• 更新日:2023/11/17

リフォーマーピラティスとは、リフォーマーという機械のうえで行うピラティスのことです。リフォーマーピラティスという名前を聞いたことがあっても、やり方やメリットについて詳しく知らないという人も多いでしょう。

本記事では、リフォーマーピラティスのメリットや期待できる効果、やり方や頻度などを解説するので、参考にしてください。

リフォーマーピラティスとはどういうもの?

リフォーマーピラティスとは、リフォーマーという専用の機械を使って行うマシンピラティスの1種です。ここでは、リフォーマーピラティスの概要やマットピラティスとの違いを解説します。

リフォーマーピラティスの概要

リフォーマーピラティスとは、マシンピラティスの1種であり、リフォーマーと呼ばれる専用の機械のうえで行うピラティスです。リフォーマーはピラティスで使用する機械の1つを指しますが、リフォーマーについては次項で解説します。ピラティスで使用する機械には、リフォーマー以外のマシンもあり、チェアやキャディラック、トラペゾイドなどがあります。

リフォーマーピラティスでは、リフォーマーの上で座ったり立ったり、フットバーを使ったりと幅広いエクササイズが可能です。

リフォーマーはどんな機械なのか

リフォーマーとは、ピラティス専用マシンのなかでも代表的なアイテムであり、体をリフォームする専用の機械です。見た目はコンパクトサイズのベッドのような形状をしています。

キャリッジと呼ばれる平らな台にスプリングがついており、スライドさせて使用します。フットバーと呼ばれるバーやスタラップも取り付けられており、リフォーマーの上でさまざまなエクササイズを行えます。

マットピラティスとの違い

ピラティスには、マットを使うマットピラティスもあります。マットピラティスは、ピラティスの基礎のようなものであり、リフォーマーの上ではなくピラティス用のマットの上でエクササイズを行います。

また、マットピラティスは自重でエクササイズを行うためより効率よく体を動かすことができ、短期間での効果が期待できます。リフォーマーのサポートや負荷がなく、マシンの取り扱いを意識しなくてよいため、呼吸に意識を集中させやすいのが特徴です。

リフォーマーピラティスの最適な頻度は?

リフォーマーピラティスに限らずピラティス全般にいえることですが、まずは1週間に1回から始めるのがおすすめです。週に1回程度を3ヵ月~半年ほど続けることで、効果を実感しやすいでしょう。ただし、痩せる目的でピラティスを取り入れる際は、週に3~4回程度取り組むことをおすすめします。

ピラティスリフォーマーを使うメリット

ピラティスリフォーマーを使うメリットと、得られる効果は以下の5つです。

  • 体力に自信がなくても始められる
  • 全身をバランスよく鍛えられる
  • 負荷を自由に変えられる
  • 姿勢の改善につながる
  • 肩こりや腰痛の改善が期待できる
それぞれのメリットと効果について解説します。

体力に自信がなくても始められる

リフォーマーピラティスは、体の動きをリフォーマーがサポートしてくれるため、初心者や運動に自信がない人や、体力に不安があるという人でも始めやすいのがメリットです。リフォーマーで体にかかる負荷も調節できるため、自分の状態に合わせて進めやすく、初心者でも無理なく継続できるでしょう。

全身をバランスよく鍛えられる

リフォーマーピラティスは、全身をバランスよく鍛えられる点も魅力です。リフォーマーピラティスは全身運動にあたるため、部分的な筋トレとは異なりさまざまな筋肉へ効率的にアプローチできます。負荷を調節したスプリングを使うことにより、太ももや背筋などの大きな筋肉だけではなく、小さな筋肉も鍛えられ、バランスよく全身を鍛えられるでしょう。

負荷を自由に変えられる

リフォーマーピラティスは、負荷を自由に変えられるため体の状態や体調などに合わせたエクササイズが可能です。リフォーマーについているスプリングを呼ばれるバネを調整することにより、負荷を自分に合ったものに自由に変えられます。負荷を大きくすることで本格的なトレーニングもできるため、目的に応じた使い方ができるでしょう。

姿勢の改善につながる

リフォーマーピラティスは、姿勢改善の効果も期待できます。体に適度な負荷をかけることで、背骨や骨盤の位置が正しい位置に戻り、姿勢改善につながりやすくなるためです。また、リフォーマーピラティスでは、無理なくインナーマッスルや体幹が鍛えられるため自然と姿勢がよくなります。

肩こりや腰痛の改善が期待できる

リフォーマーピラティスの姿勢改善効果によって、猫背や反り腰などの改善も期待できます。肩や腰回りといった鍛えたい部分に負荷をかけることで効率的に鍛えられるだけでなく、体幹やインナーマッスルも鍛えられるため、肩こりや腰痛の改善にもつながるでしょう。

