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韓国語の勉強方法のおすすめは?失敗例や挫折しないためのポイントも解説
- 更新日:2023/08/15
音楽・ドラマなどで韓国語に親しむ人が増えています。しかし、「どうやって勉強すればいいかわからない」「挫折しない勉強方法が知りたい」という人も多いのではないでしょうか。この記事では、韓国語の勉強手順やおすすめの勉強方法、失敗例を解説します。韓国語が身につく勉強方法を知りたい、という人はぜひ参考にしてください。
韓国語が勉強しやすい理由
韓国語は、日本人にとって比較的勉強しやすい言語といわれています。理由としては、以下のような点が挙げられます。
- 文法が日本語と似ている
- 発音が日本語で読める
- ハングル文字の構成がシンプルで覚えやすい
韓国語勉強の基礎
韓国語を勉強するにあたって、おさえるべき基礎は以下の3つです。
- ハングル
- 発音
- 書き順
ハングル
ハングル文字とは、日本語のひらがなや英語のアルファベットなどのように、韓国語を表記するための文字のことです。ハングルは10の基本母音と9の基本子音で構成されています。一見、難しいと感じるかもしれませんが、ルールを理解すれば覚えやすいでしょう。
韓国語習得のためには、参考書やテキストで、ハングルの成り立ち・パターンを初期にしっかり勉強することが重要です。
発音
ハングル文字は母音・子音・パッチムの3要素を「子音+母音」もしくは「子音+母音+子音(パッチム)」の組み合わせで発音します。そのほか、基本母音を組み合わせるもの、強く発音するもの、小さい「っ」を入れて発音するものなど特徴的な発音方法があります。
慣れないうちは、反切表と呼ばれる母音と子音の組み合わせ一覧で、発音を繰り返し確認しながら勉強することがおすすめです。
書き順
ハングルにも日本語と同様に、書き順があります。基本的には漢字やひらがなと同じように、「上から下」「左から右」の順で書く、というルールになっています。おろそかになりがちな部分ですが、書き取り練習を行う際には書き順を意識すると、ハングル文字をきれいに書けるようになります。発音と併せて覚えるといいでしょう。
韓国語勉強の主なステップ
韓国語の勉強の効果的な進め方は、以下のとおりです。
- ハングルを理解する
- 単語・フレーズを覚える
- 文法を理解する
ハングルを理解する
まずはハングル文字を覚えて、読めるようになりましょう。ハングル文字は全部で24文字で、あとはそれぞれの組み合わせで表すことができます。日本語のひらがな、カタカナ、漢字に比べると覚える量は圧倒的に少なくなります。母音・子音の仕組みを理解すれば、より覚えやすいでしょう。勉強期間としては、3週間~1か月程度が目安です。
単語・フレーズを覚える
ハングルが読めたら、会話表現ができるよう、単語・フレーズのインプットをします。勉強量・期間の目安としては、500~1,500語程度を2~3週間を目標に覚えるといいでしょう。興味のあるジャンルの単語だとより覚えやすいため、韓国ドラマやK-POPなどを勉強方法に取り入れるのもおすすめです。
文法を理解する
単語やフレーズをある程度覚えて、断片的にでも文章を理解できるようになったら、文法の勉強に入ります。日本語と韓国語の文法には以下のような共通点があるため、比較的覚えやすいでしょう。
- 主語+目的語+動詞の語順
- 助詞の使い方
- 文末の表現で文章の意味が変わる(例:命令形)
韓国語で会話する
韓国語をスムーズに使いこなすためには暗記だけでなくアウトプット、つまり実際に話すことが重要です。韓国語を話せる人が周囲にいれば、積極的に会話の機会をつくりましょう。韓国語教室や講座などは、会話を楽しみつつ、発音や文法に対しても適切なフィードバックをもらえるのでおすすめです。
おすすめの韓国語の勉強方法
韓国語を身につけるために、おすすめの勉強方法は以下のとおりです。
- 参考書・テキスト
- ラジオ・YouTube
- ドラマ・映画・音楽
- アプリ
- 講座
参考書・テキスト
参考書・テキストはハングル文字や文法の基礎をおさえるうえで効果的です。独学ならば、まずは1冊の参考書・テキストを最初から最後まで勉強してみましょう。単語の量が多く語彙力強化に有効なもの、リスニングCDがセットになっているもの、習熟度別のものなど幅広いバリエーションがあるため、自分の目的・理解度に合ったものを選んでください。
ラジオ・YouTube
ラジオ・YouTubeは、フレーズを覚えたりリスニング力を鍛えたりするのに有効です。ラジオは決まった時間に放送されるため、韓国語の勉強を習慣化するうえでもおすすめします。スマートフォンがあればどこでも視聴できるため、移動・家事などのすきま時間で勉強を進められる点もメリットでしょう。
ドラマ・映画・音楽
韓国語の自然な会話や韓国の文化も学びたいという人は、ドラマ・映画・音楽で勉強するのもいいでしょう。好きな作品を選べば、楽しみながら無理なく韓国語の勉強を続けることができます。ただし、漫然と見たり聞いたりしているだけでは、韓国語は身につきません。セリフ・歌詞を書き出す、シャドーイングをするなど、アウトプットにつなげることが大切です。
