• 更新日:2023/08/15

韓国語は、日本人にとって身につけやすい言語であるといわれています。この記事では、韓国語を身につけたいと考えている人に向けて、韓国語を独学で学ぶ手順について解説します。韓国語を身につけるまでに必要な時間の目安、独学のメリットやコツも解説しているので、韓国語を独学する際の参考にしてください。

韓国語が独学で身につけやすい理由とは

韓国語を独学で身につけやすい理由は、主に2つあります。

  • 日本語と語順が同じ
  • 日本語と発音が似ている言葉が多い
ここでは、2つの理由について解説します。

日本語と語順が同じ

韓国語は、日本語と語順が同じであるため、独学で身につけやすいとされています。日本語と韓国語は、「主語+目的語+動詞」といった順番の構文です。一方で英語の場合は、「主語+動詞+目的語」 と語順が異なるため、頭のなかで文章を組み立てる必要があります。しかし、韓国語であれば、頭のなかで語順を並べ替えることなく、自然に話すことが可能です。

日本語と発音が似ている言葉が多い

日本語と発音が似ている言葉が多い点も、韓国語が独学で身につけやすい理由として挙げられます。 韓国語には、日本語と同様に、漢字がベースになっている単語があります。日本語の漢字の場合は、音読みと訓読みの2通りの読み方がありますが、韓国語の漢字の読み方は基本的には1通りです。例えば、動物は「동물(トンムル)」、自動車は「자동차(チャドンチャ)」と読みます。

韓国語を独学するメリットとは

韓国語を独学することで得られるメリットは、主に2つあります。

  • 費用を抑えられる
  • 自分のペースで進められる
ここでは、2つのメリットについて解説します。

費用を抑えられる

韓国語を独学する場合、語学スクールや教室のレッスンに通うよりも、費用を抑えられます。語学スクール、教室に通う場合は、受講料はもちろん、通学の際の交通費もかかります。参考書や教材などを購入する必要はありますが、自分に合ったテキストを選べる点は、メリットといえるでしょう。

自分のペースで進められる

自分のペースで韓国語の学習を進められる点も、独学するメリットといえます。語学スクールや教室に通う場合は、授業やレッスンに合わせてスケジュールを組む必要がありますが、独学の場合は時間に縛られることがありません。自分の理解度に合わせて学習時間や順序を組み立てられる点は、独学のメリットです。

韓国語を独学するデメリットとは

韓国語を独学する際に生じるデメリットは、主に2つあります。

  • モチベーションを保ちにくい
  • 自己管理が難しい
ここでは、2つのデメリットについて解説します。

モチベーションを保ちにくい

韓国語を独学する場合、一緒に学習を進める仲間を見つけられず、モチベーションを保ちにくいといえます。1人で学習を進めるため、集中力が途切れて学習を中断してしまうこともあるでしょう。語学スクールや教室のレッスンのように、疑問点、不明点を講師に質問できる場がないため、行き詰まってしまう恐れもあります。

自己管理が難しい

自己管理が難しい点も、独学のデメリットといえます。学習のスケジュールを立てることは、独学するうえで非常に重要です。スケジュールを立てずに始めると、効率よく学習を進められないためです。しかし、学習する順序やペース配分などを立てるのは容易ではありません。ハングル、単語、文法などの数ある分野の学習を、バランスよく進められる計画を立てる必要があります。

韓国語を独学で身につける方法とは

韓国語を独学で身につける方法は、主に3通りあります。

  • 通信講座で学ぶ
  • テキスト・参考書で学ぶ
  • ドラマ・映画や音楽で学ぶ
ここでは、3つの方法について解説します。

通信講座で学ぶ

通信講座を受講することで効率的に韓国語を学ぶことが可能です。通信講座は、自分のペースで学べる点がメリットです。ユーキャンの「はじめての韓国語講座」は、スマートフォンで隙間時間に学習でき、わずか3か月で基本的な会話を身につけられる講座です。学習中に抱えた疑問点や不明点などは、経験豊富な講師に相談できます。
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テキスト・参考書で学ぶ

テキストや参考書で学ぶ方法もあります。入門から上級者向けまで、書店で自分のレベルに合うものを購入できる点がメリットです。特に文法を学習する際には、テキストや参考書に沿って学ぶ方法をおすすめします。初心者であれば、イラストや例文などが付いているものを選ぶとよいでしょう。

ドラマ・映画や音楽で学ぶ

韓流ドラマ・映画を視聴したり、K-POPを聴いたりして、韓国語を学ぶ方法もあります。日常会話や韓国の生活・文化などに触れることで、より自然に韓国語を使えるようになります。また、他の方法よりも、楽しみながら無理なく学べる点は、メリットといえるでしょう。

韓国語の独学に向いている人とは

韓国語の独学に向いている人は、以下に該当する人です。

  • 地道に学び続けられる人
  • 費用を抑えて学びたい人
ここでは、韓国語の独学に向いている2つの特徴について解説します。

地道に学び続けられる人

地道に学び続けられる人は、独学に向いています。学習を後回しにせず、集中して忍耐強く取り組む力は、独学するうえで重要です。事前に学習時間を確保して、計画的に学習を進められる人であれば、独学でも韓国語を身につけられるでしょう。一方で、自分に甘く、学習を後回しにしてしまう人は、独学は向いていないかもしれません。

