TOEIC(R)は世界で圧倒的な認知度を誇る、世界共通テストであり、英語のコミュニケーション能力を証明する資格です。日本国内で役立つ場面は数多くあります。就職・キャリアアップ、そして進学や大学の単位にも!
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学習期間3ヵ月
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試験月年10回
金融の仕事にはFPや簿記、医療系には医療事務や登録販売者といったように、働く職種によって適した資格があります。
この記事では、就職活動をするにあたり、資格の取得を考えている人に向けて、各業界で活かせる資格について解説します。資格の比較解説や、ダブルライセンスのメリットも紹介するので参考にしてください。
なお、掲載ランキングは過去ユーキャンが独自で実施した採用担当者・転職者へのアンケート調査結果をもとに作成しています。
金融系の仕事に活かせる資格には、ファイナンシャルプランナー(FP)や簿記3級があります。FPは住宅ローンや不動産、保険、年金など個人が扱うお金に関する専門知識を身につけることができます。簿記を取得すると、会社の経理事務をこなすために必要な能力が身につきます。簿記は初級からはじまり、3級は商業簿記など実務に活かせる内容になっています。
FPが個人を相手するスキルであるのに対し、簿記は企業を相手にしたスキルです。どちらを顧客とした職種を希望するかによって、取得する資格を選ぶといいでしょう。
金融業界で活躍するなら、ファイナンシャルプランナー(FP)と簿記3級のダブルライセンスを目指すのもいいでしょう。金融業界では、資格が多いほど評価が上がるケースも多く、管理職などを狙う人には有利に働きます。また、ダブルライセンスは、経理や会計だけでなく資産形成や株の運用にも興味がある場合にも有効です。両資格を取得すれば、個人と企業、両方のお金の流れを学ぶことができます。
医療系の業界を目指す場合は、医療事務や調剤薬局事務、登録販売者などの医療の仕事に活かせる資格があります。
医療事務とは、レセプト作成をはじめとした事務処理や接客を行う仕事です。調剤薬局事務は、事務処理や接客のほか、調剤補助など薬剤師のサポートを行います。登録販売者は一般用医薬品のなかでも、第二類および第三類医薬品の販売が可能です。
求められる資格は仕事の内容により異なるものの、主な職場は医療機関やドラッグストア、調剤薬局になります。
コンサルタント系の仕事には、社会保険労務士や中小企業診断士の資格がおすすめです。社会保険労務士は、労働者が健全に働ける環境を整えるサポートを行います。労働社会保険諸法令に基づく書類作成や手続きなどが主な仕事です。
中小企業診断士は業務内容を改善したり生産性を向上したりするためのアドバイスを行うなど、経営コンサルタントとしての役割を果たすのが仕事です。労働者に限らず、企業の経営や製品にも満遍なく関わります。
コンサルティング業界では両方の資格を取得して、ダブルライセンスで活躍する人もいます。
社会保険労務士も中小企業診断士も試験の難易度は高く、合格に必要な勉強時間は1,000時間程度といわれています。試験問題の内容は重複している部分も多く、一方の資格を持っていれば、もう一方の試験勉強に有利です。
社会保険労務士の試験は、中小企業診断士と比較すると暗記科目が多くなっています。中小企業診断士も暗記が必要ですが、実務に関する知識のため、社労士の問題よりも覚えやすいと感じる人もいます。
また、社労士は1回の試験で合否が決まるのに対し、中小企業診断士の試験は科目合格制が採用されており、一次試験は7科目を3年以内に合格すればよいことになっています。7科目すべてを一気に勉強しなくても大丈夫なので、スケジュールを立てて着実に合格を目指すことも可能です。
不動産系の業界を目指す場合は、宅地建物取引士(宅建士)やマンション管理士といった資格だけではなく、第二種電気工事士などの設備に関する仕事で役立つ資格もあります。
宅地建物取引士(宅建士)は、不動産の売買や賃貸の仲介などに不可欠な資格。不動産取引は多額のお金が動くので、慎重に進める必要があります。しかし不動産取引の専門的な知識はあまりない…という方が多いのが現実。そんな時、法律の知識をもとに的確なアドバイスや提案をするのが、宅建士の役割。不動産という大きな資産を動かす手助けをする、やりがいのある仕事です。
宅建士しかできない仕事もあるため、男女問わず正社員の求人は安定。転職やキャリアアップ、新卒者の就職にもとても有利です。平均年収は、企業に勤務した場合約470万円~626万円程度。働く条件や独立開業するかなどによっても大きく異なりますが、資格をもっていれば未経験でも就職が可能であり、一度取得すれば一生使える資格です。
