場を和ませるアイスブレイク14選!メリット・注意点・おすすめトークテーマも紹介

  • 場を和ませるアイスブレイク14選!メリット・注意点・おすすめトークテーマも紹介

    公開日:2024.05.31

    更新日:2024.05.31

    アイスブレイクは会議や研修、ワークショップの合間に挟み、ミニゲームなどをしながら和やかにコミュニケーションを取ることです。 アイスブレイクは人間関係を円滑にするとともに、緊張をほぐして柔軟な発想をするために必要な施策です。この記事ではアイスブレイクのメリットや注意点、実際に使えるアイスブレイクなどを解説しています。

アイスブレイクとは何か?

アイスブレイクは、日本語で「氷を壊す」を意味しますが、ビジネスでは和やかな雰囲気でコミュニケーションを取ることを指します。例えば研修やワークショップ、グループワークなどでの緊張をほぐすために、アイスブレイクとしてリラックスする時間を設けるのが代表的です。アイスブレイクは単に緊張をほぐすだけでなく、同じ研修やワークショップを受ける参加者が打ち解けられるようにすることも大きな目的です。緊張状態が続いた後のアイスブレイクは、参加者をリラックスさせ、初対面の相手との会話をスムーズにしてくれる効果があります。

アイスブレイクのメリット

アイスブレイクは通常の休憩とは違い、間に挟むことでさまざまなメリットがあります。

・緊張がほぐれる
・初対面同士でもコミュニケーションが捗る
・相互理解が進む
・発言しやすい雰囲気になる

緊張がほぐれる

研修やグループワークでは、常に頭をフル回転させており、緊張状態が続きます。そこにアイスブレイクを挟むことで、疲れた頭をリフレッシュさせ、緊張状態をほぐす効果があります。アイスブレイクではミニゲームを取り入れることもあり、一時的にでも研修や仕事のことを忘れられるでしょう。効果的なアイスブレイクを挟むことで、適度な緊張感を維持しながら、研修や仕事にも取り組めます。

初対面同士でもコミュニケーションがとりやすい

通常、人間は初対面の相手とは一定の心理的な距離感を保ちつつ、少しずつ相手のことを知ろうとするものです。 アイスブレイクには相手との心理的距離を縮め、コミュニケーションを活性化する効果があります。

コミュニケーションが活発になれば、研修やグループワークにも前向きな姿勢で取り組みやすくなります。また、お互いのプライベートについても話しやすくなり、親しくなれるでしょう。

相互理解が進む

アイスブレイク中は研修や仕事のことだけでなく、個人的なことを話す機会もあります。

例えば出身地や趣味、卒業した学校などが同じであれば、それがきっかけで会話が弾んだり、仲良くなったりすることもあるでしょう。研修やグループワークといったかしこまった場での姿とは違い、その人の別の一面を知ることができるはずです。

発言しやすい雰囲気になる

アイスブレイクでコミュニケーションが活発になると、研修中の発言にも変化が現れます。雑談やゲームで場が和み、発言しやすい雰囲気になれば、積極的に自分の意見を述べられるでしょう。発言の少ない人は意見がないのではなく、緊張や不安から話せないこともあるからです。アイスブレイクで信頼関係を構築できれば、より建設的で独創的なアイディアが生まれる可能性も高まります。

アイスブレイクを実施する際の注意点

アイスブレイクを実施する際は、いくつかの注意点を守ることも意識しましょう。

・アイスブレイクの時間は適度な長さにする
・相手に配慮したコミュニケーションを取る
・政治、宗教の話はしない

上記の3つは特に注意すべきポイントです。
例えば、あまりにプライベートな話をすると、相手を不快にさせることもあります。また政治や宗教などの話は相手との衝突を招きやすいため、原則として避けるべきです。注意点を意識して、効果的なアイスブレイクを設けましょう。

所要時間30分以上のアイスブレイク

所要時間が30分以上と長めで、おすすめのアイスブレイクを7つ紹介します。

【謎解き脱出ゲーム】

謎解き脱出ゲームは、参加者が隠された手掛かりを探しつつ、チームで謎解きをしながらミッションクリアを目指すゲームです。具体的なゲームの所要時間や参加人数、実施するメリットは次の通りです。

