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TOEICの勉強法と高得点を取るコツ|試験本番の時間配分のコツも解説
- 更新日:2024/11/07
TOEICは目指すスコアによって、とるべき勉強法が異なります。高得点の獲得には、各Partに応じた点数の取り方のコツを学ぶことが重要です。この記事では、高得点につながる効率のいいTOEICの勉強法や、時間配分のコツなどについて解説します。TOEICの勉強をこれからはじめる人や、高得点を目指す人はぜひ参考にしてください。
このページを簡潔にまとめると・・・
- TOEICの勉強法は目標スコアによって違い、解決すべき課題にあった、勉強法を採用することが大切。
- 例えば、TOEIC600点以上を目指すには、リスニング力やスラスラ英語を読める力をつける勉強法が最適で、シャドーイングや基本的な語彙や構文の理解が重要。
- TOEICで高得点を取るには、時間配分のコツも重要。リスニングでは、問題説明のアナウンスが流れている間に、問題文を先読みしよう。
TOEIC初心者がやるべき3つのこと
TOEICをはじめて受験する場合、何から手をつければいいのでしょうか。TOEIC初心者がやるべき3つのことについて解説します。
TOEICに出題される内容などを確認する
まず、TOEICの出題形式や問題の傾向を確認しましょう。どのような形式の問題がいくつ出題されるか理解できると、試験の全体像を把握しやすくなります。次にTOEICの教材を読んで、試験の内容を把握してください。
その時点の自分の英語力でどのくらい解答できそうか予想したり、苦労しそうなPartを予想してみたりすることも重要です。
自分の英語力を把握する
TOEICに出題される内容などが確認できたら、本番と同じように時間を区切って、模擬試験を受けてみましょう。自分のスコアがわかったら、その時点の英語力として客観視することがポイントです。
目標スコアを達成するには、どのくらいの勉強時間が必要か、苦手分野はどのPartかなどを把握して、学習スケジュールに活かします。
目標スコアを設定する
模擬試験の結果を踏まえて、目標スコアを決めましょう。目標スコアにあわせて、勉強する内容やスケジュールなどを変更すると、より効率的に勉強が進められます。目標が明確であるほど、勉強を続けやすくなります。できるだけ、具体的な数字や行動を盛り込んだ目標を立てま
TOEICの時間配分のコツ
TOEICで高得点を目指す場合、全問題を一通りやり切るだけの時間的な余裕が必要です。以下より、TOEICでの時間配分のコツについて解説します。
TOEICの時間配分が重要な理由
TOEICの問題数は全部で200問あり、それらすべてを2時間以内に解く必要があります。少しでも得点を上げるためには、迷ったり考えたりする時間をできるだけ減らすことがポイントです。時間配分をおろそかにすると、最後まで問題が解けずに試験時間が終わってしまい、思ったように点数が伸びない原因になります。
TOEICリスニングの時間配分
TOEICのリスニングでは、問題説明のアナウンスが流れている間に、問題文を先読みしましょう。Part1ではどのような設問がだされるかは、音声が流れるまでわかりません。しかし、写真で問題をイメージしながら解くことで、正答率を高められます。
以下は、リスニングのPartごとの参考時間です。100問を約45分で解きます。
Part1 | 約3分 |
---|---|
Part2 | 約9分 |
Part3 | 約17分 |
Part4 | 約16分 |
TOEICリーディングの時間配分
TOEICのリーディングは、リスニングが終わったあとにあります。Part7が長文で最も時間がかかるため、余裕をもって時間をかけられるか否かが、高得点獲得のポイントです。空欄を補充する問題は、反復の訓練で正答率を高めるようにしましょう。
以下、参考の時間配分です。100問を約75分間で解きます。
Part5 | 約10分 |
---|---|
Part6 | 約10分 |
Part7 | 約55分 |
TOEICの勉強時間の目安・スケジュールの立て方
TOEICのスコアを100点アップさせるために必要な勉強時間は、200時間から300時間です。したがって、2か月から3か月単位でスケジュールを立てるといいでしょう。例えば、現在のスコアが650点で、目標スコアが750点の人は、225時間ほどの勉強時間が必要です。
