江戸・東京ならではの見どころ満載!一部をご紹介!

大江戸を30区域に細分化!すべての街を細かく見れます。

①(御曲輪内)大名小路絵図【皇居、丸の内周辺】

将軍が住む江戸城を中心に、有力大名の上屋敷が立ち並び、幕府の施設も集まる江戸の中枢地域です。
現在も東京駅や皇居などが残る日本の首都・東京の中心エリアですが、丸の内、大手町は多くの高層ビルが立ち並ぶ日本屈指のオフィス街に変貌を遂げました。

⑰(今戸箕輪)浅草絵図【浅草、南千住、日暮里周辺】

江戸の名所・金龍山浅草寺を中心に、幕府公認の遊廓・新吉原、芝居の猿若町など、江戸屈指の繁華街が1枚に収められています。
浅草は現在でも芸能・娯楽・名物であふれる、東京屈指の人気スポット。赤く色分けされた区域は寺社地で、今なお史跡や小さな寺が多く残り、江戸の名残を感じることができます。

⑳(芝三田二本榎)高輪辺絵図【品川周辺】

現在の港区高輪および品川区北品川周辺。左右に伸びる海岸沿いの道は東海道で、湾曲した東海道沿いの浜辺は浮世絵などにもよく登場し、月見の名所でもありました。
図の右下には、落語『芝浜』の舞台「雑魚場」の跡の沙浜(すなはま)がありますが、現在は埋め立てにより姿を消しました。また、伊能忠敬が日本全土の測量を始めた際の基点である高輪大木戸も見られ、江戸の文化と歴史を感じられる一枚です。

㉔(内藤新宿)千駄ヶ谷辺図【新宿、千駄ヶ谷周辺】

現在の新宿駅周辺です。高層ビル群と大繁華街を抱える新宿も、当時は郊外で、畑や田地が多くを占めていました。
図の右下、江戸の西の出入口・大木戸から縦に延びるY字の道は甲州街道と青梅街道。2つの街道の分岐点である「新宿追分」の名称は今でも残っています。

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人気の街歩き番組でも取り上げられるなど、今、江戸の古地図が注目を集めています。古地図と現代の地図を比較して街の変化を見つけたり、実際に古地図を持って街歩きを楽しんだり…。歴史的に貴重な資料でありながら、今も様々な場面で活用できる古地図。今と昔をつなぐ古地図の魅力が、多くの人々を虜にしています。
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「尾張屋板 江戸切絵図」の特徴は、武家地、寺社地、町人地、道路、緑地、水辺(川・堀など)の6つの違いが色別に一目で分かり美しいこと。所有欲をくすぐる地図であり、当時は浮世絵と並ぶ江戸土産として人気でした。いわゆる「大江戸」と呼ばれる、文政元年(1818念)に江戸幕府が定めた「江戸朱引」の範囲をほぼカバーしています。