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インテリアコーディネーターの年収|業種やケース別に解説
- 更新日:2024/10/31
理想の住空間を提案するインテリアコーディネーターになりたいと考えているものの、年収が気になる、という人もいることでしょう。この記事では、インテリアコーディネーターの年収について解説します。業種や性別、年代による違いや、年収アップのためのキャリアプランなども紹介するので、インテリアコーディネーターを目指したい人はぜひ参考にしてください。
このページを簡潔にまとめると・・・
- インテリアコーディネーターの平均年収は378万円。平均給与は23万円~31万円。雇用形態や働くエリアなどで年収・給与は変動。
- 活躍する業界・業種は、住宅・インテリアメーカー、設計・建築・リフォーム事務所、家具・インテリア販売店、デザイン事務所など。フリーランス・独立も。
- 年収アップを目指すには、資格取得で信頼度をあげる、大手企業に就職、経験・実績を積んで独立などが挙げられる。
インテリアコーディネーターの年収は?
インテリアコーディネーターの平均年収は378万円、平均給与は23万円~31万円です。
賃金構造基本統計調査によると、インテリアコーディネーターの平均年収は378万円、平均給与は23万円~31万円です。もちろん、雇用形態や働くエリアなどによっても年収・給与は変わってきます。
- 参考:インテリアコーディネーターの平均年収|平均年収.JP(https://heikinnenshu.jp/interior/interior_c.html)
インテリアコーディネーターとは?
インテリアコーディネーターは、顧客に対して内装や家具などの選択、配置などを中心にアドバイスを行うプロフェッショナルです。この仕事は資格がなければできないわけではありません。 とはいえ、資格を持っていることで業務の幅が広がり、収入を得やすくなるのも事実です。とくに昨今は、住空間に強いこだわりをもつ人が増えてきており、高い需要のある職業といえます。
インテリアコーディネーターになるには?
インテリアコーディネーターになるには、大学や短大、専門学校在学中にインテリアコーディネーター資格を取得し、住宅メーカーや家具メーカー、デザイン事務所などに就職する方法が一般的です。 しかし、資格がなくとも、インテリアコーディネーターとして活躍することは可能です。独学したり実務経験を積むことで顧客にアドバイスができるほどの知識と提案力を有していれば、資格を有していなくてもインテリアコーディネーターを名乗れます。 資格を取得するメリットは、顧客からの信頼を得られることです。担当する顧客とは初めて会うケースがほとんどであり、顧客には目の前にいる担当者の腕前や信頼できる人物なのかどうかについて、判断する材料がありません。そんなとき、資格があれば、顧客は安心感と信頼感を覚えます。専門的な勉強を経て資格を取得したことは自信にもつながり、いい結果にもなりやすいでしょう。 また、大学や短大、専門学校在学中に資格を取得すれば、関連業種への就職に役立てることも可能です。こういった点からも、インテリアコーディネーターになるために資格取得は必須ではないものの、取得のメリットは多いといえるでしょう。
インテリアコーディネーター資格試験とは?
インテリアコーディネーター資格試験では、インテリア全般に関する幅広い内容の問題が出題されます。合格するためには、内装や家具、照明器具、住宅設備、ファブリックに関する知識をはじめとして、建物の構造など建築に関わる知識も必要です。 資格取得によって、実務に活かせることはもちろん、就職や転職において優位に働くことも少なくありません。特に、住宅メーカーやリフォームを行う企業では手当が支給される可能性もあるため、取得しておくべき資格といえます。
インテリアコーディネーターが活躍する業種とは?