費用を抑えて学びたい人

独学は、費用を抑えて学びたい人にも向いています。独学で学習を進める場合は、授業料や交通費などが発生しないため、無駄な出費を防げます。独学の場合は、テキストや参考書を購入する必要がありますが、1冊あたり2,000円程度で済むため、スクールや教室に通うよりも費用を抑えられるでしょう。

韓国語を独学する場合の進め方とは

韓国語を独学する際には、以下の手順で進めましょう。

1.ハングルを身につける
2.単語を覚える
3.文法を理解する
4.発音のルールを理解する
5.会話に使うフレーズを覚える

ここでは、それぞれの手順について解説します。

1.ハングルを身につける

韓国語を独学する場合は、まずはハングルを身につけましょう。ハングルとは、韓国語の文字のことです。日本語でいうとひらがな・カタカナ・漢字、英語でいうとアルファベットに該当します。ハングルは、母音10個と子音14個の組み合わせで成り立っているため、まずは構造を覚えましょう。

2.単語を覚える

ハングルを身につけたら、単語を覚えましょう。韓国語を聞いたり話したりするためには、単語の理解が必要です。単語を覚える際には、単語帳を使う方法が便利です。K-POPの歌詞、ドラマのセリフなど、自分が興味のある分野を通して単語を覚える方法も、おすすめです。

3.文法を理解する

単語を暗記したら、文法を理解しましょう。ある程度の単語を覚えたら、文章もわかるようになります。韓国語の語順は日本語と同じであるため、比較的文法を理解しやすいはずです。助詞の使い方も日本語と似ているので、身につけやすいでしょう。日本語と同様に、韓国語の助詞も、相手に正確にものを伝えるために重要な役割を果たしています。

4.発音のルールを理解する

文法を理解したら、発音のルールを理解しましょう。韓国語は、母音と子音と「パッチム」で成り立ちます。パッチムとは子音でおわる音で、日本語にはない発音があるため、日本人にとっては難しいといわれています。発音は、リスニング教材や通信講座を利用して、練習することをおすすめします。

5.会話に使うフレーズを覚える

発音のルールを理解したら、会話に使うフレーズを覚えましょう。韓国語で日常会話ができるようになるためには、日常会話で使われる定型表現を覚えることが大切です。文法学習で使用される例文やフレーズ集などを用いて、会話の練習をすることをおすすめします。実際に話すことで、上達のスピードを上げられます。

韓国語を身につけるまでの期間

韓国語を完全に身につけるためには、1,000時間ほどの学習時間が必要といわれています。ただし、
200時間ほど学習すれば、上達を実感でき、初級レベルを目指せるため、まずは200時間を目標に学習しましょう。1日2~3時間の学習時間を確保した場合、約3か月で初級レベルに達せられる計算となります。

韓国語を独学する場合のコツとは

韓国語を独学する際には、以下の4つのコツを押さえる必要があります。

  • フレーズをそのまま暗記する
  • 音読をする
  • 復習を繰り返す
  • アウトプット学習を取り入れる>
ここでは、4つのコツについて解説します。

フレーズをそのまま暗記する

韓国語を独学する際には、フレーズをそのまま暗記するようにしましょう。まずは、テキストの例文やドラマのセリフを丸ごと覚える方法がおすすめです。さまざまな表現のパターンを覚えたら、単語を入れ替える、敬語表現にするなどの応用ができるようになります。

音読をする

韓国語を独学で身につけるためには、音読する方法をおすすめします。音読では、聞く力と読む力を同時に身につけられます。また、音読により脳が刺激され、学習効果も高まるでしょう。聞きながら真似して発音する「シャドーイング」で口を慣らすことが大切です。

復習を繰り返す

韓国語を独学する際には、復習を繰り返すことが重要です。単語の暗記や練習問題は、1度実行しただけでは身につけられず、時間が空くと忘れてしまいます。しかし、定期的に復習を行えば、脳に知識を定着させられます。理解の度合いもその都度確認できるため、おすすめです。

アウトプット学習も取り入れる

韓国語を独学で身につけるためには、アウトプット学習も取り入れましょう。単語や文法を覚えるのをインプット学習、学習で得た情報を具体的な行動に反映させることをアウトプット学習といいます。アウトプット学習の例として、実際に韓国語を聞き取ったり、会話したり、音読したりする方法が挙げられます。

まとめ

韓国語は、日本語と語順が同じで、発音が似ている言葉も多いため、独学でも身につけられるといわれています。独学の場合、費用を抑えられたり、自分のペースで進められたりする点がメリットです。1日2~3時間学習すれば、約3か月で初級レベルまで到達できます。

ユーキャンの「はじめての韓国語講座」では、はじめて学ぶ人向けのテキストやカリキュラムにより、3か月で上達を実感できます。経験豊富な講師が疑問に答えるなど、サポート体制も充実しています。スマートフォンを利用して隙間時間も効率よく学べるので、興味のある人はぜひお申込みください。

生涯学習のユーキャン
この記事の監修者は生涯学習のユーキャン

1954年設立。資格・実用・趣味という3つのカテゴリで多岐に渡る約150講座を展開する通信教育のパイオニア。気軽に始められる学びの手段として、多くの受講生から高い評価を受け、毎年多数の合格者を輩出しています。
近年はウェブ学習支援ツールを拡充し、紙の教材だけでは実現できない受講生サポートが可能に。通信教育の新しい未来を切り拓いていきます。

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