所要時間

1~2時間

参加人数

5~8人/チーム

メリット

・モチベーションの維持
・気持ちのリフレッシュ
・チームビルディングに効果的
・リーダーシップの育成に役立つ
・コミュニケーション能力が高まる

謎解き脱出ゲームはアイスブレイクの中では長いゲームですが、チーム内でのコミュニケーションやチームビルディングに高い効果が期待できます。チームができて初期の段階で謎解き脱出ゲームを行うことで、メンバー同士が打ち解ける機会になるでしょう。

謎解き脱出ゲームの遊び方

謎解き脱出ゲームの遊び方は次の通りです。
1.与えられるヒントを元に話し合い、チームで協力して謎を解く
2.一定の制限時間内にミッションクリアを目指す
3.制限時間内にミッションがクリアできなければ失敗となる
4.すべてのチームがミッションクリアまたは失敗になったら、司会進行が答え合わせを行う

【リアル探偵チームビルディング】

リアル探偵チームビルディングは、参加者同士で情報を共有しつつ、整理した情報を元に全員でクリアを目指すゲームです。参加人数は数十人から数百人までと多く、大きなホールでの研修にも利用できます。参加者は調べた情報を教え合ったり、協力したりしながら情報を整理して真実へたどり着くことを目指します。ゲーム名に「チームビルディング」と入っている通り、チームビルディングにおすすめのアイスブレイクです。具体的なゲームの所要時間や参加人数、実施するメリットは次の通りです。

所要時間

1時間30分~2時間

参加人数

10~200人

メリット

・問題発見能力および解決力の向上
・チームビルディングの効果
・リーダーシップの育成
・ファシリテーションスキルの養成

リアル探偵チームビルディングの遊び方

リアル探偵チームビルディングの遊び方の手順は次の通りです。
1.大グループの中に小グループを作る
2.小グループにはそれぞれ異なる情報を与える
3.テーマとなる問題に対して、小グループで対処法を相談する
4.大グループで情報を共有し、情報を整理する
5.再び小グループで情報の分析、仮説を立てて話し合う
6.最後に大グループで解答を決定する
7.司会進行が答えを解説
8.小グループで答えと自分たちの解答を振り返る

【マシュマロ・チャレンジ】

マシュマロ・チャレンジはパスタとマシュマロを使い、チーム同士で競争して最も高いタワーを作ったチームが勝つゲームです。世界記録は99㎝となっており、世界記録越えを目指してチームで協力しましょう。1ゲーム18分という決まりがあり、タイムキーパーや積み上げる役、支える役などに分かれ、協力しながらタワーを作っていきます。複数回繰り返し、PDCAサイクルを回してより高いタワーを目指すことが目標です。チーム内で役割分担を行いながら協力する必要があるため、チームビルディングに役立ちます。具体的なゲームの所要時間や参加人数、実施するメリットは次の通りです。

所要時間

40分~2時間(1ゲーム約18分)

参加人数

4~6人/チーム(最大100人)

メリット

・コミュニケーション能力の強化
・チームビルディングの効果
・課題解決能力の向上
・役割分担意識の養成

マシュマロ・チャレンジの遊び方

マシュマロ・チャレンジの遊び方は次の通りです。
1.チームで作戦を考える
2.マシュマロ、パスタ、はさみ、ひも、マスキングテープで自立するタワーを作る
3.タワーの頂点にはマシュマロを置く、または刺す
4.最終的に最も高いタワーを作ったチームの優勝。ただし、テープを使ってタワーの足場を固定するのは禁止です。あくまでも自立するタワーで高さを競います。