インテリアコーディネーターとして活躍できる業種は実にさまざまです。ここでは、その中でも代表的な業種を紹介します。
住宅・インテリアメーカー
住宅・インテリアメーカーでは、顧客が新築や増築、改築を行う際の提案やアドバイスが主な仕事です。また、モデルルームやショールームの設営において、インテリア全般をコーディネートすることもよくあります。訪れた顧客に対して専門的なアドバイスを行う接客もあり、業務内容は多岐にわたります。
設計・建築・リフォーム事務所
設計・建築・リフォーム事務所では、設計士や建築士、リフォーム担当者などと連携して、顧客に提案する内容を検討します。住宅メーカーと比較して、オーダーメイドの施工が多くなる傾向があるため、より専門的な知識が必要です。知識や提案力、経験はもちろんのこと、顧客の隠れた要望を引き出す能力も求められます。
家具・インテリア販売店
家具・インテリア販売店では、商品の販売につなげることが最終目的です。家具などの購入にあたって、顧客がどのような部屋で使用することを想定しているのかを十分に聞き出し、顧客の現状に応じたきめ細かなアドバイスができることが必要となります。
デザイン事務所
デザイン事務所では、個人の顧客の要望に応えることはもちろんですが、イベント会場やショールームの設営など、対企業や事務所内での業務の比重が大きくなります。そのため、日々の生活への配慮のみならず、主旨や目的に沿った提案が必要になるケースも多いでしょう。インテリアコーディネーターとして、高いスキルが求められる業種です。
フリーランス・独立
インテリアコーディネーターはフリーランスで活動できます。個人の顧客へのアドバイスを行ったり、企業から業務委託を受けたりと、働き方は多種多様です。ビジネスの規模が大きくなるまでは、業務と並行して経理や財務などの仕事も自分で行う必要があります。まずは、デザイン事業所などである程度の経験やスキルを積み、その後に独立、というケースが多くなります。
業種別! インテリアコーディネーターの年収
年収は、業種によって平均値とは大きく異なることがあります。ここからは、業種別に年収を見ていきましょう。
住宅メーカー
住宅メーカーでのおおよその年収は380万円です。社員として働くケースが多く、飛び抜けて高い年収とはならないのが実情です。しかし、企業の財務状況がいい場合やヘッドハンティングなどで雇用された場合など、平均以上の年収を得られるケースもあります。
リフォーム専門会社
リフォーム専門会社でのおおよその年収は370万円です。数字だけ見れば、住宅メーカーよりも若干低い印象が否めませんが、業務の内容によっても変わってきます。就職や転職を検討する際には、月収だけではなくボーナスに関しても確認するといいでしょう。
家具販売店
家具販売店でリフォームコーディネーターとして働く場合の年収は360万円ほどです。全体の平均値と大きな違いはないものの、業務内容や事業所によって大きく異なるケースもあります。年収と業務内容の兼ね合いをしっかりと検討することが大切です。
デザイン事務所
独立してデザイン事務所で働く場合は、370万円~700万円と、年収にばらつきがあります。金額の違いは、契約内容の違いによるものと考えていいでしょう。月収か年俸かによっても異なり、請け負う仕事の内容によっても金額が変動します。
フリーランス
フリーランスの場合は、400万円以上の年収を得ているケースが多くあります。一見すると、フリーランスがもっとも年収が高いように思えますが、収入が安定しないこともあり得るので注意が必要です。
- 引用元:インテリアコーディネーターの平均年収|平均年収.JP
要因別! インテリアコーディネーターの年収
年収は、業種以外にもさまざまな要因に影響されます。ここでは、要因別に見られる年収の特徴を解説します。
地域別
47都道府県の中で平均年収がもっとも高いのは東海地方で、447万円です。一方、もっとも低い中国・四国地方の平均年収は386万円となっています。たとえ同じような能力を有していても、首都圏と地方とではある程度年収に差が出てしまうのが実情です。
- ※引用元:インテリアコーディネーターの仕事の年収・時給・給料情報|求人ボックス給料ナビ
男女別
平均年収を性別ごとに見ると、男性438.5万円、女性313.7万円となっており、100万円以上の差があることがわかります。雇用形態の違いや管理職であるか否かなども年収に影響しているからです。
- 引用元:【インテリアコーディネーターの年収】知りたい情報を詳しくご紹介|JobQ(https://job-q.me/articles/4231)
年代別
年齢 | 平均年収 |
---|---|
20代 | 215万円 |
30代 | 265万円 |
40代 | 340万円 |
50代 | 400万円 |
60代 | 320万円 |
平均年収を年代別に見てみると、ピークは50代となっています。仕事でも私生活でも経験を積み、住空間に関する十分なアドバイスができるようになると、年収も上がる傾向があります。
- 引用元:インテリアコーディネーターの平均年収・ボーナス事情|比較シミュレーションで比べてみよう|就活の未来(https://shukatsu-mirai.com/archives/66760)
インテリアコーディネーターとして年収アップを目指すキャリアプランとは?