マンション管理士・管理業務主任者はマンションを適切に管理することのできるプロの証明。
マンション数が685万戸を超え、いまや約10人に1人が分譲マンション住まいという時代。修繕や建て替え、災害対策など、多様化する問題を解決するプロとして高ニーズな資格です!業界注目の国家資格として人気が高く、試験範囲も似ていることから両資格をダブルで取得する方も増えてきています。
第二種電気工事士は、住戸や店舗の配線工事等を行う専門技術者として不可欠な存在。ニーズが高く、安定待遇が期待できる注目の国家資格です。
有資格者は就・転職が有利に!実務経験を積めば、独立開業も可能です。受験資格や制限はなく、学科・技能ともにポイントを押さえて学習すれば、ゼロから始めても十分合格が狙えます。
有資格者のニーズが高いのも魅力的で、電気の総合的な知識をもつ電気工事士は、電気工事店だけでなく、建設、工務店などからも広く求人があります。また、システムや機械の保守、メンテナンス、家電販売店やメーカー営業などの仕事で高く評価されることも。
専門技能のある人材として、活用の場は広く、安定した収入が期待できます。
小売り業界では、お客様をおもてなしする接客のスキルが磨かれていると就職・転職の強みに。ここでは小売業界で役立つ資格をご紹介。
TOEIC(R) L&R TESTは、英語によるコミュニケーション能力を証明する世界共通のテスト。多くの企業・団体・学校で採用されており、ハイスコアを獲得すれば、就職・転職やキャリアアップも有利に!
グローバル化が進む現在、採用時や人事評価に好スコアを重視する企業も少なくありません。実際に働き始めた後も、高い英語力はさまざまな場面でご自身の接客をサポートする強みに!
サービス接遇検定は「おもてなしの心とかたち」を育むとされる、接客の心構えや言葉遣い、適切な応対方法などを学び、業界を問わず注目を集める人気の検定です。
接客・サービスに関わる多くの企業で重視されている「顧客満足」や「サービスの質」を高めるための知識が身につくと様々な場面であなたをサポート!。サービス業や接客業の方はもちろん、さまざまな業界で役立ちます。取得を推奨する企業も増えているので、資格を持っていると就職や転職の強みにも!
ここでは、総務・人事・経理事務の仕事に役立つ資格をご紹介。 いずれも総務・人事・経理事務の仕事に欠かせない知識を取得でき、キャリアアップに役立つものです。ぜひ参考にしてください。
衛生管理者は労働安全衛生で定められた労働環境を管理、改善するために必要な国家資格、有資格者のことです。衛生管理者の資格は、第一種と第二種にわかれます。第一種が化学工場や過酷な自然環境での労働など、健康へのリスクが高い有害業務を行う業種で衛生管理者として就くことができるのに対し、二種では危険有害業務との関連が比較的薄い業種でのみ衛生管理者として就くことができます。一種の合格率は50%前後、二種は60%前後です。合格率だけみれば難易度はそれほど高くないといえます。
衛生管理者は常時50人以上の従業員がいる事業所には必ず1名以上雇用しなければなりません。労務管理は総務の仕事になることが多いので、衛生管理者の資格を持っていると総務の職に就きやすくなります。また、キャリアアップにつながることもあるでしょう。
社会保険や労働関係の法律に関する業務を担うのが社会保険労務士(社労士)です。社会保険労務士として業務を行うためには、国家資格が必要です。雇用関係の手続きや厚生年金、労働管理の専門家として、人と企業の橋渡し役も担います。
社会保険労務士試験の合格率は平均で約6~7%です。ただ、平成27年は2.6%、平成26年は9.3%など、合格率の変動がやや大きい傾向があります。
近年では、多様な働き方を実現するために、働き方を大きく変える企業が増えています。こうした背景からも、継続的に高い需要が期待できる国家資格といえるでしょう。
ファイナンシャルプランナーの資格には、国家資格であるFP技能士1~3級や民間資格のCFPやAFPがあります。主な仕事は、税金や保険、投資などお金に関するライフプランニングの設計およびサポートです。
FP技能士3級は、個人資産相談業務と保険顧客資産相談業務ができます。2級は3級の業務に加え、生保顧客資産相談業務と損保顧客資産相談業務も行えます。さらに、1級は2級の業務に加えて資産相談業務が可能です。
FP技能士1級の合格率は1桁台とかなり難関です。2級は約30%、3級は70%となっています。2級を取得すれば、銀行や保険、証券会社などの業界での経理業務を希望する際にアピールポイントになります。1級取得はエキスパートの証明といえ、独立・開業も夢ではありません。