2013年4月に発表された安倍政権の成長戦略では「女性の活躍推進」を柱の一つとして掲げており、結婚・出産後の女性の復職を推進するためにも2020年までに男性の育休取得率を13%にすることを目標としています。
しかし男性の育休取得率は現状1.89%※1に留まっており、目標と大きくかい離。
そこで全国の男性ビジネスマン497名を対象に男性の育休取得促進を目的とした「男性の育児休暇取得に関するアンケート」を実施しました。
※1:厚生労働省「雇用均等基本調査」(平成 24 年度)より
- ■調査方法 :インターネットリサーチ
- ■実施期間 :2014 年5 月19 日(月)〜2014 年5 月25 日(日)
- ■調査対象 :居住地 :全国/性別 :男性/年齢 :20 代〜40 代/職業 :公務員、会社員(アルバイト、パートは除く)/子ども :有り
- ■調査人数 :497 サンプル(取得済み223サンプル、現在取得中106サンプル、未取得(取得意向あり)84サンプル、未取得(取得意向なし)84サンプル)
男性の育休取得者の83.9%が育児休暇を「もう一度取得したい」と回答
男性の育休取得経験者の方に「また子どもが生まれたら、もう一度育休を取得したいか」と聞いたところ、83.9%が「もう一度取得したい」と好意的な回答をしました。
また、取得経験者、未取得者両方に「男性が育休を取得するメリット」について聞いたところ、「家族との時間が取れる」や「子どもとの絆が深まる」など家庭に関する項目については未取得者が多く回答する一方、「効率的な時間の使い方に対する意識が上がる」という項目については取得経験者22.2%に対し、未取得者16.7%と実際に育休を取得した方が多く回答する結果となりました。グラフを見る
男性が育休を取得することへの評価について、取得経験者を「過去に取得した」「現在取得中」、また未取得者を「取得意向あり」「取得意向なし」の層に分けてそれぞれ聞いたところ、育休の取得意向がない層でも「あまり良いとは思わない」と回答した人は僅か10.7%と、男性の育休取得に対する反対意向は低く、好意的な結果が見られました。
「育児休暇取得の障壁」は取得者・未取得者ともに1位「職場の理解」。
次に、「育休を取得する際の障壁」について聞いてみました。
まず「会社に育休を取得しやすい制度があるか」を聞いたところ、「ある」と回答した人は取得経験者(71.4%)、未取得者(31.0%)と大きな違いが見られました。グラフを見る
会社の制度面以外の障壁としては、取得経験者・未取得者共に「職場の理解が足りない」が最も多い結果となりました。 上司が部下の育休取得を妨げる「パタニティ・ハラスメント」(パタハラ)が話題になりましたが、 こういった「理解が足りない」と感じるような職場環境自体が、取得の障壁となっていることが伺えます。 (CHECK パタハラって?)
また、育休取得経験者に「育休の取得期間」について聞いたところ、「過去に取得した」人は「1週間未満」という回答が36.8%と最も多い結果になりました。
さらに、育休に関わる各種社会保障制度を知っているか聞いたところ、未取得者は取得経験者と比較すると各制度の認知度が低い結果となりました。現在取得中の層については各種制度に対する認知度がどの層よりも高い結果になっています。
「男は仕事を優先すべき」の意識が育児参加を妨げる
パタハラとはパタニティ(父性)・ハラスメントの略で、
男性が育児参加を通して父性を発揮する権利・機会を侵害することを指します。
例えば、男性が育児支援制度を利用することを妨げるような行為はパタハラにあたります。
男性の育児休暇取得者の促進は、63.1%が「企業のイメージに良い影響を与える」と回答。
「少子化対策」「女性の社会進出」にも好影響が!?