自己管理やモチベーション維持に不安がある人は、独学では限界がくる可能性があるため、効率的な勉強のためには、TOEICに特化した講座の受講がおすすめです。
TOEICの勉強におすすめの教材
TOEICの勉強では、TOEIC公式問題集の活用がおすすめです。TOEICに関連した、市販の教材は数多くありますが、自分に合った教材を見つけるのは難しく、教材選びにはコストも時間もかかります。その点、TOEIC公式問題集は、本番のテストとほぼ同じクオリティの教材です。
何度も問題を解くことで本番と同じ出題形式に慣れるため、高得点を狙えます。解答・解説冊子を活用しながら、繰り返し復習することで、本番でも通用する英語力を身につけられるでしょう。
TOEICの効率のよい勉強方法
TOEICを効率よく勉強するには、どのような勉強法をとればいいのでしょうか。特に大切な2つのポイントについて解説します。
スキマ時間を活用する
読解力や単語力などの英語力は、簡単に身につく力ではなく、コツコツ研さんを積むことが重要です。忙しい毎日のなか、一定の勉強時間を確保できるかが、目標スコア獲得のカギになります。スキマ時間を合計すると、1時間から2時間程度の勉強時間はとれるはずです。朝や通勤通学のスキマ時間を活用し、勉強時間を確保しましょう。
基礎学習を徹底する
TOEICで高得点をとるには、応用力も大切ですが、英語の基礎的な知識が点数に直結します。特に単語や文法の知識でスコアに差がつくため、基礎学習をおろそかにしないように注意しましょう。TOEIC700点以下の人は、英語の基本的な部分の学習が不十分な可能性があります。基本的な文法や構文、単語などがしっかり理解できるまで、復習を繰り返しましょう。
【目標別】TOEICの勉強方法
目標スコアに近づくには、解決すべき課題にあった、勉強法を採用することが大切です。この章では、目標スコアに応じた、最適な勉強法について解説します。
TOEIC300点~500点を目指す勉強方法
TOEIC300点~500点を目指す人は、まず、基本的な文法や英単語を中心に学びましょう。基本的な問題のリスニングができ、短い文章をなんとか理解できるレベルから、さらに単語力とリスニング力を伸ばすことで、スコアアップにつながります。中学レベルの英文法やリスニングを学び直す勉強法が最適です。
TOEIC600点以上を目指す勉強方法
TOEIC600点以上を目指す人は、高校英語以上の知識が求められます。やや高度な単語や文法を理解し、英語の耳力がレベルアップすると、目標スコアに近づくでしょう。細部まで正確にリスニングする力や、スラスラ英語を読める力をつける勉強法が最適です。
リスニングしながら発声するシャドーイングや、基本的な語彙や構文の理解などを通して、正確に解答できる力をつけましょう。
TOEIC700点以上を目指す勉強方法
TOEIC700点以上を目指す人は、時間内に全問解答するために出題傾向を分析することや、頻出単語をおさえたうえで単語を暗記することなどが重要です。最終的には、辞書なしで英語を読めるレベルの読解力を身につけるだけでなく、テキストなしで英語をリスニングしてほぼ理解できるまでにリスニング力を鍛えましょう。
単語を覚える際は、派生語や語法も一緒に学び、読解スピードをあげる努力も必要です。
TOEIC800点以上を目指す勉強方法
TOEIC800点以上を目指す人は、より難易度の高い問題を解いて、不安な解答をなくす勉強をすることが重要です。ネイティブレベルまでリスニングの精度を高め、単語力や語彙力、文法力を総合的に伸ばす必要があります。
基本的なレベルの文法の理解は完璧にしたうえで、頻出の文法や単語に絞って問題を繰り返し解き直しましょう。また、読むスピードを上げるために、制限時間を設けた読解練習も必要です。
TOEIC900点以上を目指す勉強方法
TOEIC900点以上を目指す人は、9割以上の正解率が求められるため、基礎的な設問でのミスは許されません。効率的にスコアアップを目指すには、苦手分野に焦点を当てた勉強をすることがポイントです。洋書はもちろん、英語の動画やニュースなども学習に活用し、さまざまなジャンルの英語に触れましょう。
効率的に勉強を進めるには、「TOEICで出題される英単語」をどれだけ知っているかも重要です。
【Part別】TOEICで高得点を取るコツ