【十人十色】

十人十色は少人数のチームの中から1人を指定し、3択の簡単な質問に答えてもらい、チームの予想と合ったら得点になるゲームです。3択の問題は「朝ごはんはご飯・パン・シリアルのどれが好き?」や、「ラーメンは醤油・味噌・とんこつのどれが好き?」などで構いません。他人がどのような性格や嗜好を持っており、何が正解になるかを意識することに意味があります。自分の好みではなく、他人の好みを考えるという他者思考により、マーケティングの基本的な考え方を学べます。具体的なゲームの所要時間や参加人数、実施するメリットは次の通りです。

所要時間

1時間

参加人数

3~7人/チーム

メリット

・自分と他者の価値観やライフスタイルの違いを認識できる
・他者視点を意識できる
・マーケティングの基本的な考え方が身につく
・チームビルディングの効果

十人十色の遊び方

十人十色の遊び方は次の通りです。
1.チームで対象を指定し、指定された人は部屋の外に一旦出る
2.指定された人は司会進行から問題用紙を受け取る
3.問題用紙の中から自分の好みのものを選択する
4.司会進行は各チームに問題用紙を配布し、受け取ったチームは自分達の好みを発表する
5.結果を参考にしながら外で待機している人の好みを相談して考える
6.1チーム毎に答え合わせを行い、正解したら1ポイント獲得
7.チームのメンバーが最低1回ずつ指定されるまで1~6を繰り返す
8.最後に得点の最も高かったチームが優勝

【社員クイズ大会】

社員クイズ大会は名前の通り、社員に関する3択クイズに答えるアイスブレイクです。 クイズ問題は社員のプライベートに関する内容から出題されます。例えば、社員の好きなアイドルや趣味、意外な特技、昔のニックネームなどについて正解だと思うものを選びます。 お互いのプライベートを知ることができ、仲間同士の連帯感や話のネタを生み出すきっかけになるでしょう。具体的なゲームの所要時間や参加人数、実施するメリットは次の通りです。

所要時間

30分~1時間

参加人数

10~100人

メリット

・チームメンバーのことを深く知るきっかけになる
・メンバー同士の連帯感が生まれる
・チームビルディングの効果がある

社員クイズ大会の遊び方

社員クイズ大会の遊び方は次の通りです。
1.司会進行がクイズを出す
2.回答者はそれぞれ答えを選択する
3.最終問題終了時点で最も得点の高い人が優勝

【ペーパータワー】

ペーパータワーはA4サイズの紙を20~30枚用意し、紙とはさみだけを使って高いタワーを作るゲームです。マシュマロチャレンジと同じく、制限時間内にできるだけ高いタワーを作るために、メンバー同士で想像力を働かせる必要があります。1グループはおよそ5~6人で、メンバーはそれぞれ役割分担しながら同じ目標に向けて作業を進めます。1ゲームは相談時間も含めて1時間ほどで、チームワークのよさが攻略の鍵になるでしょう。具体的なゲームの所要時間や参加人数、実施するメリットは次の通りです。

所要時間

1時間

参加人数

4~6人/グループ

メリット

・コミュニケーション能力の強化
・チームビルディングの効果
・課題解決能力の向上
・役割分担意識の養成

ペーパータワーの遊び方

ペーパータワーの遊び方は次の通りです。
1.各グループに20~30枚ずつA4用紙を配布する
2.作戦タイムを設ける(相談用に紙を使用してもよい)
3.制限時間内に各グループで高いタワーを作ってもらう
4.最終的に一番高いタワーを作ったグループの優勝

【チャンバラ合戦】

チャンバラ合戦はスポーツチャンバラのような柔らかい刀を用いて、チーム同士で戦うアクティビティのゲームです。各チームの選手は腕にボールなどの目印を付け、相手の目印を落とすことを目的に戦います。運動神経の必要なゲームに感じますが、実際は戦略とチームワークが重要なゲームです。2対1で戦ったり、味方に隠れて目印を狙ったりするなど、勝利に向けた戦略会議が重要になります。対戦は繰り返し行われるため、勝つためにどのような作戦を取るべきか、チーム内でしっかりと意思疎通を図ることが重要なゲームです。具体的なゲームの所要時間や参加人数、実施するメリットは次の通りです。