アプリ
アプリは、スマートフォン1つで手軽に韓国語を勉強できる点が魅力です。ネイティブの音声で正しい発音を学べるもの、ゲーム感覚で楽しくハングルを学べるものなど、さまざまなアプリ教材があります。無料で利用できるアプリも多いので、いろいろ試して、自分に合うものを探してみてはいかがでしょうか。
講座
通信講座は講師のサポートを受けつつ、自分のペースで学べる点がメリットです。
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韓国語の検定試験
日本で受けられる韓国語の検定試験は、主に以下の2つです。
- ハングル能力検定
- 韓国語能力試験(TOPIK)
ハングル能力検定
ハングル能力検定は、日本の団体が日本でのみ実施している韓国語の検定試験です。設問は準2級まで日本語で記載されており、筆記・聞き取りのマークシート形式で出題されます。試験時間も90~120分と短いため、気軽に受験でき、日本での認知度が高い検定試験です。韓国語初心者はまず5~4級に挑戦してみるといいでしょう。
韓国語能力試験(TOPIK)
韓国語能力試験(TOPIK)は、韓国の大学・企業に入る際に語学力を証明できるほど、国際的に認知されている検定試験です。韓国の行政系の団体が世界中で実施しており、設問は全て韓国語で記載されています。ハングル能力検定よりもややハードルが高い検定試験といえるでしょう。初心者は、初級レベルのTOPIK1を目指すのがおすすめです。
韓国語の勉強でよくある失敗例
韓国語を効率よく勉強するために、避けるべき勉強方法は以下のとおりです。
- たくさんの教材に手を出す
- 復習しない
- 暗記しかしていない
たくさんの教材に手を出す
韓国語を勉強したいという意欲の強い人が陥りやすいのが、さまざまな教材に手を出して、どれも中途半端になってしまうケースです。テキストは、1冊を繰り返し勉強することで内容が定着します。特に勉強を始めたての頃は、ついたくさんの教材に手を伸ばしがちですが、まずは自分に合う1つの教材で反復学習を行うのが効率的でしょう。
復習しない
単語・文法など一度覚えただけでは定着しないので、韓国語の習得には定期的な復習が不可欠です。復習の頻度としては、翌日、1週間後など短期的な復習はもちろん、1か月後、3か月後と時間をあけて復習するのも効果的でしょう。すべての問題を解く必要はありません。テキストにざっと目を通して覚えていないところや気になるところを重点的に復習します。
暗記しかしていない
韓国語を実際に使いこなすには、口・耳を使って体で覚えることが大切です。単語・文法の暗記だけでなく、リスニングやシャドーイング、実際の会話といったアウトプットの機会を増やすと、効率的かつ実践的に学ぶことができおすすめです。
韓国語の勉強で挫折しないためのポイント
韓国語の勉強で挫折しないためのポイントは、以下のとおりです。
- 目標を設定する
- 無理のない計画をたてる
- 日本語との違いを理解する
目標を設定する
韓国語を勉強して何がしたいのか、目標を明確にすることが、モチベーション維持には効果的です。目標設定により、習得したいレベル感も明確になるため、最短距離で効率的に勉強を進められるというメリットもあります。
「韓国映画を字幕なしで観たい」「推しているアイドルのいっていることを理解したい」など、韓国語を勉強したいと思ったきっかけから考えると設定しやすいでしょう。
無理のない計画をたてる
韓国語の勉強は、短時間でも毎日行うことが大切です。勉強を始めたての頃は、モチベーションが高いがゆえに、無理な目標・計画を立ててしまいがちです。まずは、無理なく毎日続けられるよう、スモールスタートで勉強を習慣化をおすすめします。勉強の習慣が定着してきたら、勉強量・難易度を上げていくといいでしょう。
日本語との違いを理解する
「韓国語は日本語と似ているから簡単」というイメージが強すぎると、挫折してしまいがちです。両者は文法上の共通点が多い一方、勉強を進めれば違う点が増えわかりにくくなっていきます。特に発音や活用などは、しっかり時間をかけて、韓国語と日本語の違いを理解する必要があるでしょう。
まとめ
韓国語は日本語との共通点が多く、比較的勉強しやすい言語です。まずはハングル、発音、文法などの基礎をしっかり学びましょう。教材もテキストからアプリまで充実しているため、自分の目標に合ったものを選び、定期的に復習を行うことをおすすめします。この記事で紹介した失敗例を反面教師として、無理なく続けられる方法を探してください。
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- この記事の監修者は生涯学習のユーキャン
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1954年設立。資格・実用・趣味という3つのカテゴリで多岐に渡る約150講座を展開する通信教育のパイオニア。気軽に始められる学びの手段として、多くの受講生から高い評価を受け、毎年多数の合格者を輩出しています。
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