TOEICで高得点を取るには、Partごとにコツがあります。Partごとにどのような学習を進めればいいか、解説します。
Part1
Part1は写真描写の問題です。問題用紙に印刷されている写真を確認し、放送される選択肢の英文のなかから、写真の様子を示しているものを選びます。選択肢の英文は印刷されておらず音声が流れてくるだけのため、答えを先読みできません。写真から問われそうなポイントを絞り込んで、予想する力を身につけることがポイントです。
すべての選択肢をリスニングしたうえで、消去法で解答すると、解答率を高められます。
Part2
Part2は、1つの質問または文章とそれに対する3つの応答をリスニングし、最適な選択肢を選ぶ応答問題です。仕掛けや落とし穴に注意し、問いかけの英文をきちんとリスニングする練習を重ねることが、ミスを防ぐコツです。特に質問文の文頭に注意してリスニングし、似た発音の単語にも注意しましょう。
「いつ」「どこで」「何を」などの疑問詞は、重要なキーワードです。聞き逃さないように注意してください。
Part3 & Part4
Part3とPart4はリスニングの会話問題と説明文問題です。Part3では2人または3人の会話をリスニングし、問題用紙にある設問と解答を読み、正しい解答を選びます。この2つのPartでは、英文の長さに対応できる集中力を身につけることがポイントです。また、会話の流れや登場人物の関係性を、把握することが重要になります。
次の設問を先読みできるくらい、なるべく早く解答し、次の設問を読む時間を確保しましょう。
Part5 & Part6
Part5とPart6は短文と長文の穴埋めをする、読解問題です。基本的な文法を理解し、問題に対応できる力をつけることが必要になります。また、時間を意識して解くと、短時間で高得点が取れます。文章を読む前に選択肢をチェックし、何が問われているか確認することが重要です。
Part7
Part7は長文読解です。全Partのなかで、問題数が最も多いです。近年の問題は、斜め読みでは対応できない傾向にあるため、全文を読まなければ得点につながりません。なるべく速く英語を読む力をつけることが重要です。
速読力は簡単に身につく力ではないため、毎日の勉強のなかでも、時間を測りながら読む習慣をつけるようにしましょう。
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「はじめてから500点コース」は、初めて試験に挑戦する方や久しぶりに英語を勉強する方におすすめのコースです。
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まとめ
TOEICの勉強法は、自分の英語のレベルや目標スコアなどを元に立案することがポイントです。
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- この記事の監修者は生涯学習のユーキャン
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1954年設立。資格・実用・趣味という3つのカテゴリで多岐に渡る約150講座を展開する通信教育のパイオニア。気軽に始められる学びの手段として、多くの受講生から高い評価を受け、毎年多数の合格者を輩出しています。
近年はウェブ学習支援ツールを拡充し、紙の教材だけでは実現できない受講生サポートが可能に。通信教育の新しい未来を切り拓いていきます。
よくある質問
- TOEICで目標スコアに到達するために必要な勉強時間は?
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TOEICで目標スコアへと到達するための勉強時間には、オックスフォード大学出版局が提示している目安があります。おおむね、100点上昇させるには200~300時間が必須とされています。
- TOEICを始めて受験するときやるべきことは?
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TOEICをはじめて受験する場合は、「TOEICに出題される内容などを確認する」「自分の英語力を把握する」「目標スコアを設定する」ことを心がけましょう。
講座との相性を確かめよう
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