ピラティスリフォーマーを使うデメリット

ピラティスリフォーマーを使うメリットは多いですが、デメリットもあります。ピラティスリフォーマーを使うデメリットは以下の2つです。

  • マシンを導入する必要がある
  • スタジオに通う必要がある
それぞれのデメリットについて解説します。

マシンを導入する必要がある

リフォーマーピラティスは、リフォーマーという専用のマシンを導入しなければいけません。マットピラティスはマットがあれば自宅でも簡単に行えますが、リフォーマーピラティスを自宅で行う場合はマシンの購入費用やスペースが必要になります。マシンを導入すると20万円以上の費用がかかるため、初期投資が高くなりがちです。

スタジオに通う必要がある

費用やスペースの問題で自宅にマシンを導入できない場合は、スタジオに通ってリフォーマーピラティスを行う必要があります。自宅の近くにスタジオがあるとは限らないため、通うのが難しい場合もあるでしょう。スタジオが自宅や職場の近くにないことで通うのがストレスになり、継続を挫折してしまう場合もあります。

ピラティスリフォーマーを使ったエクササイズ

リフォーマーピラティスのやり方は約100通り以上あり、多くのエクササイズが存在します。なかでも、代表的なリフォーマーピラティスのやり方は以下の3つです。

  • エレファント
  • レッグ・サークル
  • フットワーク
それぞれどういったやり方なのか見ていきましょう。

エレファント

エレファントとは、体幹やふくらはぎを鍛えるのに効果的なエクササイズです。ショルダーブロックにかかとを付けて立つエクササイズを行います。 両手はフットバーに置いて背中を丸め、キャリッジを押し出し、押し戻すというような動きを繰り返します。この際、上体をしっかり安定させたままキャリッジを押し出したり押し戻したりするのがポイントです。スプリングで負荷を変えることで、エクササイズの難易度が変わるため、好みの負荷に合わせて調整しましょう。

レッグ・サークル

レッグ・サークルとは、下半身の筋力を強化や柔軟性の向上が期待できるエクササイズです。リフォーマーのうえに仰向けで寝転び、ストラップを脚に付けた状態で、そのまま脚を外側に小さく円を描くように動かしていきます。 息を吸いながら、上げている脚で天井に円を描くように回します。この際、左右差が出ないように右回り・左回りで同じ回数ずつ動かしましょう。お腹の筋肉を常に意識して脚を動かすことがポイントです。

フットワーク

フットワークとは、股関節や骨盤のゆがみを正すのに効果的なエクササイズです。リフォーマーのうえに仰向けに寝転がり、つま先をフットバーに乗せたまま脚を開いて、フットバーを押し出して脚をまっすぐに伸ばします。 フットワークを繰り返すことで、姿勢改善や腰痛改善などの効果も期待できます。

ピィラティスを学ぶには?リフォーマーピラティスのレッスン例

リフォーマーピラティスのレッスンを受ける際には、以下の方法があります。

  • プライベートレッスン
  • グループレッスン
それぞれのレッスン方法について解説します。

プライベートレッスン

プライベートレッスンとは、マンツーマンで指導を受けられるレッスン方法です。インストラクターに自分の動きを見てもらうことで、体の状態に合わせた適切な目標を設定できるのが特徴です。

マンツーマン指導なのでスケジュールも立てやすく、自分に合った指導が受けられるでしょう。ただし、費用は高くなる傾向にあります。

グループレッスン

グループレッスンとは、数人で1人のインストラクターから指導を受けるレッスン方法です。複数人でレッスンを受けるため、ほかの人の動きを見られるうえに、お互いに励まし合えるなどモチベーションを保ちやすいというメリットがあります。また、プライベートレッスンと比較すると費用が安いため、できるだけ費用を抑えたい場合にも向いています。

リフォーマーピラティスは初心者に向いている

リフォーマーピラティスは、専用マシンでサポートしてくれるため初心者でも挑戦しやすいピラティスです。また、体の接地面が多いことで左右差に気付きやすく、背骨や骨盤の動きなどを意識しながらエクササイズを行えます。自重では意識しにくい全身の動きに気付けるため、まだピラティスに慣れない初心者にもおすすめです。

まとめ

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リフォーマーピラティスとは、専用マシンであるリフォーマーを用いたピラティスです。リフォーマーによって体の動きをサポートできるため初心者でも挑戦しやすく、姿勢改善や肩こり、腰痛の改善も期待できます。

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