換できる場を設けるべきです。

まとめ

今回はチームビルディング研修について、目的やメリット、種類、具体的な研修の内容などを解説しました。チームビルディングは社員同士の相互理解を助け、生産性と業務効率を向上させる効果があります。対象となるのは一般社員だけでなく、管理職も含まれます。
社員全員がチームビルディングの重要性を理解することで、研修の効果はさらに高まるでしょう。企業の目的と各社のチームビルディング研修プログラムを擦り合わせ、自社の目指すべき姿を叶えられる研修を選択してください。

お気軽にお問合わせください

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