情報セキュリティマネジメントの合格発表-自身の点数がわかるタイミングについて解説
- 更新日:2024/10/30
情報セキュリティマネジメント試験の結果は、いつ・どのように発表されるのでしょうか。この記事では、情報セキュリティマネジメント試験の合格発表について、タイミングや発表方法、試験を受ける際の注意点などを詳しく解説します。情報セキュリティマネジメントの合格を目指している場合はぜひ参考にしてください。
情報セキュリティマネジメント試験(CBT)- 結果はいつわかる?
情報セキュリティマネジメント試験の点数は、試験終了後すぐに確認できます。CBT試験という試験会場でパソコンを使って回答する試験の場合、受験で使用したパソコン画面に総合評価点が表示されます。
試験終了の2~3時間後からは、受験者マイページから評価点を見ることもできるため、自身の点数を再確認することも可能です。
情報セキュリティマネジメント試験の合格基準は、科目A・B試験の合計が1,000点満点中600点以上となっています。ただし、表示された評価点が合格基準に達していたとしてもその場で合格とはなりません。
情報セキュリティマネジメント試験の合格発表はいつ?
合格発表はどのタイミングで行われるのでしょうか。ここでは、合格発表と合格証書が発送されるタイミングを解説します。
合格発表のタイミング
情報セキュリティマネジメント試験の合格発表のタイミングは、受験の翌月中旬が基本です。試験実施団体であるIPA(独立行政法人情報処理推進機構)のWebサイト上に正確な日付が掲載されているため、確認しておきましょう。また、IPAのWebサイトに合格者受検番号が公開されますが、発表時刻は発表時の正午12時です。
合格証書が発送されるタイミング
情報セキュリティマネジメント試験に合格すると、「情報処理技術者試験合格証書」が簡易書留にて郵送されてきます。この合格証書は、情報セキュリティマネジメント試験に合格したことを証明する証書です。
発送は基本的には受験日の翌々月、合格発表日の翌月です。受験日が6月であれば8月に合格証書が発送されます。
発送状況について知りたい場合には、CBTS(株式会社シー・ビー・ティ・ソリューションズ)の受験者専用サイトのマイページで確認できるため、気になる場合にはチェックしてみるといいでしょう。
情報セキュリティマネジメントの合格発表の方法
試験に合格したかどうかは、IPAのWebサイト以外でも確認できます。合格したかどうかの確認は以下の方法で行えます。
- IPAのWebサイト
- 受験者マイページ
- 官報公示
以下でそれぞれの方法について解説するので、参考にしてください。
IPAのWebサイトに合格者受験番号一覧が掲載される
IPAのWebサイトには基本的に合格発表日の正午に、合格者受験番号一覧が掲載され、一覧に受験番号があれば合格しています。ただし、受験番号は数が多く自分で探すのは難しいため、検索機能を活用するいいでしょう。
検索機能を使う際は、自分の受験番号の先頭6桁と受験番号の下4桁と入力することで簡単に検索できます。また、合格者受検番号一覧は受験月ごとに公開されています。そのため、受験番号を確認する際には、試験の実施年月日を間違えないようにしましょう。
受験者マイページで確認する
IPAのWebサイト以外にも、CBTSの受験者専用サイトのマイページからも合否の確認ができます。合格発表のタイミングになると受験者専用サイトのマイページに「受験結果一覧」から合否の確認ができるようになり、合格または不合格と表示されます。
マイページで確認する場合には、ログインが必要になるためアカウント登録時に設定したID・パスワードを入力してログインしましょう。ID・パスワードは忘れないようにメモなどを取っておくと安心です。
マイページでは試験終了2~3時間後から自身の評価点を確認できます。試験は科目A・Bの総得点1,000点満点のうち600点以上で合格となるため、条件を満たしているかの確認も可能です。
ただし、前述したように評価点だけでは合否の判断はできないため、あくまでも評価点の条件をクリアしているかの確認となります。
合格受験番号は官報でも確認できる
合格受験番号は官報にも公示されます。官報とは日本政府の機関誌であり国の法令や公示事項などが掲載されたものです。情報セキュリティマネジメント試験のみならず、情報処理技術者試験全体の合否を確認できるため、まとめて合否を確認したい場合には最適です。
官報で確認する場合にはIPAのWebサイトで「合格者受験番号一覧・合格発表日・合格証書発送日・官報公示日」をクリックして、「官報公示日」をチェックしておきます。また、官報掲載日から30日間はインターネット版の官報でも確認可能です。
情報セキュリティマネジメント試験の注意点
情報セキュリティマネジメント試験を受験する際には、注意したいポイントが3つあります。
- 問題内容や正解は非公開
- 第三者への開示や漏洩の禁止
- 合格証書の再発行は不可
それぞれのポイントについて詳しく解説します。
問題や正解は公開されない
情報セキュリティマネジメント試験は、具体的な問題内容や正解は非公開となっています。自身がどの問題を正解したのか、不正解だったのかなども分からない仕様です。自分の得点は分かるため、総得点を合否判断の目安にしましょう。
問題を第三者に教えてはならない
情報セキュリティマネジメント試験では、試験問題や試験に関する情報などを第三者に対して開示・漏洩することは禁止されています。そのため、出題内容をSNSに投稿したり出題内容などを示唆する表現をしたりしないように注意しましょう。
第三者に対して情報を開示・漏洩してしまうと損害賠償を請求される可能性があります。なお、マイページで公開されたスコアレポートや記載された内容などは投稿しても問題ありません。
合格証書は再発行できない
合格者には合格証書が郵送されますが、再発行はできないため、紛失しないようにしっかりと保管しておくことが大切です。
ただし、万が一合格証書を紛失した場合、「合格証明書」を1通700円で発行することが可能です。合格証明書はIPAが交付するもので、オンラインから手続き可能です。
そもそも情報セキュリティマネジメント試験とは?
情報セキュリティマネジメント試験とは、2015年に創設された情報処理技術試験の新しい試験区分として誕生しました。情報セキュリティ対策やマネジメントスキルなど、組織の情報セキュリティを確保するために必要な基礎スキルを認定するための試験です。
2020年度からは試験会場でパソコンを用いて解答する「CBT試験」に変更されました。また、2023年度からは毎月試験が実施されるようになったことで、比較的受験しやすい試験としても認知されています。受験申込みは、IPAの受験専用サイトから行いましょう。
情報セキュリティマネジメント試験の合格率
情報セキュリティマネジメント試験の合格率は、およそ70%前後です。具体的な合格率を示すと、令和6年5月が76.6%、令和6年6月が75.4%、令和6年7月が68.8%となっており、比較的高い合格率で推移していることが分かります。
情報セキュリティマネジメント試験-合格するためのコツ
情報セキュリティマネジメント試験は現在、CBT方式で実施されています。そのため、CBT方式について把握しておき、本番で焦らないように準備しておきましょう。
試験はA・Bという2つの科目があり、試験時間は合計120分です。科目Aは情報セキュリティマネジメント関連の4択問題が、科目Bは企業実務を例とした技能を問う多肢選択問題が出題されます。
まとめ
情報セキュリティマネジメント試験の合格発表は、受験の翌月中旬頃に行われます。IPAのWebサイトや官報などで確認できるため、確認しやすい方法で合否をチェックしましょう。情報セキュリティマネジメント試験の合格率は比較的高く、しっかり勉強すれば合格しやすい試験です。
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- この記事の監修者は生涯学習のユーキャン
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