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認知症介助士とは
超高齢化社会を支える人材
高齢者の5人に1人! 認知症は「新たな国民病」
65歳以上の5人に1人が認知症もしくはその予備軍という時代。認知症は「新たな国民病」とも言われています。認知症患者は将来さらに増加することが予想され、医療・介護関係者だけではなく、多くの人にとって身近な問題となっています。
認知症はタイプもさまざま
そもそも認知症とは、さまざまな理由から脳の細胞が傷ついたりすることで働きが悪くなり、記憶障害などの症状を起こす症候群のことです。
一口に認知症と言っても、アルツハイマー型認知症、血管性認知症、レビー小体型認知症など、さまざまなタイプがあり、特徴も異なります。
認知症のタイプに応じて、どのような応対を行うべきかを知ることが重要です。
アルツハイマー型認知症 | 脳の中のさまざまな変化により正常な脳細胞がだんだんと減り、脳が萎縮することによって引き起こされます。 日本の80歳以上の高齢者の有病率は20%以上といわれています。世界でも一番多い認知症です。 |
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血管性認知症 | 脳梗塞や脳出血など、脳の血管が詰まったり破れたりすることで生じます。 かつて日本では認知症発症要因の第1位でした。現在は脳梗塞の引き金となる高血圧、糖尿病などの生活習慣病の予防・管理が向上したこともあり、認知症の患者数に占める割合は減少しています。 |
レビー小体型認知症 | アルツハイマー型と同じように、脳の変性疾患の一つです。 アルツハイマー型認知症、血管性認知症と共に「三大認知症」と呼ばれ、欧米ではアルツハイマー型に次いで多く、患者数は第2位を占めています。 |
認知症介助士は超高齢社会を支える存在!
こうした社会背景のなか、2014年に誕生したのが認知症介助士です。
認知症の方と接する際の心構えやコミュニケーションの取り方など、認知症の方への正しい応対方法を身につけることができる資格です。
例えば認知症の症状の1つに「過食」があります。カロリーの少ない、あるいは少量の間食を用意したり、別のもので興味を引いて気をそらしたりするなど、状況にあった適切な応対方法を学びます。
「介護」とは入浴や食事、排泄など生きていくために必要な日常生活の支援が中心のものになります。
一方「介助」は、加齢や障害によって低下するQOL(生活の質)を向上させるために必要な支援のことです。コミュニケーションの輪を広げたり、社会との関わりを持つために必要な行為といえるでしょう。
職場やご家庭で活かせる、一生モノの知識
学んだ知識は、病院や介護施設での業務はもちろん、ホテルや駅、デパートなど、多くの人と接する職場でも活用できます。
また、認知症の予防法を知り、実践することで、ご自身やご家族の将来の備えにもつながります。
あなたに向いている講座か相性診断でチェック!
高齢者の5人に1人が認知症もしくはその予備軍という時代。高齢者の方が偏見や差別意識を持たれることがないよう、おもてなしの心と介助技術を学び、超高齢社会を支えることが認知症介助士の役割です。
認知症への正しい対処法を学ぶことができるので、仕事で認知症患者と接する機会が多い介護の現場で働いている方や、不特定多数の来訪者の応対を行う接客業・サービス業に従事している方などにおすすめです。
ユーキャンの認知症介助士講座は、認知症介助士の認定団体である公益財団法人日本ケアフィット共育機構と提携しています。教材やカリキュラムは機構公認ですので、添削課題を提出し、最終課題(検定試験)で基準点を超えれば、認知症介助士の資格取得となります。
またユーキャンでは、認知症予防に関する副教材も充実しているので、高齢のご家族がいらっしゃる方にもおすすめの講座です。