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カラーコーディネーターとは?色彩検定などおすすめ資格もご紹介
- 更新日:2024/10/30
カラーコーディネーター検定試験や色彩検定、パーソナルカラリスト検定など、色彩に関する資格や検定試験は複数あり、それぞれの検定では目的や学習する内容、試験範囲が異なります。「色について勉強したい」「色に関する資格が欲しい」と思ったときに、検定試験の特徴や学習内容を調べずに勉強をスタートすると、「自分が勉強したいのはこの内容ではなかった」と後悔するかもしれません。
資格の勉強を始める前に、それぞれの資格の違いを確認しましょう。この記事では、色彩に関するいくつかの資格をご紹介します。
なお、ユーキャンのカラーコーディネート講座はパーソナルカラリスト検定に対応しています。幅広く役立てることができるおすすめの資格です。
このページを簡潔にまとめると・・・
- カラーコーディネーターの仕事は、たくさんある色の中から微妙な色の違いを見極め、効果的に色をコーディネートすること。
- 色に関する検定は、色彩検定、カラーコーディネーター検定試験、パーソナルカラリスト検定、色彩士検定と様々。
- 色彩検定は文部科学省後援で、ファッション業界で働く際に力を発揮しやすい資格。
- カラーコーディネーター検定試験は、東京商工会議所が実施し、工業デザインに関わる方の受験も多い。
カラーコーディネーターとは?
カラーコーディネーターとはどんな仕事?
たくさんある色の中から微妙な色の違いを見極め、効果的に色をコーディネートするのがカラーコーディネーターの仕事です。
「自分らしさ」を表現する手段や「商品を選ぶ基準」として、配色は大切な要素。ファッションや化粧品業界はもちろん、ネイル、ブライダル業界、インテリア、出版・広告・Web業界と、さまざまな舞台で色彩のスペシャリストがたくさん活躍しています。
カラーコーディネーターになるには?
資格がなくてもカラーに関する仕事に就くこと自体はできますが、自分の知識やスキルの証明として資格を取っておくと、就職に有利になることもあります。仕事に対する前向きな姿勢が評価されることもあるでしょう。
カラーコーディネーターに必要な資格は?
色に関する検定は様々あり、色彩検定、カラーコーディネーター検定試験、パーソナルカラリスト検定、色彩士検定とそれぞれで強みや特色、身につく知識が異なります。
以下、色彩に関するいくつかの資格とその特色をご紹介します。
色彩検定
色彩検定は文部科学省後援、ファッション業界で働く際に力を発揮しやすい資格です。
色彩検定は文部科学省後援の検定試験です。公益社団法人色彩検定協会によって、毎年6月と11月に試験が実施されています。全国各エリアの市区町村で試験が行われるため、試験会場へのアクセス面から考えても比較的受験しやすい検定試験といえます。
色彩検定は3級から1級まであり、3級の合格率は7割を超える傾向にあります。初めて色彩関連の試験を受ける方は、まずは比較的難易度が低い色彩検定3級から挑戦しても良いかもしれません。
なお、色彩検定はもともと「ファッションカラーコーディネーター検定試験」という名称で始まった資格です。その名称からも分かる通り、ファッション業界で働く際に力を発揮しやすい資格といえます。
カラーコーディネーター検定試験
カラーコーディネーター検定試験は、東京商工会議所が実施、工業デザインに関わる方の受験も多い資格です。
色彩検定と並んで知名度が高いカラーコーディネーター検定試験は、東京商工会議所によって毎年6~7月頃と10~11月頃に実施される検定試験です。カラーコーディネーター検定試験は専門的・理論的な内容を含み、会社で工業デザインに関わる方の受験も多い資格です。
カラーコーディネーター試験は「アドバンス」と「スタンダード」にクラスが分かれており、アドバンスの合格率は約50%、スタンダードの合格率は約70%ほどとなっています。
パーソナルカラリスト検定
パーソナルカラリスト検定は、日本カラリスト協会が主催、仕事はもちろん普段の生活で役立てたい方にもぴったりの資格です。
一般社団法人日本カラリスト協会が主催するパーソナルカラリスト検定は、毎年2月、7月、11月に実施される検定試験です。パーソナルカラリスト検定では、「似合う色」についての理論を学ぶことができます。色彩知識はもちろん、「人と色」の色彩調和に重きを置く資格のため、メイクやファッション、ヘアカラーなど、実生活のさまざまなシーンで役立ちます。
パーソナルカラリスト検定は3級から1級まであり、2級からの受験や2級・3級の併願受験は可能ですが、1級受験は2級取得者のみという条件があります。
実践的な内容が多いことから、ファッションに関する仕事はもちろん、普段の生活でカラーコーディネートを役立てたい方にもぴったりの資格といえるでしょう。
色彩士検定
色彩士検定は、全国美術デザイン教育振興会が主催、デザイナーやアーティストを目指す方が多く受験する資格です。
色彩士検定は、特定非営利活動法人全国美術デザイン教育振興会の主催によって毎年9月と1月に実施される試験で、3級から1級まであります。
色に関する理論や色の歴史についての知識が必要なことはもちろん、3級から演習・実技問題が盛り込まれていることが特徴です。
試験の多くがデザイン系の専門学校で行われており、デザイナーやアーティストを目指す方が多く受験する資格といえます。
目的に合わせて受験する資格・検定を選ぼう
ここまで紹介してきたように、ファッション業界で活かせる知識をつけたいなら色彩検定、工業デザインに関するカラーの知識をつけたいならカラーコーディネーター検定試験、ファッションから普段の生活まで幅広く役立てるならパーソナルカラリスト検定、アーティストを目指したいなら色彩士検定と、色彩に関する資格は、それぞれ強みや特色、身につく知識が異なります。また、資格によって出題範囲や傾向も異なるため、それに合わせた準備が必要になります。自分が求めるものを明確にした上でどの資格を受験するかを決めましょう。
カラーの知識が活かせる仕事・就職先
資格によって強みが活かせる業界が少しづつ違う色に関する資格ですが、中でも幅広く役立てるならパーソナルカラリスト検定であれば以下の業界で活躍の場を広げることができます。
アパレル・ファッション業界
アパレル・ファッション業界はデザインや素材とともに、カラーが命の業界のため、色の専門知識は欠かせません。カラーコーディネートの知識はお客様へのコーディネートのアドバイスに役立ち、提案の幅も広がります!
