出産後もこれまでどおり働くために準備することは?=女性の57.2%が「資格取得」
男女共通1位=TOEICその他外国語検定、2位=簿記、3位=ファイナンシャルプランナー
女性が結婚・出産前と同様に仕事を続け、これまでに以上に活躍するために準備しておくべきことについて女性に聞いてみたところ、1位:「仕事に関する資格を取得する(57.2%)」、2位:「ビジネススキルや教養を身に付ける(52.0%)」、3位:「(資格以外の)専門知識やスキルを身に付ける(51.7%)」となりました。
さらに、出産後も女性が仕事を続け、会社の中でこれまで以上に活躍できるようになるために取得しておくべき資格についても聞いてみたところ、女性での圧倒的1位は「TOEICその他外国語検定(52.7%)」。2位・3位はそれぞれ「簿記検定(30.1%)」、「ファイナンシャルプランナー(FP)(28.0%)」とお金に関連する資格を重視、4位は「マイクロソフトオフィススペシャリスト(22.0%)」となり、この順位は男性でも同様となりました。5位以降10位までを男女別で比較してみると、以下の通り順位が異なりますが、「医療事務」「秘書検定」「情報処理技術者」「行政書士」が共通でランクインしました。
■身に付けたい(資格以外の)専門知識やスキル
「出産後も女性が出産前と同様に仕事を続け、会社の中でこれまで以上に活躍できるようになるためにはどんな準備をしておくべきだと思いますか」の問いで、「(資格以外の)専門知識やスキルを身に付ける」と回答した人に、その具体的な内容について聞いてみたところ、特に多かったのは「業界動向・トレンド・業界知識」。次いで「パソコンスキル・知識」、また「取得しておくべき資格ランキング」でも1位だった「外国語」という意見も多く見られました。その他では「常識・礼儀作法」「やる気・向上心」といった仕事に対する姿勢の高さを求める意見、また「管理・マネジメントスキル」といった管理職に求められるスキル、さらに「分析力」「プログラミングスキル」などの専門的なスキルに関する意見も見られました。
■身に付けたいビジネススキルや教養
出産後も女性がこれまで通りに仕事を続け、会社の中でこれまで以上に活躍できるように身に付けておくべきビジネススキル・教養についても聞いてみたところ、1位:「ビジネスマナー(言葉づかい、コミュニケーション、礼儀・作法)(76.9%)」、2位:「PCスキル(70.0%)」、3位:「マネジメントスキル(47.9%)」、4位:「経営/経済学(32.7%)」、5位:「外国語(32.3%)」となり、こちらも全ての項目で女性の回答率が男性を上回る結果となりました。
※「外国語」と回答した人の中では圧倒的に「英語」が多く、「中国語」、「スペイン語」という意見も数件寄せられました。
“適正”と考える育児休暇期間の感覚=女性の方が男性より5ヵ月間「短い」
最後に、育児休暇期間はどのくらいが適正だと思うかについても聞いてみたところ、男性回答の平均値が2年1ヶ月だったのに対して、女性は1年8ヶ月と、およそ5ヵ月も短く考えていることがわかりました。男女別の回答結果は以下の通りで、最も多かった回答は男女共に「1年間」でしたが、「2年間」以上の回答比率は女性よりも男性が高く、「半年間」以下の回答比率は、男性よりも女性が高いことが確認できます。少しでも早く復職したいという女性の前向きな思いが反映される結果となりました。
今回の調査で「女性の社会進出」は、ほぼ全てのビジネスマン・ビジネスウーマンに支持され、「女性が輝く日本」の具体的な政策・目標に対する評価も総じて高いこと、また女性のより前向きな姿勢が確認できました。それと共に、現状において女性が活躍できる機会はまだまだ少なく、実現に向けては「待機児童の解消」や「職場の制度」といった実質的な課題、また女性が結婚・出産後も働くことへの周囲の理解や、それを支持する社会のムードが重要と認識されていることも確認されました。
社会進出をされたい女性、またそれを支持される皆さまは、ぜひご参考になさっていただきたいと思います。株式会社ユーキャンは、女性が結婚・出産前に培ったキャリアを活用して、よりご活躍の機会を増やしていただくために、皆さまのキャリアアップ・スキルアップのお役に立てる講座の提供に努めて参ります。
標準学習期間 6ヶ月
主な仕事は、レセプト作成と受付業務。
景気にも左右されにくい常にニーズの高い人気職!
「正社員」「パート」などの勤務形態を選べる場合があり、時間のコントロールがしやすい、などのメリットが!
1位の語学系の資格には、CDでの学習など、スキマ時間に勉強ができる通信教育ならではのメリットがあります。
また2位以下、特に簿記やFPは、安定して求められるスキルであるのと同時に、出産後ますます重要になる家計への活用や、保険・年金などの知識は今後の人生設計のためにも役立てられるような、仕事面、家庭面それぞれに活用できるメリットの多い「使える」資格としてのニーズがありそうです。
女性の6位に社会保険労務士がランクインしています。
社会保険労務士は社会的ニーズがあり、評価されやすい資格であるだけでなく、
管理職の方が就業規則、労働条件といった知識を身につけるために資格取得を目指すケースもある程、キャリアアップにおいて有効な資格といえます。
女性にのみランクインしているのは、出産後の復職だけでなく、女性が管理職に就くことへの意欲が表れているのかもしれませんね。 続きを読む >> 閉じる