所要時間

2~3時間

参加人数

何人でも

メリット

・体力に自信のない人でも楽しめる
・作戦会議で主体性が培われる
・チームワークが生まれる
・楽しみながらコミュニケーションできる

チャンバラ合戦の遊び方

チャンバラ合戦の遊び方は次の通りです。
1.司会進行がルール説明とチーム分けを行う
2.作戦タイムを設ける
3.合戦スタート
4.再度作戦タイムを設ける
5.2回戦スタート(何回か繰り返す場合もある)
6.結果発表(写真撮影)

30分以内で実施できるアイスブレイク

30分以内の短時間で実施できるアイスブレイクについても紹介します。

【ジェスチャーゲーム】

ジェスチャーゲームは言葉を出さず、出されたお題をジェスチャーだけで表現して伝えるゲームです。ジェスチャーだけで伝えたいことを説明するため、他者の視点に立ったコミュニケーション方法を学ぶ機会になります。また、日常的に使われている非言語的コミュニケーションの能力を養えるため、メンバー同士のチームワーク向上にも効果的です。
具体的なゲームの所要時間や参加人数、実施するメリットは次の通りです。

所要時間 20~30分
参加人数 5~10人
メリット ・ノンバーバルコミュニケーション(非言語的コミュニケーション)能力が磨ける
・チームワークが強化できる
・他者思考が理解できる

ジェスチャーゲームの遊び方

ジェスチャーゲームの遊び方は次の通りです。
1.司会進行はジェスチャー役にお題を見せる
2.ジェスチャー役は体だけでお題を表現する
3.回答者はお題を答える

【バースデイライン】

バースデイラインは誕生日の早い順に列になるゲームです。ただし、ジェスチャーゲームと同様、言葉は使わず、ジェスチャーだけでコミュニケーションを取ります。バースデイラインも非言語的コミュニケーションを学ぶ機会になり、相手に意図を伝えると同時に、意図を読み取る訓練になります。ゲームを通してメンバー同士で盛り上がったり、会話したりする機会になるでしょう。具体的なゲームの所要時間や参加人数、実施するメリットは次の通りです。

所要時間 10~15分
参加人数 10~15人
メリット ・ノンバーバルコミュニケーション(非言語的コミュニケーション)能力が磨ける
・チームワークが強化できる
・他者思考が理解できる

バースデイラインの遊び方

バースデイラインの遊び方は次の通りです。
1.司会進行がゲームのルールを説明する
2.参加者はジェスチャーだけで誕生日を伝える(言葉や筆談も禁止)
3.制限時間になったら前から順番に誕生日を発表する
4.誕生日が早い順になっていれば成功

【1分時計】

1分時計は目を閉じて、周囲の状況を一切見ずに1分でストップウォッチを止めるゲームです。1分ジャストに近い人が勝ちになります。参加者が目を閉じたら、司会進行は最初の10秒だけ「1、2、3…」とカウントします。その後は、1分経ったと思った人は挙手するだけです。短時間で楽しめるため、研修や会議の合間のリフレッシュによいでしょう。
具体的なゲームの所要時間や参加人数、実施するメリットは次の通りです。

所要時間 5~10分
参加人数 3~10人
メリット ・気持ちをリセットできる
・目の疲れが取れる
・競争が刺激になる

1分時計の遊び方

1分時計の遊び方は次の通りです。
1.全員が目を閉じたら、司会進行がスタートを宣言
2.司会進行は最初の10秒だけカウントを行う
3.1分経ったと思った人は手を挙げる
4.1分に最も近い人が勝ち

オンラインで実施できるアイスブレイク

オンラインで実施できるアイスブレイクについても紹介します。

【「実は」自己紹介】

「実は」自己紹介は、自己紹介の冒頭に「実は」と挟み、それに続いて意外な趣味や性格を話す自己紹介ゲームです。名前や年齢などの通常の自己紹介とは違い、その人の知らない一面を知ることができます。例えば、「実は1分間逆立ちができます」と自己紹介すれば、初めて話した人にも印象が残るでしょう。コミュニケーションや自分について話すのが苦手な人でも、「実は」自己紹介なら周囲の人と仲良くなるきっかけになります。具体的なゲームの所要時間や参加人数、実施するメリットは次の通りです。

