建設業界における会計処理のスペシャリスト

建設業独自のルールで会計処理

建設業経理士は、建設業関連の会計知識と会計処理のスキルを持つ「建設業経理のプロ」。
建設業経理独自の会計ルールを理解し、帳簿の作成・決算処理などの会計処理や、書類の作成・管理などの事務処理を行います。

主な活躍の場は、建設業や関連企業。

建設業経理士の活躍の場は主に、建設会社や工務店など、建設業および建設業関連の企業。個人経営から中小企業、大企業まで規模はさまざま。就業先は全国に幅広くあります。
建設業というと男性的なイメージがありますが、あくまで経理職なのでオフィスワーク。男女問わず活躍できます。

経理スキルと建設業の専門知識を持つ人材

建設業経理には、基本的な商業簿記の知識だけでなく、建設業についての専門的な知識や理解も求められます。
商業簿記では「売上」と呼ばれるものが、建設業経理では「完成工事高」と呼ばれるなど、用語が異なるのも特徴のひとつです。

建設業の需要拡大でニーズも向上!

建設業は地域のインフラ整備・維持をはじめ、地域の安心・安全を担う、社会になくてはならない存在。
リニア中央新幹線の開通、日本各地の老朽化した公共設備の修繕など、今後も建設業界の業績は堅調に推移していくことが予想されています。
建設業経理士は、そんな建設業界を支えるのに必要不可欠!常に安定したニーズがあります。

Check!

建設業経理士試験の種類

建設業経理士の資格は、3~4級は「建設業経理事務士」、1~2級は「建設業経理士」という名称になります。4級は最も初歩的な知識が問われ、簿記の仕組みを理解している必要があります。3級は、基礎的な建設業簿記や原価計算初歩的な実務を担える程度の知識が必要です。
2級では、建設業簿記や原価計算、会社会計など実践的な実務を遂行するための知識が求められます。1級は建設業原価計算、財務諸表、財務分析などの知識が必要で、最も難易度が高い試験です。

簿記とのダブルライセンスがおすすめ

日商簿記と建設業経理士の試験は共通する分野も多く、両方の取得を目指すと効率的に学習できますし、どちらも取得するとより有利に働きます。
日商簿記の方が人気ですが、建設業経理士も取得すればより専門性を高められます。例えば、建設会社や工務店などでの財務や経理を担当する場合、建設業経理士は簿記以上に役立つでしょう。ダブルライセンスを目指し、仕事で活躍できる可能性を広げましょう!

よくある質問

経理経験も簿記の知識もありませんが、大丈夫でしょうか?

日商簿記の学習が初めての方や、経理の経験がない方でもスムーズに学習を進められるよう、工夫をこらしています。豊富な図解やイラストで要点が整理されたテキストや、簿記の基礎から学べるプレテキスト「はじめての簿記」であなたの学習をサポート。さらに質問サポートや添削指導もついているので安心です。

5ヵ月で資格取得へ!建設業を支える存在に

あなたに向いている講座か相性診断でチェック!

「建設業経理士」とは、建設業関係の取引の会計処理、帳簿作成、決算処理を行う建設業経理のスペシャリストです。一般財団法人 建設業振興基金が実施する建設業経理士検定試験に合格すると資格が取得できます。資格を取得することで、実践的な建設業簿記、決算などに関する実務を行えることの証明となります。
公共工事に入札しようとする際に企業が受けなければならない経営事項審査で、企業内の1級及び2級の建設業経理士の数は加点対象になることから、有資格者は企業内で評価も上がり、資格手当や昇進・昇給などが期待できます(経営事項審査の評価対象となるには、資格合格後に5年毎の講習が必要となります)。建設業界で就職・転職を目指す方にとって、強力なアピールポイントとなる資格です。
ユーキャンの「2級建設業経理士講座」は、合格に必要な簿記の基礎知識をゼロからわかりやすく解説したプレテキスト「はじめての簿記」がついているので、経理の知識がゼロの方でも安心して学習をスタートできます。メインテキストは、建設業経理士特有の専門用語や計算パターンなどつまずきやすいポイントを丁寧に解説した、スムーズに学習できる内容です。また、「本試験対策トレーニング」では過去問の傾向と対策を大問ごとにまとめているので、効率よく合格力が身につきます。
過去試験を徹底的に分析し、合格に的を絞ったカリキュラムで、あなたの合格をバックアップいたします!