就職した後に、インテリアコーディネーターの資格を取得して独立を目指す道も。資格の有無が、クライアントからの信頼はもちろん、年収アップにつながります。
インテリアコーディネーターの仕事は、キャリアプランによって年収を上げる努力が必要な職種です。ここでは、年収アップにつなげる方法を説明します。
資格取得
資格取得は、信用度を上げる有効な手段です。信用度が上がると必然的に仕事も増え、年収アップが望めます。また、これからインテリアコーディネーターの仕事を始めようと思っている人も、資格があることでよりいいスタートを切れる可能性があります。手当の支給など、待遇面での優遇が期待できることもメリットです。
大手企業就職、そして独立
高収入を得るもっとも効果的な働き方は独立して仕事をすることです。そうはいっても、顧客や取引先からの信頼がなければ難しいでしょう。まずは大手の住宅メーカーや設計事務所で経験を積み、十分な信頼を確立してから独立を目指します。独立後は、自分で仕事の単価などを設定できるため、大幅な年収アップにつながる可能性があります。
まとめ
インテリアコーディネーターは資格がなくてもできる職業です。しかしインテリアコーディネーターとして活躍し、さらに年収をアップさせるためには資格を取得することが重要なポイントです。
初心者がインテリアコーディネーターを目指すならユーキャンのインテリアコーディネーター講座がおすすめです。1日60分からの学習で合格が狙えます。使用するテキストはイラストや図解が豊富でわかりやすく、試験直前まで受けられるきめ細かいアドバイスもうれしいポイントです。資格を取得し、憧れのインテリアコーディネーターを目指してみてはいかがでしょうか。
- この記事の監修者は生涯学習のユーキャン
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1954年設立。資格・実用・趣味という3つのカテゴリで多岐に渡る約150講座を展開する通信教育のパイオニア。気軽に始められる学びの手段として、多くの受講生から高い評価を受け、毎年多数の合格者を輩出しています。
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よくある質問
- インテリアコーディネーターはどんな人が向いていますか?
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顧客とのコミュニケーション力とセンスが必要な仕事です。お客様の要望をイメージを形にしていくために、顧客の要望を聞き出すヒアリング力と発想力が求められます。物事に対し、柔軟に対応できる方も向いています。
- インテリアコーディネーターは難しいですか?
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インテリアコーディネーターの試験には、一次試験と二次試験があり、一次試験の合格率は、例年30%前後です。二次試験までの合格率は22~23%で推移しています。比較的、難易度は高いですが、持っていると重宝される資格です。
- 独学でのインテリアコーディネーター試験の勉強法とは?
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インテリアコーディネーター試験の独学の進め方は、まず勉強計画を立て、参考書・問題集を選びます。一次試験の対策はひたすら暗記です。二次試験対策は図面を速く描く練習と、過去問題を徹底的に解き、限られた時間内で図面・論文を完成させられるようにしておくことで、合格に近づくことができます。
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インテリアコーディネーターとは、暮らしやすい住空間を創造する「住まいのスペシャリスト」です。不動産、家具やインテリア関係の仕事で働きたい方はもちろん、設計事務所、デザイン業界など、幅広い分野で知識やスキルを活かすことができます。また、有資格者は専門知識のある即戦力と見なされるため、就職・転職の際には大きな武器になる資格です。アイディアや生活感覚を生かせる仕事なので、女性も活躍しやすく、結婚・出産・子育て後の再就職にも役立つ資格です。さらに、学ぶ知識は実用的なものが多いため、お部屋の模様替えや自宅の新築・リフォームなど、実生活にも活かせます。
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