所要時間

15~20分

参加人数

3~10人

メリット

・メンバー同士の理解が促進できる
・初めて会う人ともコミュニケーションが生まれる
・自己開示のきっかけになる

「実は」自己紹介の遊び方

「実は」自己紹介の遊び方は次の通りです。
1.一人ひとり「実は」とつけて自己紹介する
2.自己紹介に対しては何らかのリアクションを取る
3.全員の自己紹介が終わったら質問タイムを入れる

【おうちにあるものでしりとり】

おうちにあるものでしりとりは、名前の通り家にあるものでしりとりをするゲームです。ポイントは家にあるものをオンラインに映しながら、次の人に順番を回していくことです。回答時間は1人あたり30秒~1分以内とし、次の人が答えやすいものを選ぶこともコツになります。ルールは通常のしりとりと同じで、制限時間内に回答が出ない、または「ん」で終わるものを使うと負けです。難しく考える必要がなく、童心に帰って遊べるアイスブレイクになるでしょう。具体的なゲームの所要時間や参加人数、実施するメリットは次の通りです。

所要時間

20~30分

参加人数

4~6人/グループ

メリット

・特別な準備をせずに始められる
・メンバー同士の会話のネタができる
・気持ちがリフレッシュできる

おうちにあるものでしりとりの遊び方

おうちにあるものでしりとりの遊び方は次の通りです。
1.最初の人が家にあるものをお題に出す
2.次の人はしりとりの要領で家にあるものを映し出す(例:スマホ→本棚→名札)
3.「ん」で終わるもの、または制限時間内に答えられなければ終了

【ポーズ当てゲーム】

ポーズ当てゲームは、ビデオチャットの映像をオフにして、音声だけでどんなポーズをしているか当てるゲームです。問題を出す人は、口頭での説明だけで自分の取っているポーズを伝えます。他の参加者は口頭での説明を聞いて、出題者と同じポーズを取ります。 そして、時間が来たら全員が同時に画面をオンにして、自分のポーズが正解かどうか判定するゲームです。 正解・不正解を問わずみんなで盛り上がりやすく、研修や会議の合間に入れると心と体のストレッチにもなります。具体的なゲームの所要時間や参加人数、実施するメリットは次の通りです。
具体的なゲームの所要時間や参加人数、実施するメリットは次の通りです。

所要時間

20~30分

参加人数

4~6人

メリット

・伝わりやすい言葉選びが養われる
・心と体のリフレッシュ効果

ポーズ当てゲームの遊び方

ポーズ当てゲームの遊び方は次の通りです。
1.参加者はビデオチャットの映像をオフにする
2.出題者がポーズを取り、口頭でポーズを説明する
3.他の参加者は説明されたものと同じだと思うポーズを取る
4.制限時間になったら、そのポーズのままで映像をオンにする
5.答え合わせをする

【ワードウルフ】

ワードウルフは複数の回答者に共通するお題と別のお題を配り、誰が少数派か当てるゲームです。お題がある程度近いものだと、少数派が誰かはわかりにくくなります。 例えば、「運動会」と「遠足」をお題にした場合、会話の中のヒントから少数派を見つけることになります。ただし、少数派を探すためにお題を口に出すことと、すぐに答えがわかる言葉を使うのはNGです。あくまで自然な会話の中から少数派が誰か推理し、最後に答え合わせをしましょう。具体的なゲームの所要時間や参加人数、実施するメリットは次の通りです。

所要時間

30分~1時間

参加人数

4~6人

メリット

・コミュニケーション能力の向上
・論理的思考力が鍛えられる
・洞察力の向上

ワードウルフの遊び方

ワードウルフの遊び方は次の通りです。
1.司会進行は参加者に似たお題を提示し、多数派と少数派に分ける(参加者は自分がどちら側なのかわからない)
2.1ゲーム5分程度の制限時間の中で話し合いをしてもらう
3.制限時間が来たら、一斉に少数派だと思う人を投票する
4.投票数が多いのが少数派なら多数派の勝利、多数派が多いなら少数派の勝利となる

