平成29年度中小企業診断士第2次試験・総評&解答例 解答速報
- 試験期日
- 2017年10月22日
中小企業の診断及び助言に関する実務の事例1
菓子製造業A社に関する事例です。
創業以来、毎年数千万円単位の規模で売上を伸長させてきたA社が、かねてより目標として掲げてきた全国市場展開を模索し、売上高30億円の中堅菓子メーカーになることをビジョンとして取り組んでいくストーリーとなっています。全国市場展開を目指すために、新商品開発や人材の確保・育成、組織整備等が経営課題(事例のテーマ)となっています。
各問題の難易度は以下のとおりです。
第1問(配点20点):やや易
第2問(配点20点):標準
第3問(配点20点):標準
第4問(配点20点):やや難
第5問(配点20点):やや難
第1問
(98字)
第2問
(98字)
第3問
(99字)
第4問
(97字)
第5問
(149字)
中小企業の診断及び助言に関する実務の事例2
地方都市X市の商店街にある寝具小売業に関する事例です。
商店街の小売店の収益悪化と経営者の高齢化による閉店が続いている中、こだわりの接客や副社長手作りのノベルティ、井戸端会議による顧客との関係性構築などによって事業を継続してきたB社が、現社長の娘が次期社長となり、事業を承継することになった中で、新たな成長戦略を考えていくための施策を問われています。
各問題の難易度は以下のとおりです。
第1問(配点20点):標準
第2問(配点25点):標準
第3問(配点30点):やや難
第4問(配点25点):やや難
第1問
(a)自社の強み(60字)
第1問
(b)競合の状況
第2問
(118字)
第3問
(120字)
第4問
(120字)
中小企業の診断及び助言に関する実務の事例3
金属部品の加工メーカーであるC社に関する事例です。
顧客から材料の支給を受けて加工を行う賃加工型の下請け製造業であるC社が、自社ブランド製品として「CNC木工加工機」を開発し、事業化を目指すというストーリーです。事業化に当たり、部品加工とは異なる新たな生産方式、生産管理を確立する必要があり、設備投資などのコスをかけずに販路を確立し、製品およびサービスを供給することがC社の経営課題(事例のテーマ)です。
各問題の難易度は以下のとおりです。
第1問(配点30点):普通
第2問(配点20点):普通
第3問(配点20点):普通
第4問(配点30点):やや難
第1問
(140字)
第2問
(120字)
第3問
(160字)
第4問
(140字)
中小企業の診断及び助言に関する実務の事例4
主に染色関連事業を営む企業グループに関する事例です。
収益性を改善するために、染色関連事業の設備更新を検討している一方、発電事業にも着手しています。問題量が多く、出題意図・計算条件が読み取りづらいので、時間内にすべて解くのは困難です。特に第4問は、大半の受験者にとって未学習論点であるため、点差がつかないでしょう。第3問まででどれだけ部分点を積み上げられたかが合否を分けるポイントです。
各問題の難易度は以下のとおりです。
第1問(配点25点)
設問1:やや難
設問2:標準
第2問(配点18点)
設問1:標準
設問2:易
設問3:標準
第3問(配点29点)
設問1:やや難
設問2:難
第4問(配点28点)
設問1:難
設問2:難
設問3:やや難
第1問設問1
第1問設問2
(40字)
第2問設問1
第2問設問2
第2問設問3
第3問設問1
第3問設問2
第4問設問1
(30字)
第4問設問2
(30字)
第4問設問3
(59字)
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