育休の取得経験者に取得前と取得後の意識の変化について聞いたところ、「意識が上がった」と回答した項目の上位には「子育てに積極的に関わろうとする意識」(63.2%)、「家族と過ごす時間を確保しようとする意識」(61.9%)、 「家族への気配りの意識」(61.4%)と家庭に関わる項目が目立ちました。グラフを見る
また男性の育休取得率の向上が社会に与える影響について聞いたところ、「企業・組織・団体のイメージが良くなる」と回答した人は、取得経験者で58.4%と最も高い項目になっています。
一方、未取得者から「良い影響がある」と回答があったものとしては「少子化対策」(54.8%)が最多。「女性の社会進出」(51.8%)にも多くの票が集まりました。
これは以前行った「女性が輝く日本に関する意識調査」とも意識的な関連性を伺わせます。
男性の育休取得が進むことで、アベノミクスが掲げている成長戦略の一助に繋がる可能性が見られました。
男性の85%、女性の90%が「女性が管理職に就くこと」に賛成
最大の理由は「仕事で女性の能力を発揮できる機会を増やすべき」(58.3%)
アベノミクス3本目の矢「成長戦略」の中で、重要課題の一つに挙げられた女性の社会進出。当事者であるビジネスマン、ビジネスウーマン達を対象に意識調査を実施しました。
女性管理職が増えていくことに対する意見を聞いてみたところ、「良いことだと思う」の意見は、87.9%とこちらも圧倒的多数となりました。男女別に見てみると、男性=85.1%・女性90.8%であったことから、女性がより「女性管理職の増加」を前向きにとらえていることはもちろん、男性でも女性管理職を支持している割合が意外に高いことがわかりました。
自由な時間は1〜2時間。
ちょっとした休憩時間で自分磨き!
「育休取得中に1日に自由時間がどれだけあったか?」を聞いたところ、「過去に取得した」「現在取得中」ともに「1時間〜2時間未満」が最多という結果になりました(それぞれ38.6%、37.7%)。
育休中の「自由時間を、自分磨きに使うならどんなことをしたいか」について聞いたところ、すべての層で「資格取得に向けた勉強」が最多で、次いで「スポーツ・エクササイズ」「資格取得以外のスキルアップに向けた勉強」に多くの票が集まりました。育休中の時間が家族との絆を深めるだけでなく、個人の成長を促すという可能性も見られました。
育休中の時間が家族との絆を深めるだけでなく、
仕事面に関しても個人の成長を促すという可能性も見られた今回の調査。
ちょっとした時間の使い方次第で、
お子さんだけでなく自身の成長にも効果を発揮するかもしれません。
ファイナンシャルプランナー(FP)
ご家族のライフプランを考えるうえで大きな武器に!
子どもの教育、住宅の購入、リタイア後の生活…
人生には大きな支出を伴うイベントがあります。FPの知識があると、家族の将来を見据えた資金計画が立てられるようになり、保険の見直しや住宅購入時に役立ちます!
■学んだそばから効果あり!
個人の人生にも密着した知識が得られるので、学んだ知識がすぐに活かせます。
■住宅購入時の大きな助けにも
状況に応じた購入の仕方や住宅ローンの組み方など、マイホームを購入するときにも役立てることができます。
■ご家族のライフプラン設計に
「この子が大学を出るまでに、毎月何万円かかるだろう?」
ご家族のライフプランを考えるうえでの準備方法も学べます!
うれしいメリット!
保育士
保育のプロの知識が自分の子育てに活かせる!
子ども・保育に関する知識が体系的に学べるから、実際の子育てに活かせます! 保育士の需要は高まっているから、資格を取っておけばいざという時にも安心。まさに一石二鳥の資格です!
■子どもとの接し方がよく分かる!
育児の苦手意識や不安にも、プロの知識が活用できる!子どもの気持ちにも寄り添えるようになります。
■有資格者はニーズ大!
待機児童が社会問題になっている今、世に求められている資格です。
■需要の高まる男性保育士
保育施設では、父親的な存在の男性保育士は心強い存在。子どももより豊かに成長します。
うれしいメリット!
インテリアコーディネーター
子どもの成長に合わせたコーディネートも!
ライフスタイルに合う住環境を提案するスキルが磨けるので、お仕事はもちろん、プライベートでも役立ちます。子どもの成長に合わせた、お部屋の模様替えやリフォームができるようになるので、家族が安心して暮らせる空間を実現できます。
■理想の家を自ら創造!
子ども部屋の模様替えやリフォームなど、プロの知識を活かして家族の暮らしに最適なおウチに!
■広がる活躍の場
リフォーム需要の高まる現代、住宅メーカーやインテリア業界など、多くの業界で活躍の場が広がっています。
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試験合格者の約半数はインテリア業界以外にお勤めの方です。未経験の方も試験に挑戦しています。