【Good&New】

Good&Newは過去の24時間以内に起こったことで、楽しいこと・嬉しいこと・気付いたことなどのポジティブなニュースを発表するゲームです。発表する内容は日常の些細な出来事で十分です。例えば、「道端で100円を拾った」や「福引で1等が当たった」など、何気ない日常の1ページを紹介しましょう。発表する中で、それぞれのプライベートの様子を知るきっかけになり、コミュニケーションも生まれるでしょう。また、小さな幸せを共有することで、メンバーが温かな気持ちになれます。具体的なゲームの所要時間や参加人数、実施するメリットは次の通りです。

所要時間

5~20分

参加人数

2~8人

メリット

・メンバー同士のコミュニケーションが生まれる
・自己開示のきっかけになる
・チームビルディングの効果がある

Good&Newの遊び方

Good&Newの遊び方は次の通りです。
1.順番に24時間以内に起こったポジティブなニュースを発表する
2.発表者以外の参加者はお祝いや驚きなどの反応をする
3.全員が発表したら終了
4.質問があれば尋ねてみる

アイスブレイクになるおすすめのトークテーマ

研修や会議のアイスブレイクになるおすすめのトークテーマについて、選び方のポイントを紹介します。
・お気に入りのお店やスポット
・休日の過ごし方
・好きな食べ物と理由

お気に入りのお店やスポット

プライベートに関するトークテーマの中でも、比較的気軽に答えやすいのが「お気に入りのお店やスポット」です。普段生活していれば、ほとんどの人にはよく通う店やレジャースポットがあります。例えば、仕事の帰り道にあるカフェや休日に遊びに行くアミューズメント施設などです。相手の好みや趣味を知ることができるだけでなく、同じ場所に通っているなら共通の話題として盛り上がれます。また、お気に入りのお店やスポットは、趣味や特技に比べて答えが見つかりやすい点もおすすめポイントです。自宅でリラックスするのが好きな人は、自宅のソファーやリビングと答えることもできます。 答えやすく、話のネタにもしやすく、お互いを知るきっかけにもなる便利なトークテーマです。

休日の過ごし方

少し踏み込んだトークテーマにするなら、「休日の過ごし方」もおすすめです。休日の過ごし方はプライベートに関する質問として、特に初対面や知り合って間もないタイミングで有効なトークテーマです。相手の趣味や過ごし方にもよりますが、相手について深く知るきっかけになるでしょう。同じように過ごす人や同じ趣味を持つ人がいれば、そこからコミュニケーションが生まれることもあります。ただし、 言いたくない人にとっては、プライベートな時間を邪魔されるように感じてしまい、本人にとってストレスになることもあるため強要しないことが大切です。休日の過ごし方を答えたくない人がいる場合は、代わりとなるトークテーマに変更するなどの配慮をしましょう。

好きな食べ物と理由

食べ物の話題は汎用性が高く、誰にでも共通した話題です。その中でも「好きな食べ物と理由」というトークテーマは、ほとんどの人が話しやすいものです。同じ食べ物が好きな人でも、その理由は異なる場合があります。また、食べ物から話を広げて、おすすめのお店やレシピ、変わった食べ方などで盛り上がることもできます。親しくなりたい人と食べ物の話をすれば、一緒に食事をするきっかけも作れるでしょう。食事に関する話題は、人間関係を構築するうえで活用できる幅が広いテーマです。

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まとめ

今回はアイスブレイクについて、メリットや注意点、実際に実施されているアイスブレイクの例などを解説しました。 アイスブレイクは近年の研修や会議で多く実践されるようになり、緊張をほぐし、本来のテーマに積極的に関わりやすくなるなど、いつも以上の力を発揮できる効果があります。 また、アイスブレイクを活用すれば、普段は厳しい人や交流が少ない人の意外な一面を知ることができるかもしれません。会議や研修本来の目的を見失わない範囲で、アイスブレイクを活用した交流を盛んにしましょう。

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