メイク・ネイル業界
メイク・ネイル業界では、肌や指先を美しく見せるためには、プロとしての基礎技術に加え、色の知識がとても重要です。ファンデーションから、フェイスカラー、グロスにいたるまで、その人にもっとも似合うカラーを表現できるようになります。
美容業界
美容室では、「気分転換したい!」「雰囲気を明るく見せたい!」イメージチェンジをしたいとき、ヘアカラーを変える方は多くいらっしゃいます。カラーコーディネートで学んだ知識を使えば、お客様が本来持っているパーソナルカラーに合わせた施術を行うことができます。
ブライダル・ジュエリー・フラワー業界
華やかさが求められるブライダル・ジュエリー・フラワー業界でもカラーコーディネートの知識が役立ちます。一生に一度の晴れ舞台であるウエディングの場では、花嫁・花婿のパーソナルカラーに合わせた衣装やジュエリー、フラワーのコーディネートから、式場全体のプロデュースまで、色の知識が役立つ場が存分にあります。2人の人生で最も輝く瞬間に、色彩のスペシャリストとして関わることができます。
インテリア・建築業界
インテリア・建築業界ではお客様が求めている空間を創り出すために、カラーの専門知識が大きな武器になります。「リラックスできる配色は?」「室内を広く見せたいんだけど…」快適な住空間を考えるうえで、カラーは重要なポイントです。
出版・広告・Web業界
インパクトの強い配色を考えると同時に、商品のイメージを壊さずに伝えることを必要とする出版・広告・Web業界。カラーのイメージに関する知識があれば、より説得力が増し、魅力的な制作物を作ることができます。
まとめ
漠然と色に関係する資格を取りたいと思っている方は、まず自分が進みたい方向や、資格に求めることを明確にしましょう。
また、勉強する際には教材を買って独学で行う方法もありますし、通信講座や学校を利用する方もいます。自分のライフスタイルや性格に合った勉強方法を選び、資格取得を目指して学習に取り組んでください。
ユーキャンのカラーコーディネート講座は、日本カラリスト協会が主催するパーソナルカラリスト検定に対応。幅広く役立てることができるおすすめの資格です。
無料で資料請求も可能ですので、ぜひ検討してみてください。
- この記事の監修者は生涯学習のユーキャン
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1954年設立。資格・実用・趣味という3つのカテゴリで多岐に渡る約150講座を展開する通信教育のパイオニア。気軽に始められる学びの手段として、多くの受講生から高い評価を受け、毎年多数の合格者を輩出しています。
近年はウェブ学習支援ツールを拡充し、紙の教材だけでは実現できない受講生サポートが可能に。通信教育の新しい未来を切り拓いていきます。
よくある質問
- 色彩検定の合格ライン・合格率は?
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色彩検定の合格ラインは全ての級において、基本的に満点の70%前後です。合格率はおおよそ、1級50%、2級75%、3級75%、UC級90%程度となっています。
- 色彩検定合格に必要な勉強時間は?
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色彩検定合格に必要な勉強時間には個人差がありますが、おおまかには3級は1か月程度、2級は2か月程度、1級は1日2時間の勉強を2~3か月程度、UC級は、3週間から1か月程度が目安といえるでしょう。
- 色彩検定の各級の違いは?
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色彩検定の3級は初めて色について学ぶ人向けの資格で、難易度の高くありません。2級は資格を実務に活かしたい人向けの受検ランクで、1級はプロ向けの資格で、やや難易度が高いといえます。UC級は、色のユニバーサルデザインに関連する資格で、合格率は高く難易度は低いといえるでしょう。
講座との相性を確かめよう
カラーコーディネートは、たくさんの色から微妙な違いを見極めて、効果的に色をコーディネートすることができるスキル。
色彩に関する基本的なノウハウをしっかりと習得できるので、ファッションや化粧品、ヘアメイクやブライダル業界はもちろん、広告・宣伝、出版、デザイン関係と、活躍の場はたくさん! また、インテリアや服装のコーディネートスキルも学べるので、日常生活でも効果を発揮できます。
ユーキャンの「カラーコーディネート」講座のメインテキストは、オールカラー! 他にも、カラーカードを切り貼りしながら配色のイメージが覚えられる「ワークブック」など、副教材も充実しています。受講生に人気の「パーソナルカラー診断」を受ければ、自分にぴったり似合う色がわかるので、普段の服装のコーディネートやメイクに活かせるのも魅力! 楽しみながらセンスが磨けます。
同時に、(一社)日本カラリスト協会が主催する、パーソナルカラリスト検定2・3級合格が目指せます!